A Votary of V4V -23ページ目

A Votary of V4V

映画 V FOR VENDETTA にハマってしまった自分のための備忘録(ネタバレ)


今回初めてアメブロを使ってみているのである。
ピグも作ってみたんだけど、

あれ。
私の髪型、Vと同じじゃね?

前髪パッツンのおかっぱ!
私の方がちょいと短いようだけど。
Vぐらいに伸ばそうかなあー。

そして黒髪よ。

冒頭の身支度シーンで、髪の毛にブラシを通しているVが好き!
まああのシーンは、ブラッシングにとどまらず、眉毛をなぞるところもブーツを撫でるところも、ナイフのベルト(?)をカシャカシャッと装着するところも、ブワサッ!とマントを羽織ってナイフに手をやるところも、全部好きなんだけど。

あの衣装も、Vが拘りに拘り抜いて選んだものなんだろうなー。
Vの場合、顎までみっちりと黒いスーツ?インナー?で覆われているから、Vに変装してるだけの人とは全然違って見える。完成度がね、違いますね。

広い肩幅に足首までのマント。かっこよすなあ。
Vの衣装は、原作のものよりもだいぶスマートに、現代風にアレンジしたと公式サイトかどこかにも書いてありましたね。原作のVって、映画のよりもちょっと無骨な衣装ですもんね。

撮影時は汗かいて大変だったとヒューゴ・ウィーヴィングが、同じく公式サイト(確か)で言ってましたがそうだよね、大変だよね、だって素肌が1ミリたりとも見えてないんだもん。

映画は11月5日から翌年の同じ日まで1年間描かれているはずだけど、寒そうな季節しか出てこないもんね、夏場はどうしているんだ!V!!きっと通気性の良い涼しい素材のスーツに着替えるんだろうかねー。蒸れて肌に良くないもんね。

てか、Vの肌は、手にあるような火傷が全身を覆っているならば、正常に汗をかいたりできるんだろうか。温度調節は大丈夫なの?全体的に。心配だ。日本が舞台じゃなくて良かった。


というわけで、Vと私の唯一とも思える共通点である髪型。
もうしばらくキープするつもりでございます。



今日は台風で缶詰めだったんで、"V for VENDETTA" を2度も観てしまった。シアワセ!!

家に他に人が居なかったんで、大音量で鑑賞。
ただ、テレビのスピーカーって全然ダメですねぇ。音が悪くて聞こえない!

イヤホンで聞いた時が一番よく聞こえたなぁ。屋上の演奏会で、初めは何も聴こえないイヴィーが耳を澄まして、「聴こえるわ!」っていうシーン。テレビだとなかなか聴こえないんだけど、イヤホンだとテレビより早く聴こえましたよ。気のせいではなくて。全然良いイヤホンじゃないのに。

特に人の声が聞き取り辛いのですよねぇ。テレビの音量を上げても、くぐもったようではっきり聞こえない、残念過ぎる。Vの声をバッチリハッキリ聞きたいのに!

今まで反対してたサラウンドシステムを今更ながら欲しいと思った。切実に。
でも…
これ以上配線がゴチャゴチャするのは嫌だし…。
ちょっと良いヘッドホンを買うのが一番現実的かなぁ。

イヴィーが拷問後にVの元を去ったとき、Vはマスクを外し、鏡を割って、頭を抱えて泣きますね。

いや、これはかなり衝撃的なシーンでした。
あの、常に冷静で理性的なVが、あんなに感情を露にするなんて…

あれは、イヴィーへの想いを"V"としては認めることができなかったからなのかなーと思います。だから、"V"のままイヴィーを見送ったあと、マスクを外して素の男になり、それから泣いたんじゃないでしょうか。

あの拷問は、"V"として、「他に方法がなかった」と、すべきことをしたということなのでしょうし、去るイヴィーを止めずに行かせてしまうのも、"V"としてそうすべき、だったんだと思うんです。

でも、マスクの下では、必要なこととはいえあんなに恐ろしい拷問を課す自分を呪い、イヴィーにも行って欲しくないと願っていたんだと思うんです!

Vという存在が、恋に落ちるなど。
Vという人格が、人を愛するなど。

本人が最期に言っていますが、イヴィーに出会う前のVにとってはあり得ないことだったのですね。

過去の自分を捨て去り、復讐を遂げることだけにすべてを捧げてきたのです。Vが生きる理由はそれだった。そのためにVとして生きてきた、のに。まさか恋に落ちるなど。

あまりにも人間臭い感情を、Vはすぐには認めることが出来なかったし、"V"としてイヴィーに恋することに躊躇したのでしょう。イヴィーのキスを受けることができなかった。(もう~!)
でも仮面の下から沸き上がる想いを抑えることができなかった。イヴィーに出て行ってほしくはなかった。でもそれを止めることが許されない。なぜなら自分は"V"だから。

だから、イヴィーが去ったあと、イヴィーを"V"として見送った後、仮面を脱ぎ去り、素の男に戻ってから、泣いたのでしょう。

"V"としてあるべき自分と、その内にある素の自分との葛藤。
仮面の下には、憎しみ以外のどんな感情も残っていないと、Vは思っていたと思うのです。イヴィーに出会うまでは。

そしてイヴィーが約束通り再び姿を現したとき。
あのときのVは、"V"としてイヴィーへの愛を認め、受け入れることができていたのだと思います。

あの寝室、イヴィーが使っていた部屋だと思いますが、あの部屋で一人、俯いてイヴィーを待っている。なんとも言えない憂いに満ちた表情に見えます。切な過ぎる…!

