皆々様お久しぶりでございます。
本日はセンター試験二日目だそうで。日本全国からピリピリと緊張感が伝わって、僕の胃腸を着々と蝕んでおります。
さて、私は昨日、千葉に行ってまいりました。
別に等身大の鼠に会いに行ったわけではございません。
あすこは確かに幻想的で素晴らしいところにございますが、年に幾度となく行くほど、私はまだ中毒ではござらぬ。
毎年恒例、成田山への初詣にございます。
年が明けてはや半月。成田の不動明王様も早うわたくしに会いたくてうずうずしている頃合いにございましょう。
この「間」こそ、他者との付き合いにおいて肝要なことにございます。
相思相愛であっても、容易く遭ってはなりませぬ。焦らして焦らして、ここぞという時に行くのです。
この老骨の戒め、心に留め置きくださいますよう。
六時半に長野駅からバスが出ます。
ゆらり揺られて五時間余り。
途中妙義山や富士の嶺を拝み、今や東京の新名所になりつつあるという大樹も車窓に浮かびました。
日本三大奇山とも言われる妙義山。
この可笑しな岩肌は太古より風雨に曝され形成されたものだそうです。
彼らの心中いかがなものか。
長い年月、風雨に耐え抜き、文句も言わず、ただただ忍んできた彼ら。
それがいつの間にか人に奇妙奇天烈だと揶揄される。
周りに気を使わず、時に怒りを爆発させてきた富士は、「あな美し」と言われる。
苦労したものが報われない世。遣る瀬無い。
残念ながら、富士や空樹の写真はありませぬ。平にご容赦。
さて着きましたるは若松本店。お食事を頂きました。
不肖私、そこである法則に気が付き申した。
「女将の娘はあな愛し」
正確には申し上げられませぬ。その姉妹が女将の娘か否かは定かではございません。
また、早朝からの長旅で私の眼球並びに脳細胞が麻痺しているのかも知れません。
ただ、兎角可愛いのでございます。
一方はマスクなるものを着けてございましたので、顔立ちは分かりません。姉のようにございます。その眼光などは美しさを彷彿とさせておりました。
他の観光客への接待を聞いておりますと、声色も心打つものがございました。
もう一方は妹にございます。目鼻揃い、端整な顔立ちを惜しげもなく披露してございました。
素晴らしき光景でありました。南無南無。
…別段書くことはございません。
ともあれ、こうして我々は帰路に着いたのであります。
…あの姉妹に話が終始していたような気もしますが、まあ良いでしょう。
ではこの辺で。


