新年度になりました。



多くの方が環境の変化を感じていらっしゃるかもしれません。



環境の変化に適応していくこと、



これは大変なこと、ストレスが伴うことだと思いますが、



これからの時代にはいかに環境の変化に適応していくかが求められることだと思います。



そんな中、ロシアとウクライナの戦争について日々報道されています。



なんのために戦争をするのか。



「相手の国を支配するため」だと私は感じています。



これはただの喧嘩ではないのは当然ながら私たちも理解できます。



家庭内でもそれは言えることです。



実はDVと戦争は同じ構造です。



と、デートDV防止プログラムの中でもお伝えしているのですが、



相手を「支配(コントロール)」するために、

権力を用いて相手より上に立ち、

「手段」として「暴力」をふるう。



これがDVです。目的は相手を支配するため。



DVは夫婦喧嘩ではなく、

夫婦喧嘩の延長で暴力をふるったわけでもありません。



そこには力の差があり、対等な関係ではなく、加害者は主従関係や上下関係を強いてくるので、



「夫婦で話し合いをして解決する」ということがそもそもできません。



「お前はなぜ言うことをきかないんだ」

「俺を怒らせるお前が悪い」

「言うことをきかないから罰として痛い目にあわせてやる」


など、加害者は口にします。



DV加害者からの暴力が一番大きくなるのは、



相手が自分から離れようとするとき。



いよいよ自分の言うことをきかなくなったときに、加害者は大きな暴力をふるいます。



現代の多くのDV加害者は、身体的暴力はよくないことだともうわかっているので、



日常ではほとんど手段として身体的暴力を使いません。



加害者は、周囲にわかりづらい精神的暴力、モラハラが主な手段とします。



その精神的暴力は、周りからはわかりづらいこともあり、被害者にとってダメージはかなり大きいです。



被害者が別れようとするとき、

離婚しようとするときに、



一番暴力の程度が大きくなります。



よって身体的暴力をふるわれることが多いです。



ちなみにニュースで「恋愛関係にあった」「夫婦関係にあった」相手から殺害されるニュースも、多くの場合DVで「別れる」というタイミングでの暴力で殺害されることが多いと思います。



それまでの交際関係や結婚生活の中で、多くの暴力(精神的暴力や経済的暴力、性暴力など)を受けているはずです。



(被害者がDVと自覚していないケースもありますが)交際や結婚生活がうまくいかない被害者はだからこそ「別れる」決断をするのですが、



加害者は、言うことをきかない、わがままな奴だ、相手が浮気しているなどと、まるで全て相手が悪いかのように責めて、



どうして別れることになったのかという課程に目を向けず、自分は悪くないとして暴力をふるいます。



加害者は周りからはいい人だと見られ、

仕事ができ、評価される人も多い。



だからこそ親密な関係性の中で、DVをしているかはわかりづらい。周りも気づかない。(それも加害者のコントロールの一つかなと感じることも多いです。)



最後の最後に身体的暴力を被害者が受けて、はじめてまわりで「もしかして…」と気づく人が出てくることが多いかなとも思います。



もうその時点で、被害者は精神的暴力(モラハラ)を当たり前にずっと受け続けてきているので、疲弊しきって、力を奪われていることの方が多いです。



日本ではDV防止法という法律があり、



身体的暴力を受けた被害者は「逃げてください」「隠れてください」という支援の仕方をします。



精神的暴力は考慮されておらず、社会が「被害者に」変わることの責任を負わせます。



一方、海外では、犯罪として取り締まり、DV加害者更正プログラムの受講を義務付けるところも多く、



国が「加害者に」変わることを求め、社会が支援していきます。



日本は加害者への更正する機会を与えず、放置するため、



ずっと被害者が被害を受け続けたり、

新たな被害者が増え続けます。



子どもたちが大人たちを見て、暴力で相手をコントロールすることを学び、



暴力で勝つことが正義だと学ぶ、



よってDVが連鎖します。



ロシアとウクライナの戦争を見ていると、



日本を含め各国が戦争を辞めさせるため、戦争は許されないこととしてロシアに経済制裁を与えたりしていますが、(その他あらゆる支援がありますが、その方法についての良し悪しはまた別の議論になると思いますが…)



日本も、一番身近な暴力の問題、支配者であるDV加害者を放置せず、「暴力を容認しない」という社会にいち早くなってほしいと思います。



あわせて、精神的に深い傷つきを持つ被害者の方への回復への支援も、社会的に必要だと感じます。



被害者の皆さんの中には、DVさえなければ結婚生活を続けることができたのにと感じる方も多いと思いますし、



加害者により子どもたちと引き離されたDV被害者の母親たちもたくさんいます。



加害者を作らないために、デートDV防止教育が多くの子どもたちに届くようになってほしいと思います。



そして多くの命を犠牲にする戦争が早く終わり、多くの犠牲者の方々に支援が行き届きますように。安全な環境になりますように。




今日もお読みいただきありがとうございます。