昨日は作曲科の学生、アンドレアス・パパロウソス(Andreas Paparousos)さんの卒業試験で吹いてきました。
二部構成になっていた彼の試験。
第一部はなんと世界遺産でもある聖ペトリ大聖堂にて。
一学生の卒業試験で、どうやってドームを手配したのかは甚だ謎です・・・。
なにはともあれ、私にとってもドームで演奏できるなんてまたとない機会!
ものすごく貴重な体験となりました。
ドームの中には初めて入りました。
こちらがステージ。
上から。ちょっと暗いです。。
こちらで6重奏(バスフルート吹きました。)と、
ドームの3台のオルガンのための作品を上演後、
第二部は学校のホールにて。
一部の時点ですごいお客さんでしたが、
二部ではホールに入りきらないほどのお客さんでした(゚o゚;;
二部では大きな編成の室内楽と、オーボエコンチェルトに参加しました。
ソリストのオーボエがすごすぎて鳥肌ものでした( ゚Д゚)
素晴らしい奏者による初演で、その作品の人生の幸先の良いスタートを見届けることができました。
彼の作品はどれもダイナミック。
演奏しながらもどんどん曲の魅力に引き込まれていく感じがしました。
昨日初めて知ったのですが、ギリシャ人の彼は一度哲学でアテネ大学を卒業して、
そこから音楽の道に入ったそうで。
きっといろんな世界を知ってるからこそのスケールの大きい作風なんだろうなと
改めて尊敬します。
演奏会は大盛況で、終演後の彼の担当教授の感極まったご様子にじーんときました。
私も卒業試験のときはこんな風に先生に喜んでもらえるように頑張ろう(゚ーÅ)
昨日で、このゼメスターでの学校関係の本番は全て終了したのですが、
この半年間もたくさんの素晴らしい作曲家と現代作品に出会うことが出来ました。
最近は現代音楽の中にいる瞬間が一番幸せだなぁと感じます。
演奏中はとにかく必死ですが。。
次のゼメスターもたくさんの現代音楽に触れられればいいなぁと思います。