我が家は狭い土地に建つ３階建て。しかも旗竿地という特殊な土地に建っています。
また、都市部ならではの北側斜線という制限があります。
隣地の日照を遮らないため、２階から３階の屋根が勾配しているんです。
建坪８坪。収納を作ると部屋が狭くなるので極限まで収納を減らした間取り。
あれもできない、これもできない、マイホームに描いた夢はことごとく打ち砕かれ、制限だらけの家づくり。
まず、住宅購入時の最初の決断は
①夫の職場から近い場所に予算内の狭い家を建てる。(子供も同じ学区内)
②夫の職場から遠いけれど同じ予算で広い家を建てる。(子供を転校させる)
ということ。
夫も私も即決で①でした。
私は生まれも育ちも東京。両親も祖父母も東京生まれ。
今の地域でコミュニティが既に出来ていたし、家族付き合いも多く、子ども達も近所にたくさん友達がいます。
夫はある職業に就くために、単身山形から上京してきました。
今は希望通りその職業に就いていて、転勤はありません。
そして夫は通勤が楽なのが希望です。
どうしても今の地域に家を建てたい！と強く思いました。
そんな理由から①番を選択後、戸建てかマンションかで迷う事になります。
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不動産を探し始めて2年が経過したころ、希望の場所に予算内の土地が見つかりました。
家からスーパーやコンビニまで３０秒、駅から近い便利な場所です。
でも、東京２３区内はとにかく土地が高いんですよ。
敷地は必然的に狭小となりました。
ということで私たちは、３階建ての狭小住宅を建てることになったのでした。
私は住宅を購入してから整理収納を学び始めました。
元々片づけやインテリアに興味があったことも手伝って、生活動線が複雑で収納の少ない３階建てを、どうにか快適に過ごせないものかと試行錯誤を繰り返しました。
動線が複雑になるからラク家事を考えたり、収納に収まらないからモノを少なくしたり。
狭い家はモノが増える最大の抑止力になっているということにも気づきました。
この家に住んで、身をもって体感したことは、どんな家でも自分の住みたいようにいくらでも変える事が出来るということ。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリストの資格を取得した私は、今はお片づけサポートの仕事もしています。
今年は書籍も出版しました。
狭小住宅３階建てに住んだことにより、私の人生が変わりました。
一見、マイナスに見える要素も、違った角度から見てみると新しい世界を発見できるものです。
狭小３階建ての家は、私にとっては整理収納の研究材料。
夫が片づけられない、捨てられないのも研究材料ですからね＾＾
マイナス面ばかりを嘆いていても何も変わらないんです。
すでに自分に与えられた素晴らしいことに気がつかなくちゃ。
どんな状況でも、理想の暮らしは自分で作れるんですよ。
ではまたね
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