† 寂蓮集 † 20110311~ -3ページ目

† Vt d[ai]ary #017 †

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日時:11/08/01
天候:曇
気温:23℃
場所:岩手県陸前高田市
   広田町久保11-2付近
内容:瓦礫の撤去
主催:岩手県災害ボランティアセンター
   (岩手県社会福祉協議会)
地図:Google http://www.google.co.jp/m/search?site=local&ie=Shift_JIS&q=%8a%e2%8e%e8%8c%a7%97%a4%91O%8d%82%93c%8es%8dL%93c%92%ac%8bv%95%db11-2
  :Yahoo! http://yj.pn/x-rGOx
 
 
 
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岩手県 1日現在
   死者  4617人
行方不明者  2164人
(行方不明者には死亡届の受理数を含む)
 
 
 
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陸前高田の市街地から米崎町~小友町を
抜けるとその先に広田町がある。
8の字状の広田半島の突端に位置する。
俳優村上弘明さんの出身地でもある。
半島をぐるりと一周道路があるのだが、
車一台が通れる程度のとても細い道。
 
広田湾の奥にあたる陸前高田市街地に
向かっていった津波のベクトルに対して
90度横向きに面している広田漁港。
その港の口を閉じるように防波堤が
築かれているせいなのか、それとも
若いコンクリートの色から比較的新しいと
思われる約3mの防潮堤せいなのか、
防潮堤の倒壊などの損傷はほとんどなく、
隣の小友町の悲惨さに比べると
町の被害もわりと少ないように感じた。
 
 
 
 
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一度バスから全員降りてしまったりと
作業場所がはっきりせずに遅れてしまう。
場所は広田漁港の南端に位置する
広田町漁港畜養さいばいセンター前で、
この施設はあわびの育苗をする施設。
 
内容はその周辺の瓦礫の撤去で、
久しぶりに大きなものが多かった。
場所には大きなトラックが横倒しのまま。
周りにはドラム缶大の浮きがついた
5m位の金属製の養殖のいかだをはじめ、
施設の設備や道具、蛍光灯、断熱材、
アルミ製骨組み、石膏ボードなどが。
隣の漁師さんの番屋のものだろうか、
畳や布団や家屋の木材が多かった。
それらに絡まったかたちであった
全長20m位の漁の網や縄が作業を阻む。
 
 
 
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作業場所では蛇がよく出るので注意をと
教えてくれた漁師の方とお話ができた。
 
漁師さん達は漁に出ることができず朝から
漁港に流れ着いた木材などを焼却したり、
網の補修もしくは製作をしていた。
時折パッーンと鳴る発砲したような音は
燃やしている地面のコンクリートが
爆発する音でとても危険なのだそうだ。
 
津波がきて波が引いた引き波の時には
湾口防波堤から50mくらい沖にある
赤い灯台まで海底が見えたという。
さいばいセンターの再開の見通しは
今のところ全く立っていないそうだ。
 
満潮になると岸壁から防潮堤の真ん中まで
潮が満ちてくるのだという。
確かに地盤沈下の影響で岸壁と海面は
たった50cmほどしかなく、
船も係留することができないないのだろう
港の中央に停泊してあった。
8月6日までは大潮で潮位が高くなる時期。
満潮と重なると地盤が低くなった地域の
浸水や冠水の影響も心配される。
朝には姿が見えてた防波堤や岸壁は、
帰る際には浸水していた。(写真3)
 
 
 
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見かけた救援
名古屋市生活衛生センター
(ハエや蚊の防除)
警視庁
 
 
 
♯♭
大槌湾の湾内にある蓬莱(ほうらい)島。
昨年4月に亡くなられた故井上ひさしさん
原作の『ひょっこりひょうたん島』の
モデルのひとつとされている。
 
津波によって陸と島とを結ぶ防波堤と
島にあった弁財天の鳥居と灯台が崩壊。
毎日正午、防災無線を通じて曲が流され、
4月29日には恒例のひょうたん島まつりが
開催されるなど町の自慢でもあった。
 
57本あったスピーカーは21本が流出。
応急処置で8本が海沿いに設置された。
町役場にあった音源も失われたため、
井上さんと親交のあったジャズピアニスト
小曽根真さんがテーマ曲をアレンジし
14種類の音源を町に提供。
そのうち5種類を正午に交代で流す。
1日正午、
津波で壊れた放送機器の整備が完了し
曲の放送も復活した。
 
♪丸い地球の水平線に
 何かがきっと待っている
 苦しいこともあるだろさ
 悲しいこともあるだろさ
 だけど僕らはくじけない
 泣くのはいやだ笑っちゃおう
 
 
 
♯♭
写真1は作業現場
写真2は広田漁港内
木材などを焼却している様子

† Vt d[ai]ary #016 †

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日時:11/07/29
天候:曇り時々雨
気温:27℃
場所:岩手県陸前高田市
   小友町 小ヶ口地区
内容:草刈り、側溝の泥あげ
主催:岩手県災害ボランティアセンター
   (岩手県社会福祉協議会)
 
 
 
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岩手県 29日現在
   死者  4614人
行方不明者  2269人
(行方不明者には死亡届の受理数を含む)
 
 
 
