昨日(11月27日)はいつものように色んな予定を詰め込んで
大阪まで出かけました。
まず最初はちょっとお仕事。
マンションのリフォーム物件の販売協力打ち合わせ。
これがそのマンションからの眺めです。
うっひょーっ!
どこかの展望台からでない証拠写真はこれ。
バスルームから撮りました。
うっひょーっ!
ビジネスがうまくいくかどうかは置いておいて
この部屋に入らせてもらっただけでも価値がありました(笑)。
絶対買うことのできないお値段だけど一度くらい住んでみたい…。
次に向かったのは雑誌で見て興味を覚えた南蛮文化館。
桃山時代の南蛮文化ものを中心に収集された個人美術館です。
いきなり受付の「大阪のおばちゃん」にびっくりされました(笑)。
なんでも日本人の客はすごく少ないんだって。
一人でひっそりと観ようと思っていたらこのおばちゃんがやってきて
狩野探幽やら長谷川等伯やらの名前がボンボン出る説明をしてくれる。
あまりに激しいギャップに頭がくらくら。
それに凄い展示品がすんごくぞんざいに置いてあって触れたりする。
ええんかいな(笑)。
桃山時代のイエズス会の螺鈿の書見台に触れるって…(驚)。
南蛮屏風や洛中洛外図屏風なんかの見ものもいっぱい。
うーん、朝一からあまりのインパクトにお腹一杯になりました。
開館期間が年に2カ月しかないけど絶対にまた行こう。
そこからすぐそこの阪急中津駅ガード下に見つけたのがこれ。
中津芸術文化村ピエロハーバー。
こりゃまた、なんじゃこりゃー??の異次元空間。
べらぼーに高い天井と溢れんばかりのキッチュなアート。
中津って濃いところだったのね~。
おもろすぎるわ。
そいで外に出ると梅田スカイビル。
昔、会社勤めのころよくこのビルでイベントなどしましたが、
ここからの景色より朝のマンションからの景色のほうが凄いな、きっと。
で、次の目的地は大阪市立東洋陶磁美術館。
「開館30周年記念企画展
国宝 飛青磁花生と国宝 油滴天目茶碗‐伝世の名品-」
ってのをやってます。
もう何度も足を運んで何度も観ている飛青磁と油滴天目なんだけど
機会があると観に行かずにはおれない(馬鹿)。
天目茶碗の国宝については4碗ある内の3つを見たことがありますが、
個人的に1番は藤田美術館の耀変天目。
次が静嘉堂文庫美術館の耀変天目。
ここの油滴天目は3番目かな~、今のところ。
いつの日か大徳寺龍光院にある耀変天目を観てみたい。
が
とりあえず天目茶碗は置いておいて
何度も書いていますが
ぼくがこれまで観たことのある陶磁器の中では
この飛青磁花生が一番美しいと思う。
陶磁器に興味がある人もない人も一度は是非観て戴きたいです。
それから次は大阪市立美術館の「北斎展」です。
ちょっと時間があったので先に公園内を散策しました。
建築中のあべのハルカスがきれいに観えました。
なんかちょっと高層ビルに縁のある一日です。
北斎展はというと、
凄いっ!
以前に国立新美術館でピカソ展を観た時と同じ驚き。
よくもこれだけたくさんの絵を描けたもんだ。
それも抽象画みたいに(と言っては失礼だけど)
書きなぐるみたいな絵なんてなくて、
ぜーんぶ緻密。
これ、ほんまに一人で描いたんやろか?
もちろん単純に量に驚いただけじゃありません。
70歳をすぎてから描かれたという「富獄三十六景」などの
構図のすごいことといったら…。
西洋の巨匠と言われる画家たちが驚嘆したのは当然でしょう。
いやー、アート好きにはたまらん濃い一日でした。