A Votary of V4V -22ページ目

A Votary of V4V

映画 V FOR VENDETTA にハマってしまった自分のための備忘録(ネタバレ)


今日も DVDを観てしまった、完全に中毒だわ。

何度観ても思うんだけど、この映画には無駄なシーンが全然無いですねえ。だから一度観出すと止まらない。Vが画面に現れてるシーンは片時も目が話せないしね。サトラーのウルサイ説教のときはまあ目を離しててもいっかーと思えるけど。

私はマトリックスのファンじゃ無いし、あれはよくストーリーも理解できずに終わっちゃったぐらいなんだけど、とにかくヒーローをカッコ良く撮ることがとても上手なんだなと思います、この製作者たちは。もちろん、ヒューゴ・ウィーヴィングの演技が素晴らしいというのが一番なんだけど、効果音とか演出が加わって、全世界の女性をメロメロにしてしまって、ますよね?

BGMの選曲も素晴らしいです。とくに、拷問のあとにイヴィーが出て行く際の曲はなんって切ないの!しかもそれはV自身がジュークボックスから選ぶんだもん。そのときああいう気分だったんだね、イヴィーの話も聞こえてるのに返事もせずにさー、ジュークボックスに手を付いてさーー。ダンス申し込みたいのにイヴィーにはスルーされてさーー!観てるこっちがつらくなるよー!

はあ。
というわけで、遅ればせながらサントラも注文したのです。この映画を、Vを身近に感じられるものは何でも持ってたい。はやく届けー!

小説はまだ読み切ってない。終わっちゃうのが勿体無くて、チビチビ読んでいます。今はリリマンが殺されたところ。これからシリアスになっていっちゃうから、読むたびに感傷的になってしまうだろうな~。


ゴードンはイヴィーの上司、というかテレビ局の偉い人で、Vとイヴィーが初めて出会った夜にイヴィーは彼の家に行こうとしていたのですよね。また、リリマン司教暗殺の際にVから逃げたイヴィーはゴードンに助けを求めます。

最初は、きっと下心満開のエロイおっさんだろうなと思いましたが、全然そんなことなかったのですよね~、良い人やった!


ゴードンは実はゲイだし(原作ではノーマルだけど)、しかも御禁制のコーランなどのコレクションを隠し持っているというツワモノで、バレるところにバレたら弾圧・排除の対象なのでした。

隠してはいるけど「自分」を捨てていないゴードンは、Vのテレビ演説を聞いて大いに感じるところがあったのでしょう、検閲済みの台本を捨ててあろうことかサトラーを徹底的にネタにした番組を放映!内容はとてもベタな喜劇なのだけど、民衆はこういうのに飢えていたんでしょうね、大ウケでしたね。

イヴィーは隣でお口あんぐりでただただ驚いている。Vがオールド・ベイリーを爆破したときと同じだ。

つまり、ゴードンはもう一人のVなのですよね。老人ホームのお年寄りも、まだ幼い少女もその両親も、心の底に眠っていた反逆心がウズウズっとした人はたくさんいたけど、ゴードンはテレビマンという立場上、また隠れて生きてきた者として、何かしなければと強く思ったんだと思う。自分が何かしなければと。

ゴードンがイヴィーのために作った朝食が偶然にもVが作ったものと同じものだったのは、このことを象徴しているのだと思う。しかも第一声「ボンジュール マドモアゼル」まで同じだったしね。この映画は「前にもみたシチュエーション」が多いなそう言えば。

Vはゴードンのこの行動までは読めていなかったろうと思うんです。だから驚いたんじゃないかな。「なかなか気概のある奴じゃないか」って。イヴィーが自分の元から逃げて駆け込んだ先の男ということで複雑な心境だったかもしれないけど、この行動をVは大いに評価したんじゃないかと思います。

ゴードンは案の定殺されてしまうのだけど、これにはきっとVも心を痛めたはずです。ただ、原作の設定通りゴードンがノーマルな男性で、イヴィーとベッドインしちゃってたらまた違ってたでしょうけどね、「当然の報いだあ!」とか思ってたかもしれない?!

しかし、イヴィーを助ける為にクリーディの手下に成り済ましてたVにも萌えずにはいられない。クリーディたちの動きを監視しまくってたんでしょうねー、イヴィーには指一本も触れさせはせん!と。

良く見ると、イヴィーを捕えた男の目出し帽から見える肌の部分は、異様に赤い色をしている。きっと、手と同じように火傷で爛れてしまっているってことじゃないでしょうか?あ、ほんとにVなんだ、と後から観直して思いました。

イヴィーは自分の元から逃げちゃてショボーンとしたかもしれないけど、居所や安否情報はしっかりキャッチして常に気にしてたV、大好きだ!!



どうしよう…

V熱がまったく収まる気がしない。寝ても覚めても彼のことを考えてしまう。Vがあまりにも完璧過ぎて、リアルの男性がジャガイモぐらいにしか見えなくなってる。なかなか深刻に、私の生活に影響を及ぼしております。これは恋以外の何物でもありますまい?

