いつも日々の生活に追われて、最近は本もあまり読み進められなかったのですが、今日は久しぶりにひとつ本を読み終えました。


近くの図書館で勧められて借りた、倍賞千恵子さんの本です。

我が家の中で、この夏観ていた映画「男はつらいよ」シリーズの主演、寅さんの妹さくらさん役の女優さん。その演じて、歌い続けてきた人生の途中出会った人とご自分の事を綴ったエッセイでした。

私は、18歳の調理師学校へ通っていた頃、先の人生に対しての不安を埋めるためか、よく先人たちの自伝やエッセイを読みあさりました。

今、こうしてまたある人の生き方を覗いてみると、またその頃とは違った気持ち、ゆったりと読み進められて、少しは大人になったのかな、とも思えたりします。




本の中で印象的だったのは、
48作も続いた映画「男はつらいよ」のさくらさんを演じる時でも、何度回を重ねても毎回撮影の初日は緊張をして、
倍賞さんは、鏡の前で「さくらになぁれ、さくらになぁれ!」とおまじないをかけていたというお話でした。

その気持ちわかるなぁ。
私も何度もいったお仕事の現場でも、毎回が真剣勝負。いつも撮影が終わって包丁をケースにしまい終えるまで、帰りの電車にのってイヤホンを耳につけ音楽をかけるまで緊張していました、
それは何年経っても。

撮影のお仕事は、毎回の評価で次へと明日へと繋がるか否かが分かれるので、よく夢にも仕事している自分が出てきました。



今は、出産してそこまでそういった夢は減ってきましたが、代わりに抱っこ紐で子供も抱えて歩く私を、色んな人が追い越し通り過ぎる場面も時折夢にみます。

未だに夜中の授乳で何度か起きるからかな、眠りが浅いと、人は夢ばかり見た気になるようです。



今日読み終えた本。
終わりに。という括りでは、過去を振り返るのがあまり好きではない倍賞さんが、この本を書き留めることで、今までの人生での人との出会いや作品との巡り合わせを、しっかりと思い留めていて、自分の中で切り捨ててはいなかったんだな。と感じていらっしゃいます。


「過去を捨てたと思っても、過去は追いかけてくる」とは、映画マグノリアの一節ですが、私は毎回の習慣や想いごとの集積が、人をつくっていくものと感じているので、今日読み終えて、ひとつひとつ大事に積み重ねてきたような倍賞さんの生き方は素敵だなぁと嬉しくなり本を閉じました。




実家の母から、先日たくさんの栗やサツマイモが送られてきました。

嬉しくて、さっそく栗をむき始め…と、何度もたくさんあるので子育て中はなかなか大変な作業でした。

だいぶ子供と格闘しながら何とか1キロちょっとむき終えて、半分は栗ごはんに。

鬼皮を剥くのが大変だからこそが、余計に美味しく感じます。





翌日は、渋皮を残して剥いた栗を渋皮煮に。



重曹で何度も茹でこぼし、アクを抜いて、最後にお砂糖でこっくり煮含めます。



子供がまだ寝ている隙になんとかアクぬき出来て、ほっとしました。







ほかにも、サツマイモも一緒にごはんに炊き込んだり、秋は美味しい味が続々で大好きな季節だな。





とっても嬉しい花束は、頂いたら、まず水切りして少し花を休ませてから飾ります。



花束にして運ばれている間、少なからず花に無理をさせているので、そうしてから飾ると少し元気になる気がします。




以前頂いた花や葉は、綺麗なうちに取れてしまった時は、花の本に挟んで押し花にしてとっておく。
そうして、また開くとタイムカプセルのようにその時のことを思い出してまた嬉しくなります。





時には、出かけ場所のパンフレットや、食事したところのメニューやお品書きに挟むとなお楽しい。



私の小さな楽しみの一つです。
先日は家族で湖まで出かけました。




すっかり雲の模様も秋です。



私は湖へ行ったことがなかったので、とても嬉しかったのですが、たくさんまわったそれぞれの湖はみんな雰囲気が違うのが面白かったです。





ハーブ園のラベンダーソフトクリームも爽やかでした。




ちょうど日の入り前の時間帯に、少しお散歩出来たのがとてもいい時間を過ごせました。





他にも、忍野八海へ連れて行ってもらったり、






綺麗な川の水に感動しながら、たくさんの観光客に混ざって私も楽しみました。


まだまだ渋滞すると子供を連れての外出は大変な時も多いですが、今まで仕事ばかりで旅行はほどんどしていなかった10数年間だったので、この子育て中の時間を大切に過ごしています。
先週は、近所のパン屋さんで頂いたレシピを使って、初めてバスク風チキンを作ってみました。



この料理は、フランスの南西部の家庭料理です。


スペインに面している地域とあって、パプリカやトマト、生ハムなどを使う料理のようですが、私が今回使ったレシピは、オリーブを入れたり生ハムは省いたりとそのお家流のアレンジがされていました。


いつも初めて作る料理の時は、何通りかのレシピを見比べたりどんな料理かを確認するので、他にも本棚にあった家庭料理の料理本を参考にもしました。





いつも、料理本は参考にするためというよりは、ただ見るのが好きで、装丁やお写真、内容を楽しんで見ています。それでも初めて出会う料理の時はいつも私の力になってくれる嬉しい存在です。

