あの事件があった9月は
もがき続けた1ケ月だった
苦し過ぎて苦し過ぎて
Hくんに既婚と告げないまま
ずっと騙していたのだから
仕方ないのないことだけど
ホントは結婚してるの
ずっと言えなかった
え？⋯⋯⋯
あの日最後の最後に伝えた時
驚いて絶句していたHくん
ずっとずっと耳に残ってる
そして⋯最大の後悔は
カナリアが突然居なくなったから
以前振った女に5月に連絡取った
カナリアとあんな事になったから⋯
相手の女性に確認したんだ
はい、5月に連絡きました！
一度振られたのも本当です
今は同棲してます！
カナリアさんとカレは
別れてからも連絡してますよね？
もうやめて欲しいんです
なら5月にわたしが離れなきゃ
こんな事になってなかった
違う未来があったの？？？
会いたいから今から来て！
そう言われた5月のあの夜も
海外出張行く前の6月
あの時のあの瞬間も会いたいって
帰国した7月も⋯連絡きてたのに⋯
でもわたしは行かなかった
あの日駆けつけていたら⋯⋯⋯
わたしを選んでくれてたの？
彼女と結婚なんてしなかった？
身勝手な後悔だよね
わかってるけど悔やんだよ
実はあの事件のあとも
カレの彼女から連絡があり
彼女といろいろ話したの
彼女もバツイチ子持ちだった
なんだ、そうだったんだ！
ならわたしで良くない？？？
いやだからさ、、、そうじゃないね
彼女はわたしには無いものを
ちゃんと持っていたんだと思う
少なくとも今の現実が答えだから
カナリアの存在を知ってたから
強気にスマホ見せろと言えて
連絡してる他の女も全て調べ
全員連絡先を切れと言えたんだ
位置情報も共有し束縛するけど
尽くすし全て受け止めると
心がとても強い女性だった
Hくんもわかってたはず
全て覚悟して決めた結婚だから
それくらい本気なんだろうね
一流商社マンが選びそうな
そんな女性では無かった分悔しかった
『Hくんの母親は毒親なんです
カレは幼少期愛情不足で⋯
でも責任持ってカレを支えます
カレの両親からは
結婚反対されてるけど結婚します』
嬉しそうに語られたよ
選ばれた女性が羨ましかった
はぁ～わたし性格悪いな
強い後悔の念が渦巻いて
彼女と幸せになるのがイヤで
生霊飛ばしてたのかもね
ホントにだるくてだるくて
こんな気怠いのは人生初で
そんなこんなで
ダルダルで仕事行ってたら
会社のプリンター突然壊れたり
入力したデータがあり得ない数値に
書き換わってたり
最終的にシステムエラーまで
なんならさ
バイト先の給湯器まで壊れたよ
これさ笑い話にしてたんだけね
Jくんがぼそっと
『それカナリアのせいかもよ！』
って冗談ぽく言ったの！
『えっ、わたしのせい？笑』
笑おうとして意外に図星かもと
1ケ月異常に病んでたからな
スピリチュアルって興味ないけど
やっぱ人間の念って怖いからね
ついには何もかもイヤになってきて
１日中寝て何も考えたくない日も
いま思えば鬱みたいな感じ？
仕事辞めたいと強く思い始めて
『ママ最近めっちゃ体調悪いし
仕事辞めるか迷ってる』
『ママはめんどくさがりだから
仕事辞めたら一気に老け込みそう』
『だよねー、老けたくないわ』
娘とそんな会話した翌日にね
職場で仲良くしてる男性が
ふざけてわたしを盗撮してたの
見て、カナリアさんが
めっちゃ良く撮れてるよ！
スマホ見せてきたんだけど
誰これ？わたし？？
可愛いいじゃん笑
めっちゃ楽しそうに笑ってた
本物より良く撮れてただけ！笑
でもちゃんと笑えてる！
ムリしないでも笑顔だった！
わたしきっと立ち直れる！
そう思えてきた瞬間だった
職場は男性率8割以上だから
声かけてもらったりとかあるし
そういう適度な刺激も
自分が老け込まない為には
良い環境なんだと鼓舞して
辞めたい気持ちは無くなった
そして失恋から立ち直る為に
9月末の秋晴れの日に
東京大神宮に
ひとりで行ってきたの
今の苦しさから抜け出したい
この闇から解放されますように
復縁や新しい出会いは願わない
だから⋯だから⋯だから
全て忘れさせてください🙏
初めて必死でお願いしたんだ
てか今年新年初詣で
おみくじひいたら大吉だったんだけど
今年は何かとキツイ事多くて
しかも大失恋しちゃったしね
アメブロ歴15年くらいやってるのかな？
あの頃はJくんの事で悩んでて
たくさんみんなから励ましてもらって
やっとやっと結婚出来たのに⋯
いろいろ考えるべき時がきたから
Hくんから離れる決意したのに
大失恋とか⋯はぁ～情けないよ
辛く苦しい9月がようやく終わり
10月になっても
体調はずっと悪いままでした
しかも風邪ひいて体調悪化
メンタルもますますドン底に
東京大神宮で買ったお守り
スマホにつけてみた！
肌身はなさず持ってたら
何か変わるかなーって
前向きでは無いけれど
後ろを向くのはやめなきゃって
やっとちょっと思えるように
そこまで行くのに1ケ月半
キツかったー