こんにちは。
今年はしょっぱなからなかなか更新ができず今回も気づけば3か月もあいてしまいました。
さて本日7時58分大阪北部で震度6弱の地震がありましたね。
犠牲者の方、心よりご冥福をお祈りいたします。
ニュースを見てから心配でいつも仲良くしていただいている兵庫県の不動産協会青年部長さんへメールさせてもらいました。
幸い神戸の方は大きな問題もなく無事でしたし、グループLINEで大阪の不動産協会青年部の方も無事と連絡があったことを教えていただき安堵しました。
近年、地震大国日本では全国各地で地震が頻発しております。
先日の群馬県渋川市の震度5弱の地震もそうですし、我が長野県栄村も先日地震がありました。
これからも東海から四国にかけての南海トラフ地震や関東地方の地震の予測など大きな地震の予測もあり、
我々は常に地震と向き合いながらの生活をしていかなければなりません。
建物においては日本には「建築基準法」という法律があり、我々建築士はその法律を基に設計を行い、構造種別・規模によってはより専門的に物件扱う構造設計一級建築士に依頼して設計をし、その先の確認申請にて法適合を確認していただいて建築されています。
だから建物は絶対安全!!というわけではないのです。
中古住宅を購入・あるいは売却された方は耳にしたことがあるかもしれませんが一般に昭和56年以前と以後で建物の取り扱いが大きく変わっています。
この「昭和56年」というのは昭和56年6月1日に耐震に関する法律が大きく改正され、昭和56年以前を旧耐震基準、56年以降を新耐震基準と呼ばれています。
じゃあその基準なにが違うの??ってところですが簡単に表現をすると地震の規模に対しての倒壊に関する考え方が違います。
旧耐震では「震度5程度の地震で倒壊しない」といった基準
新耐震では「震度5程度の地震でほとんど損傷しない」「震度6以上の大規模地震で倒壊・損壊しない」といった基準
と分類されているのが一般的です(厳密にはもっと細かいですが大きく分けてこんな感じです)
現在新築されている方はこの新耐震基準をベースに改正されている建築基準法の基で建築されているので、理論上は上記のとおりになりますが、地震の種類や地質的な違いなど様々な条件により倒壊あるいは大きな損傷があるかもしれません。
また築38年以上のお家にお住まいの方、あるいは同程度の中古住宅を購入されたお家は当時の旧耐震基準ベースに確認審査を受けているので現在のお家に比べると倒壊の危険があるかもしれません。
一概には言えませんが阪神大震災や熊本地震での統計では旧耐震基準の建物が多く倒壊・損壊していたと聞いています。
それでも住めないわけではありません。
きちんとした耐震補強を行い、建物バランスを整えれば倒壊の可能性は下がります。
こういう機会に建ててくれた設計事務所や工務店さんに相談してみるのもありかもしれません。
弊社でも耐震リフォームの相談、設計、施工を行っていますのでお気軽にご相談ください。
大阪で被害にあわれた方の一日も早い復興を願っております。
話は変わりまして3ヶ月報告できないでいた新築物件は5月28日に無事引き渡しが完了しました。
後日またアップしたいと思います。
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