ほんとは「マレフィセント」を借りたかったんですが売り切れで
同じく新作レンタル中の「クリスティ」とどっちにするか迷ったのですが、サクっと見れそうなコチラにしました
アメリカ合衆国の片田舎に位置する小さな町シルバートン。その日、高校の卒業式を迎えた教頭のゲイリーは、竜巻の注意報を受けたことで式の延期を校長に訴えるが、その提案は却下され、予定通り式は執り行われることになった。だが、これまでに無い大規模な竜巻が学校を襲い、式の参加者はパニックに陥る。何とか生き延びたゲイリーは、長男のドニーが町外れの廃工場にいることを知り、次男のトレイと共に助けに向かうのだった。
一方その頃、巨大な竜巻を追い、その姿を撮影することで生計を立てている「竜巻ハンター（ストーム・チェイサー）」のチーム「タイタス」も、シルバートンの町を訪れていた。彼らは巨大竜巻を撮影することに躍起になるが、メンバーの一人である気象学者のアリソンは、この竜巻がこれまでに類を見ない超巨大なものであることを解明する。
超巨大竜巻により、壊滅的な被害を受けるシルバートンの町とその住民達。ゲイリー一行は「タイタス」チームと出会い、成り行きから行動を共にすることになる。
レビュー制作費僅か50億円というこの作品。
同じ感じの作品は大体100億円前後かけられています。
日本だけでも公開初土日で10万人以上を動員したヒット作なんです
個人カメラ視点と、神様カメラ視点を使うことによって、より場面場面に臨場感が生まれていました
しかし、逆にそれが仇ともなっている作品
少し前に流行った、個人撮影映画のように手ぶれがひどく酔うようなことはありませんが、切り替わりが激しいのでどの目線かよくわからなくなる時があります
無駄にVFXを多様していないので、リアリティーに関しては
セットも実にリアルで俳優陣も世界に入り込んでいる感じがして、観客側もすんなり世界に入り込むことができます
どちらかというと、竜巻がメインというより、人間ドラマがメインの映画。
幼い子供を祖母に預けている気象学博士のアリソン(プリズンブレイクのサラ)や、父子家庭であまり上手くいっていない親子3人、竜巻の撮影に人生をかけるピーターの生きざま。
その他キャストにもそれぞれのストーリーが読み取れる作品でした
ただ、新規でキャラクターが登場する際に、名前と職業などが出るのですが、字幕で見ているからか、読めない
字幕を読んで映像を見て、紹介を…消えちゃった…ってのが何度かありました
あとは、予告でお馴染みの巨大竜巻ですね
何度か竜巻がタッチダウンする場面があり、ファイアーストームも描かれます。
竜巻の驚異にさらされ、興奮する場面も少なくありません
そして最後の竜巻が4つ合体して、巨大な竜巻に。
ジャンボジェット機なども巻き上げられ、風速が120m以上にもなる設定
ピートが乗る、竜巻撮影用の特別車も巻き上げられるのですが…正直拍子抜けです
いや、映像もしっかりしてるし、キャラクター目線なので臨場感もあります。
十分に満足できるのですが…彼らが最後に逃げ込むのが「土管」の中。
それまで、竜巻の近距離から車で逃げたり、走って逃げたり吸われそうになったり、実際に吸われたりというシーンが多かっただけに、この最後の竜巻
直接驚異にさらされるシーンよりも土管の中で吸われていくシーンが多くなっているので、最後のシーンとしては「どうなんだろ…」という感じでした
それでも、まとまりとしては非常によく、人と人との想い、繋がりが描かれていて、満足できる作品でした
日本でも近年竜巻や地震、津波、噴火、異常気象と自然災害に特に悩まされています。
災害時にはコミュニティがいかに大事かを教えられる作品でした。
今回のレビューはいかがでしたでしょうか。
一応批評として書いているので冷静な視点で評価したつもりですが、作中に出てくるyoutubeアップバカは評価カットしました。映画としていいアクセントでしたが、個人的に好きになれなかったので
とても良作だと思いますので、年末年始のお供にいかがですか
次は、もうマレフィセントを押さえていますので、近日中に更新予定です
一度劇場で観ていますが、復習してから書きますね