架空のキャラクターにここまでのめり込むのは、私の人生でも初のことであります。

Vの世界に浸ることが出来る場所ってないんでしょうか?ガンダム展みたいな感じでV for VENDETTA のもやってくれないかな!常設で!シャドウ・ギャラリーに行ってみたい。

DVDは何度も観て、今はより良い音響で楽しむためにホームシアターシステムの導入を検討中。Vのお声がもっとはっきり聴きやすくなるはず!DVDは英語字幕で観るとまたなかなかに新鮮で良いです。

Vの声がとても好きで、自己紹介で喋りまくってるところも、演説?で力強く語る口調も、イヴィーのと会話で声なのか息なのかという小さい優しい声でフウン、と返事をするのも大好き!

なので、サントラを聴くようにDVDを聴きたいと思うのです。そういう商品があれば良いのに、需要あったと思うのに~。そしたら外出中でもいつでも堪能出来るのにね。

はあ。
あわよくば、このVフィーバーのお陰で少しは英語力が上がるといいなあ。






この映画、Vについて「革命を目論む一方で、復讐鬼でもある」、とか書かれていたりもするけど、革命も、Vにとっては復讐の一つなのですよね?復讐の集大成とでもいうか。

イヴィーは、革命を起こそうとするVに共感をしつつある一方で、復讐のために容赦なく人を殺すVが恐ろしく、理解することができずにいた。人殺しは許せない。さらにVはこれからもまだ殺すというし。

でも、シャドウ・ギャラリーの一室で薔薇に囲まれるヴァレリーのポスターを見て、気づいたんだ。
Vがやろうとしていること、その意味、理由、重み。

Vが、イヴィーが受けたのと同じ拷問を受け、イヴィーと同じようにヴァレリーの自伝を読み、それが今のVを生んだ原点だったんだと気付いた。

Vがやろうとしている「革命」は、ヴァレリーとその他の被験者達の、みんなの復讐なんだと知った。世界に元に戻って欲しいと、ヴァレリーは書いていたもの。今でもヴァレリーに薔薇を手向け続けるひたむきさに、その決意の固さと思いの深さ、真剣さを知ったでしょう。

でも、プロセロや司教の汚い過去を知らないイヴィーは、Vの「人殺し」もその「復讐」の一環であるということまで、理解できたんでしょうか?

できてないですよねぇ?
だって、プロセロがヴァレリーとVのいた収容所に関係してきたこたを知らなければ、やはりVの行いはただの恐ろしい「人殺し」ですよね。

Vは多くを語らないんだもん。
饒舌なくせに無口な男だ。
ああもうやっぱり…、かっこいいなあ!


この映画を劇場に観に行かなかったことを、2011年になって後悔している自分はほんとにお馬鹿さんです。観に行ってればなあ… パンフレットも買いたかったなあ。

この映画のことは当時から知っていたけど、「あのマトリックスのチームが贈る!」みたいな謳い文句が鬱陶しくて、興味がわかなかったのだ思う。

マトリックス、観たことはあるけど、私はいまいち惹かれなかったのです。なんか小難しくって…。意味がよく分からず。なので「マトリックスのウシャウスキー兄弟の最新作!」とか言われても、「ふうん」程度だったはずです。

でもDVDを観る機会があってね、全然期待せずに観てみたんだけどね。

観る前は、あの面白い仮面を着けた男が超人的なヒーローっぷりで暴れ回るんでしょ?ぐらいに思ってましたね。まああんまり外れてないか?

観てみたらすごく良いんだもん。ビックリしましたー。
ストーリーも難しくないし、VFXを駆使した戦闘シーンがウリなわけでもないし。戦闘シーンは華麗だけど、イヤな派手さはないしね。

この映画を「小難しい」と評するとすると、それはVのセリフまわしが独特だからかなー?と思います。古典からの引用が多いせいか、やや遠回しな小難しい表現をしますよね。おまけに早口だし饒舌な男。まー、そこがVの魅力の一つなんだけど、初見では字幕を追うのに必死になっちゃって「なんか難しい映画だったな」と思ってしまうかもしれない。

シェイクスピアとか古典の知識があれば、もっと楽しめるんでしょうけどねー、残念ながら私にはそれが皆無なので、Vのお気に入りにはなれないんだろうなあ。

爆破のシーン、冒頭とラストに2度ありますけど、これはだいぶん良いですねえ。あの曲、チャイコフスキーの1812年というらしいですが、本当に大砲の砲撃を組み込んだクラシック曲なんですよね。さすがVですね、選曲もばっちり。「あんなに美しい爆破シーンは観たことが無い」というレビューをいくつか観ましたが、同感です。美しいですよねー。ラストシーンでは切なくなってしまいますけど。


何を書きたいのかよく分からなくなって来たけど、私のように天の邪鬼根性がたくましくって、「マトリックスだのなんだの興味ねえよ!」と、まだ V for Vendetta を観ずにいる人がいれば、ぜひ、その点はお気になさらずにぜひぜひ観てみて頂きたいということでした。