プレアデスの伝説 | Rememberのブログ Love & Harmony゚・:,。☆

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中央アメリカのグァテマラ北部の熱帯雨林で発見されたティカル遺跡群は、紀元1世紀のマヤ文明の中心地でした。広場を囲むように建てられたピラミッド型の神殿の配置はプレアデス星団の星の配置をかたどっています。


古代マヤの人々は、巨人アトラスと妖精プレイオーネ、そしてプレアデス7姉妹の9つの星々からなるこのプレアデス星団を宇宙の星々の中心と考えました。マヤの人々はこの星団を天地創造の源と考え、地球人はプレアデスから来たと信じていました。


伝説「The Lost Pleiad」によれば、7姉妹の一人エレクトラが息子の国トロイアの戦火を見かねて地球に転生したためプレアデスは6つの星しか見えず、星々が霞んで見えるのはエレクトラを失った姉妹の悲しみの涙のせいと言われます。


マヤの人々だけでなく、プレアデス星団はアメリカ先住民にとっても重要な星でした。チェロキー族やホピ族の人々は、自分たちがプレアデスの星から来た宇宙人“スターピープル”たちの子孫であると信じています。


日本では統(す)べる(統治する)の派生語からすばる(昴)と呼ばれ、王家の象徴として「スメラミコト(天皇)」の語源にもなっています。農耕の星とも呼ばれる昴ですが、エレクトラは日本の農家に転生したとする伝説もあります。


古来日本では北斗七星を七曜、カシオペア座を五曜と呼んだのに対し、プレアデス星団を九曜と呼びました。星型の家紋九曜紋は桓武天皇の曾孫を祖とする平将門をはじめ、千葉家、望月家、細川家、海野家、安部家などの家紋として使用されています。


マヤ文字の研究者マーク・ヴァン・ストーン博士の解読によれば、古代マヤの人々のあいだでは72年ごとに夜空のプレアデスが同じ場所に出現する日が1日づつずれ、25,920年で再び元の場所に戻ってくると言い伝えられてきました。


このマヤ人の知識を元に考えると、太陽はプレアデス星系のアルキオネを中心とした周回軌道を26000年かけて巡っていることになります。現代のような観測器のない時代に、マヤの人々はどうやってこの長期間の星の運行を知り得たのでしょうか。


我々の地球を抱く直径10万光年の天の川銀河は、その中心(Bulge/Great Central Sun)をおよそ2億5千万年かけて公転しています。太古より伝わるプレアデス神話は、一体どこまでこの壮大な宇宙の歴史を物語っているのでしょうか゚・:,。☆



シンガーソングライター あえか「統ばる」(デビューCD『時の祈りより)