自由と安全のバランス | リリーフ法律事務所のブログ

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日本版DBSがあらぬ方向に向かっています。報道によると、性犯罪歴がなくても「おそれ」があれば配置転換等が「義務」になるとのこと。

しかし、犯罪のおそれなど、どういう基準で判断するのか、全く不明です。犯罪を犯していないのにレッテルを貼ることになり、新たな差別を生む危険性が極めて高いです。

安全(中でも自衛できない子どもの安全)の重要性は言うまでもないのです。が、追求するあまり自由がなくなり息苦しい世の中に向かっているように思えてなりません。

逆説的ですが、犯罪も犯せないように仕組まれた社会は、間違いなく不自由なディストピアです。

不同意性交罪の構成要件を決めたあたりから、日本社会はこと性犯罪に関して法の大原則の尊重やバランス感覚を失ってしまっているように感じます。