​ある日の戸棚の上


 

  在宅勤務11年

 

こんにちはニコニコ

 

2022年に、ヘーベルハウスで家を建てたRenです。

自己紹介はこちらをどうぞ。

 


先日、書斎をつくるなら、


書斎は何のために必要なのか

書斎はどのような要件を満たすべきなのか


これがハッキリしないと、ムダなスペースになったり、必要な設備が足りなかったりする、と書きました。



ただ、これは注文住宅を建てる時だからこそできることです。


私は、11年程前から在宅勤務のある会社員です。


家を建て替えたのは2022年11月で、それより前の9年程は、半分共用スペースで働いていました。


建て替える前の家は、ピアニストがグランドピアノを2台、2階に置くために建てた家で、中古で入居しました。


30帖程のスペースで、20帖分くらいが勾配天井からの吹き抜けでした。


入居した際、両端の7帖ずつぐらいをパーテンションで区切り、真ん中をリビング、右は会社員①、左を会社員②(私)のスペースにしました。


しかし、3階への階段の場所などの都合で、私のスペースは完全には区切れず、デスクはリビング側にありました。


当初、会社員①は在宅勤務全くゼロだったので、それほど問題はありませんでした。


それが、感染症のステイホームで在宅勤務が始まり、ウェブ会議など、お互いの仕事の音が気になるようになりました。


特に私のデスクは、パーテンションの内側ですらなかったし、吹き抜けなので響きます。


そう、ピアニストは響かせたくて、勾配天井からの吹き抜けにしたのだから泣き笑い


それで色々、工夫しました。



  1️⃣ デスクの向き


お互いのデスクは、背中合わせになるようにしました。


会社員①は南向き、私は北向き、と言う感じです。


音は直進するので、これだけでもウェブ会議等のうるささが違います。


リビングのような共用スペースで仕事をするなら、家族の生活スペースに背を向けるだけでも、マシになります。



  2️⃣ カーテン/スクリーン


さらに音漏れを防ぐために、布を活用しました。


私は背中側にカーテンをつけました。


完全に防げないまでも、防音カーテンも売っています。


会社員①は、場所的にカーテンをつけたり、突っ張っり棒を使うのも無理でした。


なので背中側に、自立するプロジェクターのスクリーンを、立てました。

邪魔な時は丸めておけます。


これらは音を防ぐという点で、かなり効果を感じました。


また画像付きの会議なら、もちろん目隠しにもなり、家族がうっかり横切っても大丈夫です。



  3️⃣ もちろんイヤホン


音は家庭内だけで発生するのではなく、ネットや電話を通して、家庭外からも届きます。


案外、使わない方も多いようですが、共有スペースで働くなら、ウェブ会議にイヤホン/ヘッドホンとマイクは必須です。


イヤホンをつければ、会議参加者の声が家族には聞こえないので、それだけで家族のストレスが減ります。


また、マイクを適切に使えば、家族の生活音が会議参加者に筒抜けることも減らせます。



  4️⃣ 予定共有


ウチには高齢の親もいます。


建て替え前は、1階のDKか和室にいることがほとんどでしたが、それでも上がってくることもあります。


毎朝、ウェブ会議の予定を共有し、お互いのストレスを減らすようにしました。


少しぐらい音を立てても大丈夫な時間帯がわかるだけでも、気が楽になります。



2年程このような過程を経て、家を建て替える機会に恵まれ、それぞれが個室の書斎をつくるに至りましたニコニコ