アートアクアリウム | リラックスブログ

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リラックスリビングのショップ内外で起こる事を、気ままにのほほ~んと綴るブログです。


昨日、早目に店を出て大阪歴史博物館でやっている

「大阪の茶の湯と近代工芸

武者小路千家の茶人・三代木津宗詮と大阪の職方」

ていう長い題名の特集展示を観に行ってきました。

題名の長さの割には常設展示の一部を使った小さなエリア。

ちょっと拍子抜けしましたが、元をとるためしっかり観ました。

茶室の設計に図面を初めてひいた人らしいのですが、

そういう図面のようなマニアックな展示は友人の建築家Iさんには

おもしろいだろうが、建築素人のぼくにはちょっとよく分かんね。

どっちかというと「好みもの」のお茶道具を観る。

なんかでも奇を衒ってる感じだなぁ…。

別に名物じゃなくても、もちょっと正々堂々としたのがぼくの好み。

どちらかというと一緒に活躍した名物棟梁平田雅哉の彫った

めざしとか石榴とかの彫刻のほうがよかった(笑)。

平田雅哉は顔はこわもてだけどきっといい人だったに違いない。


で、その展示だけで大阪まで出るなんてもったいないので、

いつものごとくもうひとつ

心斎橋大丸北館14階でやっている「アートアクアリウム展」に。

副題の「大阪・金魚の艶」ってなんだか意味分からん。

最初は静かめな展示からスタート。

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でも奥の方からは結構な大音響の音楽が聞こえてくる。

なんだか悪い予感…。

しばらくは珍しい金魚の水槽がたくさん続く。

見たこともない柄・色・大きさの金魚たちに驚く。

途中にはこんな屏風みたいな水槽の展示も。

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最後のホールには大きな水槽がいくつもあり、

中でもこの水槽が一番の見世物らしい。

「花魁」だって。

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祭囃子のような音楽が鳴り響く。

「ジャポニズムのエリアを設けて和を表現している」んですって。

へなへなへな…

外人さんとかはこれを観て「オオ、ジャポネー♪」とか喜ぶんだろか?

うーむー 見事に薄っぺらいぞ。

どうもこういうノリにはついていけまへん。

無闇に水槽に色んな色の照明あてて金魚の色分かんなくするし、

もっと普通に静かに「アートとしての金魚」をじっくりと見せてくれんもんか。

金魚ってそれだけで無茶苦茶に手の込んだアートなんだから、

そこにこんな「コラボレーション」したら屋上屋を重ねるっつーか。

例えば豪華な着物を着た芸妓さんや舞妓さんとかを

しょぼい張り子の車に乗せてみんなの前に引き出すみたいな…。

まあそんなこと思うのはぼくだけなんだろうな。

だいたいぼくはあんまし金魚が好きでないみたい。

ずいぶんいろんな珍しい金魚を見たけれど、

どうにも「フリークス(畸形)」を見ている感覚から逃れられない。

フリークスはフリークスで嫌いじゃないんだけど、

なにもわざわざそんなけったいな魚を作らんでも…って


いろいろと考えさせられる「アートエンターテインメント」でした。