鬱病は原因も症状も経過も人によって異なる病気です。一患者の主観による体験談です。




鬱病、辛いです。



痛いわけでも熱があるわけでもないのですが、ただ〈辛い〉としか表現のしようがないです。





自分の体の輪郭が曖昧で、全身が〈辛い〉で満たされています。起きていて意識のある間はずっと。



大抵は不眠も併発しているので、ウトウトとはするものの、意識が完全にブラックアウトして深い眠りに落ちることが難しく、繰り返される悪夢に疲弊するばかりです。



要は、24時間逃げ場なし。無心になってホッと寛げる瞬間がどこにもない。



服薬しても劇的に回復するわけでもないですし、ただエネルギーが1滴1滴溜まるのを待ち続けるしかないのです。



鬱病のエネルギー枯渇についてはこちら↓






そんな状態がいつまで続くのか、医師にも本人にも見当がつかないのがまた辛くて。骨折や風邪なら、「いついつ頃には治りますよ」と目安があるのに。



視野が狭くなり、極端にネガティブな発想になることも症状のひとつですから、「もう一生このまま辛い毎日が続くのかもしれない」と絶望を深めます。



よく長いトンネルに喩えられますが、蟻地獄でのたうち回っている感じでした。全力で這い上がってようやく1メートル登ったのに、ズルズルと3メートル滑り落ちる感覚。いつまで経っても出口の光が見えてこない。



昨日もそうだったし、今日もそう。こんな毎日がいつまで続くの?死ぬまでこのままなの?それなら何のために生きている必要があるの?



正直に白状すると、この状態で「1時間で効果は切れるけど、この辛さから解放されるクスリがここにあるよ。違法だけどね😎」と渡されたら、手を出さない自信はなかったですね。それくらいの辛さでした。手元にそんなクスリがなくて、本当に良かったです💦