本を選んでいる間、レシピカードの箱をひっくり返して子供に散らかされてしまいましたが。。




骨つきの鷄もも肉からたっぷり旨味の出た煮込みになり、薄く味を調整したチキンを息子ももりもり食べてくれて嬉しかったな。




最近、近所の公園では、秋の柔らかくなってきた太陽の光で、切り株から新芽がたくさん生えていました。

なんだか王冠みたいでかわいいな。




植物も、この夏の猛暑から少し離れてホッとしたのか、新しい芽が出るようになっているようです。




我が家のハーブのひとつ、セージの根元から、ある朝ニョキニョキと黄色いキノコが生えてびっくりしたり、👀

伸びすぎたアメリカンブルーは、少し枝切りしたら、栄養が回るようになってかよく花を咲かせるようになって嬉しい朝。




最近、夕食づくりの時間に追われる日のおかずと付け合わせは、一度に鉄のフライパンで焼き付けるようになりました。
この方が、お互いの味がまわって美味しい気がしています。


最近、授乳中に少しづつ読んでいる食卓マナーの本で少し心に留めておきたい事がいくつかありました。



食事のふるまいは、誰のためにあるのでしょうか。


本の中で、一緒に食べる人への思いやりがあれば食べ方も普段から気をつけられるという点も触れられています。




ちょっとした事ですが、和食はそれぞれの料理のバランスを考えて献立を作るので、ひとつの料理だけを集中的に何口も食べるのは「一点食い」といわれマナー的にも良いことではなかったり。

箸を逆さにして、箸の持ち手で取りばしにするのも「逆さ箸」です。

手で料理を受ける仕草をしながらの手皿もマナー的に良くありません。
ちょっとした事が他にもありますが、私は、堅苦しく食べるわけではなく、一緒にいる人や自分が楽しく食べるための日々の習慣が大切だと受け止めています。


食事の最中に肘をテーブルについて食べることも日本ではマナー違反です。

子供の頃、私はこの肘についていつも父に注意されました。
大人になって、食べ方に色々と教えられて本当に良かったと思うふしが何度もありました。
レストランへ勤め初めて、勉強にと思い自分でも色々なお店を食べにいきましたが、周りの人へのマナーももちろんありますが、食事は、自分自身が普段から食べ方を知っているととても気持ち良く美味しく頂けます。





好きな国への旅行へ行く人が、もっと楽しむために外国語を勉強したりするのに少しにているかもしれません。

食べる事が料理する以前に大好きなので、少しづつもっと深く知っていきたいな。

先週末、近所のお祭りに家族で行きました。

去年は、里帰り出産前で、自宅を離れる前の楽しみにしていたお祭りが雨で中止となり悔しい思い出となっていたので、今年は予定通りの開催にとても嬉しかったな。



カラフルな屋台の商品や賑やかな太鼓の音色、お神輿担ぎの掛け声に、初めてみる息子も興味深々の様子で楽しそうでした。



お祭りは、地域の活気が嬉しい行事。





また来年もその次の年も、ずっとずっと続いてくれると嬉しいな。






段々と秋の気配を感じて、毎日のごはん作りも少し初秋のメニューへと移ろいます。

先週は、久しぶりにグラタンを焼きました。

夕食時は子供がよく泣いてなかなか料理に集中できないから、市販のグラタンセットでも買って行こうかな、、と買い物中に思ったりもしましたが、手作りソースの方が美味しく出来そうなのでやめました。



バターで玉ねぎをよく炒めて、ホタテとエリンギも加え、小麦粉を加えてから牛乳を加えれば、ダマになりづらく失敗なしのホワイトソースをまとった具があっというまで出来あがり。

昨日下ゆでした里芋をくわえて、パスタと混ぜて、チーズをのせてこんがり焼きました。




急いでいるときは、予熱なしでも短時間で焼けるグリルを使う事か多いです。




いつもと違う思いつきグラタン、好評で嬉しかったな。




少し隙間の時間に、炊飯器でまたケーキを焼いたりもしました。




おみやげマカロンも小さな嬉しい時間です。

慌ただしい一日を終えて、少し甘いものを食べながらの時間がまた頑張る気持ちを運んで来てくれるようでした。
昨日は昼間に区役所へ行ったりして色々と現実を知り不安な気持ちになってしまいました。




まだまだ私の住む街では保育園の入園は厳しい状況のようですが、前向きに毎日過ごしたいな。

例えばひとつの保育園につき130名以上も希望があっても入れるのは9名程だったり、もちろん住む場所によりますが、あまりにも3歳未満児の母親は条件が揃わないと子供が預けなれないのは働く女性に対して厳しい国です。



夜は、気を取り直して夏の旅行でおみやげにかっただんご汁をつかって夕食を作りました。




だんご汁とやせうまという郷土料理。
お出汁は、こちらもおみやげの福岡の茅乃舎さんの焼きあご入りお出汁を使いました。

だんご汁は、かぼすや柚子胡椒で頂くのが大分流とのことなので、試してみたらまた味の変化がついて美味しかった。




根菜の多い汁物なので、味を薄めて息子にもあげたら良く食べてくれたので嬉しかった。



これからも、少しづつ旅行先で出会った味を作り覚えていきたいです。