16日と17日、たいへん忙しい2日間でした。
時刻を追ってご紹介いたします。
後半の「おん祭」の部分は今後の観覧の参考になるかもしれません。
ちょこっとおつきあいくださいませ。
まず、16日朝早出して仕事をとりあえず片づけ、
10時にホテルフジタ奈良に車を停め、
そのまま歩いて奈良親子レスパイトハウスへ。
http://nara-oyako.org/
10時半からリノベーションの検討会。
12時から博物誌プロジェクトの立ち上げ説明。
お話いただいた谷先生の話の面白さは凄かった。
奈良公園の鹿を含めた生態系のバランスは絶妙だそう。
平城宮跡を意味もなくアスファルトで固めようとしていることとか、
若草山にリフトを設置しようとしているとか、
行政主導のわけのわからない「開発」の話には怒り心頭です。
1時から忘年会(笑)。
ぼくはレスパイトハウスの「庭プロジェクト」に参加して
庭の草むしりとかをしているだけなんですが(笑)、
奈良県産の食材や庭の家庭菜園で取れた野菜を
「食プロジェクト」の方々が作ってくださった美味しい料理で乾杯です。
3時半頃お開きになったので、二月堂前の開山堂特別拝観に出かける。
東大寺を創建した良弁僧正坐像(国宝)が1日だけ観られる。
でも、500円は高いんじゃないかなぁ…。
これは下から見上げた二月堂。
この時点でだいたい午後4時。
娘たちとの待ち合わせまで時間があったので
古道具屋さんをのぞきつつ、備前焼の小さな花器を買いつつ、
藝育カフェSankakuさんでお茶をする。
http://aalabo.com/
無事に落ちあった後にホテルにチェックインし、
豆腐料理の「ならまち豆腐庵近藤」で鴨鍋をいただく。
http://www.kondou-touhu.co.jp/shop/shop_kon01.html
豆腐と豆腐を使った料理がンまい♪
もちろん鴨もンまい。
お腹一杯になった一行はおん祭の遷幸の儀まで時間がまだあったので
ならまちから商店街をぶらぶらしてBar Fiddichで一杯。
http://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29006012/
なんか店の雰囲気が生駒のCharlstonに似ているなぁと声をかけたら、
マスターは3年前までCharlstonにいたという。奇遇です。
http://www.kcn.ne.jp/~chary/
それから午前0時から始まる遷幸の儀に備え、
春日大社二の鳥居近くに並びに行く(10時半頃)。
今年は去年よりずっと暖かく助かる。
遷幸の儀は何度見ても厳かで素晴らしい。
でも、列に割り込む人とかが散見されて気分悪し。
どこにもモラルの低い人はいるもんだなぁ…。
お旅所にも入れたのですが、位置取り悪く、
背の低い娘と友人が暁祭をよく観られないということで退散。
午前1時半頃ホテルに戻る。
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ようやく17日。
朝は9時半の開館にあわせて奈良国立博物館へ。
http://www.narahaku.go.jp/
特別展「おん祭と春日信仰の美術」を観る。
今年は屏風絵がたくさん出ていてよかった。
なんでも江戸時代のおん祭は今の10倍の規模だったというから驚く。
博物館をでて目の前の釜めし志津香で朝昼ごはん。
http://www.kamameshi-shizuka.jp/
休日は行列凄くて入れないんだけど、開店の11時すぎなら余裕でした。
カキフライ食べたりしながら朝からビール飲む♪
午前中から飲むビールってのはほんとに旨いわ(笑)。
食べ終わって店を出たら12時過ぎで「お渡り式」のスタート直後。
こんなとてつもなく大きな馬も出番を待っていました。
混雑が心配なので行列を見送ってすぐに終点のお旅所に向かう。
ここでは「松の下式」と「競馬」と「稚児流鏑馬」と
「お旅所祭」の見どころがあり、
どこにどう陣取っていいものかたいへん悩ましい所。
行列が到着する前のお旅所は人も少なくゆっくり参拝できます。
真ん中の仮設社の中に若宮様がおわします。
御旅所前に設営された特別観覧席を思い切って購入。
これでお旅所祭はあわてずに観られるので、参道に戻って行列を観る。
古式ゆかしい装束の若い娘さんたち。
中にはマスカラばっちりギャルメイク風の人も…。
目の前を馬が走り過ぎる「競馬」は迫力あります。
それから観覧席に移動して、大名行列とかをゆったり観ていたら
雨が本降りに…(涙)。
日の使いの祝詞奏上などが終わってこれから本格的に神楽とか
東遊とか田楽とか、お目当ての細男とかが始まるって時に…。
巫女(御巫:みかんこ)さんの舞もテントの中。
雨の弱まる気配はなく、このあたりで見学断念。午後4時頃。
本当は夜10時半頃まで芸能を観て、
その後の還幸の儀まで観るつもりでしたが、
雨には負けました。
高畑の空気ケーキでお茶してほっと一息ついて帰途につきました。
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教訓
1.遷幸の儀は早くから並ぶ必要なし。
2.早く並んだからといって暁祭をいい場所で観られるとは限らない。
3.特別観覧席は高いけど価値あり。まず席を押さえる。
4.お金に余裕があれば松の下式観覧の席も押さえる。
5.お渡り式の出発は近鉄奈良駅辺りから観るのがよさそう。
6.それを見たら興福寺南大門の交名の儀に移動。
7.そのまま行列を追い越して松の下式を観る。
8.参道に移動して行列の通過と競馬を観る。
9.観覧席から大名行列を観る。
10.参道に戻って稚児流鏑馬を観る。
11.日の使いの祝詞奏上は観られないが諦める。
12.神楽以降の芸能をゆっくり椅子に座って観る。
13.還幸の儀を観る。
これが現時点で考え付く春日若宮おん祭のベストコースです。
でも体力的にはちょっときつい。
なので、複数回観ることができる人は遷幸の儀を観る年と
お渡り式以降を観る年を分けた方がよさそう。
来年は15日の御湯立と、17日のお渡り式以降の行事を観るつもりです。
とはいえ2日間、娘と友人と3人で美味しい物を食べて飲んで
祭りの観光などして、ほんとーーに楽しい時を過ごしました♪
しやわせ (^-^)