チェコに行ってきました。
まずは第二の都市ブルノへ。
ハンブルクから初めて夜行列車を利用して出発。
小さい小部屋に無理やり6つベット(というと語弊があるくらいですが)が設置してある狭い車内。
3段を2列。
それぞれ起き上がると頭を打つくらいの高さしかありません。。。

正直もう利用することはないかと思われます・・・。
プラハで乗り換えて約3時間。
ブルノに到着。
すごくきれいな街でした!
しかも物価がめちゃくちゃ安い!
ドイツの約3分の2くらい。
同室で仲良くなったジュネーブから来てる子は、
半額以下だととても喜んでいました。
自由広場にて。
ヤナーチェクの家。
中にはヤナーチェクが弾いていたピアノ等があるらしいのですが、
ブルノに来たのは先日開催されていたヤナーチェク国際音楽コンクールを受けるため。
結果は残念ながら予選通過ならずでした(_ _。)
最初の課題はエマニュエル・バッハの無伴奏ソナタとカルク・エラート。
バッハは考えて練習してきたことが出来たと思うのですが、
エラートでミスを連発してしまい、終了。。。
講評ではやっぱりエラートのミスは痛すぎたとのこと。
あとはやっぱりもっと説得力のある音色で演奏しないといけない。
でもバッハは審査員の先生みんなから高く評価していただけました。
今回それだけが救いです。
それでもやはり結果は結果。
今回は京芸の恩師が審査員に来られていて、
成長したところを見てびっくりしてもらおう!という作戦で
受けることを知らせずにのりこみました。
結果、不甲斐ない演奏に終わり、
そして実はあと0,8点で合格だったということもあり、ただただ悔しさが残ります。
(このコンクール、全員の点数が貼り出されます。こっそり教えてくれたらいいのに・・・)
高校生の時からお世話になっている先生なので、
講評も何を言われるかだいたいはわかっていたつもりでしたが、
厳しい評価の中にも一言一言が温かくずっしりと重くて、
先生のもとを離れてドイツに来てから
私が何をどう頑張ってきたのか、
結果が出ない中でも、数分間の演奏の中からくみとってくれた先生の言葉に、
話し終わってから涙、涙。
30にもなって予選で落ちている場合ではないのですが、
まだ受けられるコンクールがなくなったわけじゃない。
これからも挑戦し続けようと思います。
今回のコンクール、何よりも公式伴奏者だったピアニストお二人が、
何者!?っていうくらいめちゃくちゃ上手かった( ゚Д゚)
恩師とも後から、世の中にはあんなすごい人もいるんや・・・と話したくらいです。
こんなにすごい演奏家がいると目の当りにすると、
気が遠くなると同時に、音楽にただ純粋にわくわくして仕方ない気持ちを取り戻すことが出来ます。
とにかく!また頑張ります。
この後はプラハへ。
初めてのチェコだったので観光して帰りました。
続きます。