私が高校受験を控えた中学3年生の時は家庭の貧乏具合は最悪でした。
私は当時、日本語⇔英語の通訳や翻訳をする仕事に興味があり、
在学中に交換留学でイギリスに滞在できる制度がある私立の高校への進学を希望していました。
その高校は自宅から電車やバスを利用する必要がありました。
当然、受験自体できるわけがないので早々と諦めました。
両親は進学するならお金がかからない公立高校に進学するのは当然という姿勢で、
私の考えや将来についてはどうでもいいという態度でした。
母親からは「市街地方面の高校に通う場合は交通費だけで3年間で○万円もかかる」「英語の勉強はどこの高校でもできる」とも言われていました。
自宅から自転車で20分ほどの場所にH高校という偏差値があまり高くない普通科の公立高校がありました。
自然とこの高校が志望校となり、後に母校となります。
周囲は、併願で私立の高校を受験するのが自然な流れでしたが、
父親は「どちらにしても行かない私立を受験してどうする?受験料自体がもったいない」と、
H高校の受験1本で進める話になっていました。
その前に「高校は義務教育じゃないから、進学しなくてもいい」と話もありました。
受験勉強も大変つらかった記憶があります。
冬に暖房がない北向きの部屋で勉強していましたが、手がかじかんでしまい鉛筆は持てませんでした。
部屋でスキップや足踏みして身体を温めながら、教科書を手に持って大きな声で読んで丸暗記作戦をしてました(笑)
↑人に見られたら最悪
このようなずっと寒い環境のせいか、慢性的な風邪のような症状がありました。
身体を温めることの大切さを自然と身につけることができた気がします。
英語のリスニング勉強のためのCDプレーヤーもありませんでした。
勉強のために安いものでいいからと購入を父にお願いしたところ、無視。
3歳下の弟が「MDコンポというものがクラスで話題になっている。欲しい。」と伝えたところ、即購入。
完全に兄弟差別。
母が食事の支度に時間がかかるタイプで、夕食はなぜか夜8時近く。
勉強時間のために6~7時の間に夕食が食べられるようにお願いしましたが、無視。
(自分で食事の支度をしたかったのですが、できない事情がありました。この話はまたどこかで。)
当時中学生の私は、親はどうしてこんなにも自分本位なのかと理解できませんでした。
収入がほとんどないことって私のせいではないよね?
お小遣いどころかお年玉もずっともらってないよね?
ご飯作るのが面倒だからって外食ばかり。自炊すれば節約できるよね?
私が時間もお金ももったいないから外食を断ると、キレてくるのはなぜ?
親より担任の先生の方が自分に寄り添って話をしてくれたので、感謝しています。
こういう自分本位の考え方は発達障害にはある特徴なのでしょうか?
今で言う毒親なのかもしれませんが、
自分が大人になってもどうしてそういうことになるのか理解できないことが多々あります。
自分も考え方や気持ちの持ち方について学ぶ必要があると実感しています。