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濃い霧に覆われて、小雨のぱらつく
どんよりとした天候。
作業は昨日の続きとなった。
刈り払った面積はおよそ
野球グランド1面分に相当するだろうか。
『フィールド・オブ・ドリームス』の
トウモロコシ畑のようだ。
昨日の小屋の基礎も完全に撤去。
 
私は砂地の辺りを担当していたため
刈らずにどんどん抜いていたが、
ガラスが根に絡みついてきた。
バケツ4杯分位のガラスを集める。
 
震災による土砂の上に
震災後に生えたのだから当たり前だが、
表面の瓦礫をとり終えたところで
ほんの一部にすぎないと改めて感じる。
宅地や道路などはよいが、
安全な農地を取り戻すのは
かなりの時間がかかるだろう。
また、
安全な海岸や砂浜は一体どれだけの
年月がかかることだろうと思った。
 
 
 
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同じ班に耳の不自由な方が2人いらした。
『グリーンマイル』の囚人役に似た
オーバーオールのよく似合う方、
クリス松村似のピンクの似合う方と
ペアを組んで物を運んだり作業をした。
 
伝えたいことはだいたい大袈裟な
ジェスチャーでなんとか伝わったし、
筆談という方法もあるが、
作業中に紙とペンは難しい。
何度も参加されているみたいなので、
今度は少し手話を覚えて話してみよう。
 
 
 
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小友町は広田半島の付け根に位置。
南東方向(太平洋側)からと
西北方向(広田湾側)から
津波が押し寄せて合流。
本州側と半島の間は一時海になる。
波がひいたあとも通行が遮断され
孤立状態に陥ってしまう。
 
震災後3週間ほどで訪れた時も
小友が一番悲惨だと感じていたが、
VCの方も同じことをおっしゃっていた。
 
 
 
♯♭
盛岡に帰ると、
プリント入りのお揃いのTシャツを着た
たくさんの高校生がいた。
発着地であるマリオスでは、
全国高校総合文化祭の郷土芸能部門が
行われていたようだ。
当初は福島県で開催される予定だったが
震災の影響で岩手で開かれることに。
 
Tシャツには京都橘高校 太鼓部と
書いてあった。
京都ナンバーのバスで帰っていった。
京都まで何時間くらいかかるのだろう。
 
 
 
♯♭
写真1~3は小友町内
波が合流し貫通した地域
写真3は依然として行われている
警察による捜索の模様。

† Vt d[ai]ary #015 †

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日時:11/07/28
天候:晴れ
気温:26℃
場所:岩手県陸前高田市
   小友町 小ヶ口地区
内容:草刈り、側溝の泥あげ
主催:岩手県災害ボランティアセンター
   (岩手県社会福祉協議会)
 
 
 
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岩手県 28日現在
   死者  4614人
行方不明者  2271人
(行方不明者には死亡届の受理数を含む)
 
 
 
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作業は草刈り班と側溝の泥あげ班と
2つの班に分かれて行われた。
写真中央、依頼主さんの住宅の周囲、
手前にある空き地部分になる。
空き地部分は本来地主さん所有なのだが、
亡くなってしまい今回依頼したとのこと。
 
 
 
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草は雨や朝露で濡れていて刈りやすく
抜きやすい状態でもあった。
空き地の中央部分からは背丈以上の草。
鎌を2つも壊してしまう。
 
途中から一関からの教員の団体が合流。
男性陣は草刈り、女性陣は屋内清掃。
 
 
 
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鎌を壊すので午後から撤去隊へ。
20~30cmのコンクリートの基礎ごと
住宅の塀に流れ着いた6~8畳程の小屋。
屋根、壁、柱、梁など解体。
最後は基礎の部分も砕き始める。
 
 
 
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依頼主さんとお話をした。
ラジオから聞こえた津波の予想は3m台。
カメラと双眼鏡を持ち
高台(写真1~3撮影場所)へと上がり
港の様子を見ていたそうだ。
 
しかし、
波は3mどころではなく
高台を迂回し自宅方面に押し寄せる。
そこへ逆方向からの波がぶつかり合流。
するとそこは完全に海と繋がり水平に。
広田半島は島になったと言う。
 
十数軒あった近所の家は流され、
依頼主さんの作業所も流されてしまった。
近所の方も5,6名亡くなられたそうだ。
 
一連の写真を見せて頂いたが、
しぶきを上げ合流しぶつかる瞬間や、
目の前が外海と繋がっている状況は
とても恐ろしく印象付けられた。
 
依頼主さんは工務店を営む大工さん。
自ら扉などを修理なさっていた。
依頼主さんは内陸に新しい住まいを見つけ
ここに住むことはもうないという。
 
 
 
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見かけた救援
山口県警
日本赤十字 栃木支部
富山県災害ボランティア、
JAグループ(静岡、神奈川、東京)
 
 
 
♯♭
盛岡に帰ると、太鼓と笛の音。
誘われて音の方に行ってみると、
さんさ踊りの練習をしていた。
 
過去には太鼓で参加もしたものの、
恥ずかしながら15年以上見てもいない。
わからない踊りだったので第四か?
 
盛岡さんさ踊りは毎年8月1~4日。
「世界一の和太鼓同時演奏記録」として
2007年ギネスにも登録されています。
是非一度お越しください。
 
 
 
♯♭
写真は作業現場
写真1と2は28日、写真3は29日