突然ですが、本日の夜便でローマへ戻ります。

因縁のイタリアはどんな表情で、
アジア帰りの僕を迎えるのだろう?

4ヶ月間のゆるい空気の中で、
身も心も癒されたのか鈍ったのか、
いまいち再スタートの実感がわかない。

ヨーロッパに戻りまた少し旅再開まで、
グダグダと準備を整えようと思う。


まずは自転車をどう手に入れるか?


考えているプランが実行出来るまで、
おそらく一ヶ月はかかりそうだ。


まあそれも一興という事で、
本日の夜をもって番外編は終了。


明日からは春のヨーロッパを満喫する旅が始まるのだった。

$自転車世界横断!!TERU-TERU project-bangkok cafe
自転車世界横断!!TERU-TERU project-ノンキアウ04

ラオス北部の山岳地帯に静かに佇む村『ノンキアウ』へ来たのなら、
余計な思考を巡らせるよりも、目の前の自然に身を委ねるに限る。

ここで何かを急いでも、何かを欲しがっても意味が無い。

圧倒的な存在感を放つ自然の懐に抱かれるつもりで、
ハンモックにでも揺られて時間を過ごすのが良い。


バスの揺れで疲れた体を癒しながら、
延々と続く山のシルエットを眺めた。



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再びヨーロッパへと戻る日が決まり、
東南アジア滞在も残す所僅かに迫った。


バンコクに戻り旅支度を始めようにも、
4ヶ月も訛った体は想像以上に重い。


自転車の旅をコレからどうやって継続して行こうか?


まあそれはそれで何とかなるだろう。(多分)



再出発の予定もほぼ確定したので、
また近々ご報告します。

これからも、よろしくお願い致します。

箭内孝行

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砂のメコン川を工業機械が駆け回り、
砂煙がオレンジ色の薄い幕を張る。

赤茶けた砂の粒子は体中にまとわりつき、
埃にまみれたまま、埃をかぶった食事をとる。

静かに沈むはずの夕日は、地平線に落ちる事はなく、
濃い煙幕の中に飲み込まれるように消えて行った。

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タイvisの期限も切れそうであった為に、
再びラオスへと小旅行に出かける事にした。

ビエンチャンは数年前に一度訪れた事があり、
再び来るにあたってもそれなりの土地勘はある。

馴染みの景色や、メコン川の美しさも記憶に新しい。

以前訪れた時は、メコン川沿いに並ぶカフェでくつろぎ、
世界的にも最も規模の小さな「首都」に相当する街で、
地味ながら静かな情景の中、メコンに沈む夕日を眺めた。

特にやる事もないビエンチャンにおいて、
夕暮れ時はスペシャルな時間である。

しかし現在は河川の工事が始まり、
ビーチを新たに作ろうとしている。

乾期である現在は河の水が激減し、
その間に一気に工事を進めているようだ。

韓国とラオスの共同事業らしく、韓国国旗がたなびく。

完成すれば観光客も現地の人も利用する場所になるだろう。

欧米人観光客が激増しているラオスにおいて、
1年後にはここも有名な観光名所へと変貌し、
大きな経済効果も期待出来のかもしれない。

しかし、覚えていた自然の姿が失われ、
全く想像だにしない景色へと変わる様は、
創造よりも破壊を連想させて止まない。

かつての河底に立ち、そんな様子を眺めると、
叙情的な気持ちに恐怖心が混ざる。

世界的に開発が急激に進む中で、
同じ様な光景は何度も目にした。

良い事なのか悪い事なのか、それはまだ分からない。

失われる自然を目の当たりに心中は複雑だが、
メリットとデメリットの天秤はまだ揺れており、
最終的に答えが出るのには長い時間が必要だ。

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黒煙を上げ、砂埃を巻き上げる機械にまぎれて、
何人かのラオス人もメコン川の夕日を眺める。

草が生い茂り、河の水が満ちあふれていた
かつてのビエンチャンを流れるメコン川の姿は、
もう記憶の中でしか存在しないのだろう。

そんな事を思うと、現在の変わりゆく姿もまた、
しっかり記憶しておこうと思うのだった。


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↑以前のビエンチャンのメコン川。

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↑これからラオス北部へと出かけます。
バンビエン、ルアンパバーンは以前に訪れたので、
長居せずに更に北へ北へと向かいます。