もともとコミック(Graphic novel)のキャラクターであるVを実写で再現するのって、大変だったと思うんです。二次元ではかっこ良く見えても、三次元にすると無理があるなってこと多いですもんね。ましてやVはあのマスクにあのウィッグですもん。滑稽な仕上りになる危険性大ですよ。原作ファンもかなり心配したんじゃないでしょうか?
まずあのマスク。
マスクの表情は変わりません。ずっとあの顔です。ヒューゴ・ウィーヴィングのナイス演技とライティングの妙によって表情豊かに見えるんだけど、それにしてもあのマスクは相当良く出来てますよ。
初めて見たときは、「え?」と思ったと思いましたよ、さすがの私でも…。あのワザトらしいヤギ髭に、ニッと上がった口角は口避け女のようだし。しかしね、今改めて思いますけど、とっても上品なのですよ!
シュッとした顎のライン、スっと通った鼻筋、余裕のような不気味なような唇とヒゲの曲線、神秘的な黒目がちな目。(あの目を「黒目がち」と言って良いか分かりませんけど。)
ほんと綺麗なお顔立ちをしていますよ~。頬と唇の淡いピンクにも品がございます。
マスクは撮影用に3種類作られたのだそうですね。マットなやつと、ツヤのあるやつと、中間のと。人の皮膚とは光の反射の仕方が違うということもあり、撮影はやっぱ思考錯誤の連続だったのでしょうかね。結局、中間のマスクを一番よく使ったそうですよ。
続いてあの髪型です。
初見では、帽子をとったときのあのオカッパ頭がおかしくて、なんの冗談かと思ったものですがね、今となってはもう「アレ以外は考えられんな」と思うのですからスゴイですね。
原作のVと同じ髪型なんですけど、原作の方が若干ですが毛先が内巻き気味ですね。映画のVはよく毛先が跳ねていて、それがまた可愛くて堪らんのです。そうなんだよね、あの長さは毛先が肩に当たってよく跳ねるんだよね~うんうん。
帽子を被ったときに、前髪が隠れて見えるあの長さがベストだったんでしょうな。しかも、帽子をとった時にマスクが印象的に見えますもんね。Vもあれやこれや試行錯誤したんでしょうかねえ。
しかし、ネットで画像検索すると、Vのコスプレ写真をたくさん見つけることができるけど、どれもダメなの!なんか違う…。
まず、髪型がね、ちゃんとオカッパ頭にしててもなんかオカシイのだ。たぶん、髪の毛のボリュームと、前髪の長さと幅の問題なのかな?このバランスがポイントなのだと思います、私。
髪の毛のボリュームがなくてペシャンとしてると、それだけで貧相に見えてダメ。ハリのあるミッシリした黒髪の直毛じゃなきゃ。前髪が斜めに流れてても変なのです、あの眉毛上パッツンの厚みのある前髪じゃないと!そして、前髪とサイドの髪の角度はできるだけ直角に!カクッとなってるのが理想です!
そしてあとは首かなあ。肌が見えてるとダメ。マスクにかかるくらいまでピッチリと黒装束に包まれてないと。実際、映画のVの衣装は肌が1ミリも見えないように気を付けて作られてるそうです。From Script to Film に載ってる撮影風景の写真を見てて気付いたけど、Vのマスクを着ける人は耳とフェイスラインを黒く塗って、肌色が見えないようにしてたみたいですよ!
そこまで徹底してこそのあのVの格好良さなのですねえ。わたしもいつかコスプレする機会があれば頑張ろうっと。あるかな?!