少し前のことですが、秋の特別公開期間の四君子苑に行ってきました。
ちょうど竹中大工道具館でやっている「数寄屋大工展」が主催する
見学会の抽選に当たったので。
なんでも当初30名予定のところに180名以上の申し込みがあったらしく
急遽3つのグループに分けて計60名にしたらしい。
それでも倍率3倍くらいなわけで、別途申し込んでいた友人も当たるなんて
なんて運がいいんざんしょ♪
春に観に来て感激していたので、解説つきで観れるとあって期待大。
中は撮影禁止なので北村美術館のロビーから1枚撮りました。
ぼくのグループは数寄屋→母屋→美術館の順序。
最初に茶室を含めた北村捨次郎の数寄屋を
美術館の職員の方がご案内してくれます。
春に個人で来た時には入れなかった茶室「珍散蓮」にも入れた。
点前座の横の洞庫の引き戸がスリットになっていて
向こうにある水屋から点前座が見える仕掛けになっている。
茶事の時って懐石料理を出すタイミングとかを茶室の襖の
陰から音だけで内部の様子を窺う、ってのが結構厄介。
ナイスな仕組みです。
他にも面白い工夫が色々。
よく考えられた建築ですねぇ~。
その後は吉田五十八が設計した母屋のほうを弟子にあたる
今里隆さんにご案内いただきました。
大きな建具などには見えないところに苦労が一杯。
そういう苦労をまったく見せないところがカッコいい。
美術館は最初に観たので残りの時間は一人で
建物の中をうろうろしました。
ほんにええわ~♪
春の桜も綺麗だったけど秋の風情も最高。
もうちょっと紅葉がすすんでたらもっと凄かろう…。
えーっと、建築ど素人の解説に飽き足らない人は
友人の建築家のたいへん詳細なレポートがありますので
こちらをどうぞ