子どもたちが求めているもの | 不登校に悩む親御さんへ 家庭教師の大丈夫!@新潟のブログです。

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ご覧頂きありがとうございます。不登校に悩まれる親御さんが心の穏やかさを取り戻し、子どもたちが笑顔を取り戻してくれること、それが私の喜びです。不登校に悩まれる親御さんのお役に立てるよう、情報発信して参ります。

前回のブログで、子どもの寂しさに手を当てるような対応が必要、と綴りました。

では具体的にどうすることなのか?

考えてみたいと思います。

親御さんがよく言われる言葉に「あなたのためを思って言っているのよ」というものがあります。

私自身、自分の両親から言われた言葉でもあります。

一方で、「それくらい自分でやりなさい」「それくらい自分で考えなさい」など、それに類した言葉もよく聞かれます。

これも私自身よく言われてきた言葉です。

人と人との関係性には距離感というものがあります。

家族との距離感、友達との距離感、学校の先生との距離感、部活の先輩との距離感、などなど人間関係には遠近があるものです。

人間関係の距離感で言えば、「あなたのためを思って」は近く、「それくらい自分で」は遠い、という印象を受けがちですが、

それは遠い近いという量の問題ではなく、そもそも人間関係の質が違うのかもしれません。

遠い、近いという表現ではなく、関係性が希薄という表現が適当かもしれません。

「あなたのためを思って」という言葉も、「それくらい自分で」という言葉も、関心の矢印が子どもにではなく、自分に向いているのです。

だから、関係性が近いとか遠いではなく、希薄という言葉が適当なのだと思います。

子どもはその関心の矢印が自分にではなく、親自身に向かっていることを敏感に察知して、

その寂しさを紛らわすために何かに依存したり、問題行動を起こして周囲の関心を自分に集めようとしたりするの

そのような振る舞いを通じて、子どもたちが訴えているもの、それは「こっちを見て!」という切実な願いなのだと私は考えます。

続きます。