そして、仮面の下で望みながらも、以前の"V"には行動に移すことができなかったダンスを、今度は"V"として申し込んだんだ。最期は、"V"のままイヴィーの腕に抱かれ、愛を打ち明け、そのまま果ててしまった。

切ない。切ないよう。
こう想いを巡らせると、最期のVのセリフがより一層ズシリときます。
Vにも生きてほしかったなあ、新しい世界を。愛する人とともに。


しかしね。どうしてイヴィーは去らねばならなかったの。
ヴァレリーが実在すると知って、Vの「復讐」の意味も重みも思いも、すべて悟ったと思うんだ、イヴィーは。出て行ったあとも、特別何かするでもなく、巌窟王を観るたびにVを思うなんてこともしてたぐらいなんだから、シャドウ・ギャラリーに留まれば良かったじゃん!もしくは、せめて、せめてもうちょっと早くVんとこに顔出してあげてて欲しかったよー遅いよーイヴィーったら。Vがあんなに打ちひしがれて、可哀想じゃないか!

もう!

映画 "V FOR VENDETTA" に遅ればせながらもどっぷりハマってしまった私は、原作を読んでみたいと思った。

原作がコミックだとは知りませんでした。しかもアメコミ(DCコミック)だなんて。でももともとはイギリスで出版されてた雑誌に掲載されていたんですってねー。

早速買って読んでみたんですが、やはり絵が見づらくて読み進むのに苦労しました。著者が意図的に「声には出していない心のセリフ」を使わなかったということで、かなり淡々とストーリーが進んで行く。これは先に映画を見ていないと理解が難しいんじゃないんでしょうかね。

政府側の人物が映画よりたくさん登場するし、扱いも大きいですね。ザ・フィンガー(警察)、ジ・アイ(監視)、ザ・ノーズ(捜査)、ジ・イヤー(盗聴)、ザ・マウス(放送)。それらの組織を統括するザ・ヘッド。そうか、「フィンガー・マン」ってのは、刑事のことを指すスラングかなんかかと思っていたけど、この作品独自のものだったんだね…なんだー。

それにしても、人物の描き分けがいまいちできていないようで、読んでるうちにどれが誰なのかよく分かんなくなってしまった…もう1回読まなきゃダメだなこりゃ。やはり海の向こう側のコミックということで、絵が繊細ではないからだと思う。

映画とは異なる点がたくさんあるけど、読み終わった感想としては、だいたいは映画は原作に忠実に作られていると言えるのではないかな?と思いました。

原作では、
・プロセロはお人形好きのおっさんで、殺されずに正気を失ってしまうだけ
・ザ・フェイトというスーパーコンピューターが登場
・サトラー(コミックではアダム・スーザン)は、ザ・フェイトに陶酔する気の弱いおっさん
・サトラー(スーザン)を殺すのはVではない
・イヴィーが16才で、Vのことを「もしかしてお父さんなのでは?」と思ったりする
・ゴードンがゲイではない
・建物を爆破する順番が違う、いきなり議事堂を爆破
・Vの死後、仮面を着けたイヴィーが姿を見せて煽動する

などなど、映画版とは違う点がいろいろとあるんだなー。映画版のラスト、群衆がVの仮面を着けて集結するシーンも、映画版のオリジナルですねえ。私は映画版のラストシーンが好きかなあ。

コミックのVは、日本語訳のせいもあると思うけど(「俺」とか言うんだもん)、映画版よりももっとクールというかニヒルな感じですねえ。私はやっぱ、映画版の紳士でオチャメなVの方が、好きです…///

映画では、イヴィーの年齢をもっと引き上げて、Vとイヴィーのロマンスをより印象強くしていますね。原作のVとイヴィーの間にも愛は芽生えるようですが、男女のというよりは、親子愛や人間愛に近いような気がしました。なので、「切なさ」というのは映画版のオリジナル要素と言えるかもしれない。こんなに「切ない」映画って無いですよね。はあ。


コミックのほかに、小説も買ったんです。今はもう新品在庫がなくって、中古で買いましたよ。これは今まさに読んでいるところ。これって映画→小説の順で書かれているのですね?なので内容は映画版です。すぐ読み切っちゃうとなんだか勿体ない気がするので、ゆっくりゆっくり、丁寧に読み進んでいるところです。今はテレビ局占拠の直前ぐらい。

