現代&バロック | toi♪toi♪toi

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Flute永野伶実の日記

今日は友達と企画した本番でした。

とても貴重な経験となるコンサートでした。


同じ学校でバロックオーボエを専攻している友人との企画。

彼は日本の大学をモダンオーボエで卒業していて、

お互い両方の楽器を学んでいることと、それぞれの作品をその時代の楽器で演奏できる奏者になりたいという目標があり、

ずっと前からモダンとバロックと両方の楽器で一緒に演奏会ができればいいねと話していて、

今日やっと実現しました。


今日のプログラム。

José Pla (1728-1762) : 6 Sonatas for two German Flutes or Violins Ⅱ
N. Skalkottas (1904-1949) : Concertino for Oboe and Piano Accompaniment
G. Ph. Telemann (1681-1767) : Trio Sonata F-dur TWV42:F
L. Berio (1925-2003) : SequenzaⅠ
F. Couperin (1668-1733) : Les Nations, Troiséime Ordre
M. Dring (1923-1977) : Trio for Flute, Oboe and Piano


バロックと現代が交互になるようにプログラムを組みました。

楽器の持ち替えは思った以上に大変・・・。

息の流し方がうまく切り替えられなかったり。

でも必ず次に生きる経験になりました。


プログラムを練って、チラシが完成し、ピアノとチェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバの素敵な共演者も見つかり、

リハーサルも充実していて、すべてなんとかうまくいっていたのですが、

今朝になってコンサートホールにチェンバロがないことが発覚(T▽T;)

通常チェンバロを使うときは1週間前までに予約が必要だったらしく、

そんなこと全然知らなかった私たちはホールにいつもチェンバロがあると思い込んでいて。

結局チェンバロを弾いてくれる子が朝一緒に事務に行って、担当の人に電話して・・・としてくれて、

なんとか運んできてもらうことができました。゚(T^T)゚。

その子には感謝してもしきれません!


演奏中の写真を撮ってなかったのですが、

聴きに来てくれた友人が撮ってくれていたので拝借!

ありがたやー(>_<)




この隣にはピアノを置いて、

一曲ずつ場所を交替しながら演奏しました。


志の高い人と演奏できることはとても勉強になり、

やっぱり上手い!って思う人とやるのは本当に楽しい。

反省点は本当にたくさんありますが、

聴きに来てくれた先生、友人がこの企画を楽しかったと言ってくれて、

その言葉が今回何よりも嬉しかった(´_`。)


演奏後、荒井くんと。




私の右上に写ってるのはなんだろう(  ゚ ▽ ゚ ;)




演奏するのは同じ人間。

でもバロック、現代では全く異なる奏法や解釈。

吹き分けることはとても難しいけれど、吹き分けるということ自体を目標にするのではなく、

これからもそれぞれの時代、それぞれの楽器にふさわしい音楽を表現することを目標に

努力していきたいと思います。




今回もまた、携わってくれたすべての人に感謝です。