あと、映画化本と言いますか、"V for Vendetta : From Scrit to Film" というのも買っちゃった!
映画の全てのセリフと、主要シーンの写真、撮影風景や設定なんかがオールカラーで掲載されているとのことで、大人の財布に任せて注文してしまいましたー。こちらは洋書なのですべて英語なんだけど、そんなに難しい感じじゃなので辞書片手に読んでみたいと思います。小説を読み終わったあとのお楽しみにしてあります。


というわけで、まだまだV熱は収まらないのでした。


コミック
V フォー・ヴェンデッタ (SHOPRO WORLD COMICS)/アラン・ムーア

¥2,520
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小説
Vフォー・ヴェンデッタ (竹書房文庫)/スティーブ ムーア

¥730
Amazon.co.jp


"V for Vendeta : From Script to Film"
V for Vendetta : From Script to Film/著者不明

¥2,854
Amazon.co.jp


映画を観ていて不思議だったのは、デリアがスカーレット・カーソンを見てVに思い当たる点でした。

デリアとVとを結ぶ接点であるラークヒルに、その薔薇に関して何かあったということだと思うけど、映画では語られません。

スカーレット・カーソンは、ヴァレリーの自伝の中に登場する薔薇の品種。ヴァレリーは愛する人と暮らす部屋でこの薔薇を育て、「薔薇の三年間」を送った。愛に溢れた美しく幸せな時期の象徴なんでしょうね、彼女にとって。

でも、ヴァレリーがラークヒルに収容されるより前に、薔薇は手に入らなくなって部屋から消えてしまったということだし、ラークヒルのような場所で個人の趣味が尊重されて薔薇が育てられていたとは考えられないし、美しい薔薇が咲き誇る庭園があってそこに偶然スカーレット・カーソンが咲いていたとも思えません。

Vとスカーレット・カーソンを繋ぐのはこのヴァレリーですね。ヴァレリーがトイレットペーパーに書き残した自伝をVはラークヒルの独房で読んだ。

でも、これはデリアが知らないところで起こったことです。どうしてデリアは、スカーレット・カーソンとVを結び付けて考えられたのでしょうか?

これは原作のコミックに描かれていましたね、謎が解けて嬉しかったな。
Vは、なんとラークヒルでこの薔薇を育てていたんですね!驚きではないですか?映画からではそんなこと想像できないもの。

コミックによると、ラークヒルの被験者たちの中でもVは特別な存在だったようす。生き残った5人の被験者のうち、Vには肉体的な(細胞的な?)変化は見られないが、ある日を境に「大変魅惑的になった」とデリアの手記に書かれています。「極端に寡黙だが、不思議な吸引力」を感じさせるようになったVは、デリアの興味を惹き特別な患者になったのです。

そんなVに、園芸を手伝う許可が下りた。デリアがそうさせたのか、Vがそうしたいと言ったのか分かりませんが、なんにせよ、Vはラークヒルの庭で薔薇を育てたんです。きっとそれがスカーレット・カーソンだったのですねえ。コミックではヴァイオレット・カーソンですが。(そうか、ラークヒルにはやっぱり庭園はあったのねえ、意外。)

そういうことだったのかー。とスッキリした。でもそれにしても、原作コミックに描かれているラークヒルでのVの行動は、映画では全く表現されていない部分が多いので驚きました。

Vは、「大変魅惑的」になってからは、農作物の収穫量を2倍にしちゃったり薔薇を育てたり、肥料用のアンモニアや農業用の石油溶剤をくすねて自分の独房に意味ありげに捲いてみたり。意外にフリーダムです。Vのこれらの行動を、投与した薬による作用だと考えたデリアは、「注意深く観察すべきこと」としてさらに興味を持った、研究対象として。実はVはこのアンモニアや薬品を少しずつ溜めて、爆弾を作ってたわけです、こっそりと。

ヴァレリーの自叙伝をVが独房で読んだときに、Vは今のVとして覚醒したわけですよね。後にシャドウ・ギャラリーでイヴィーがそうなるのと同じように。デリアの目に「魅惑的」に見えたときがまさにその時だったのでしょう。またVが、「昆虫でも見るかのような」「憐れむような視線」で自分を見た、ともデリアは書いていますが、Vには本当に虫けらに見えていたんでしょうね、収容所の要人たちのことが。

デリアはVの変化を実験の成果であろうと考えたけど、違った。

Vは、ヴァレリーからのメッセージにあったように、なんとしても生きてラークヒルから逃れるのだと誓ったのでしょう。爆弾(ナパーム弾とマスタードガス)の材料であるアンモニアや石油溶剤を敢えて自分の独房に(意味深な幾何学模様に)捲くことでデリアの研究欲をさらに強め、その後も自分の行動が制限されないように謀ったのだと思います。

デリアはVが「正気を完全に失ってしまっている」と記録しているけど、完全に騙されていたのでしょうね。。


元植物学者のデリアによれば、この品種はすでに絶滅したはずなんだけど、Vはどうやって入手・栽培していたのでしょうかね。この点も不思議だった。どうにか手に入れた薔薇の苗木を、Vが大事に器用に育てたのかなあ。