どんどん繋がる法華の太鼓 | リラックスブログ

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リラックスリビングのショップ内外で起こる事を、気ままにのほほ~んと綴るブログです。


先日、六本木の21_21DESIGN SIGHTで

「田中一光 デザインの前後左右」展を見ました。

印象的なポートレートがありました。

後列左から4番目が田中氏だなぁ、とぼんやり見ていましたが

たいへんな写真であることが判明。

本写真や説明の一部は「ときの忘れもの」様より拝借しました。

「ときの忘れもの」さんについては今年6月に

建築家 光嶋裕介さんの個展で訪問したのですが、

どえりゃーすごいギャラリーだということも今回判明(笑)。

写真に戻ります。

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撮影者は細江英公氏。

「1970年3月30日」

後列左から、加藤郁乎、横尾忠則、高橋睦郎、田中一光、川仁宏、種村季弘

前列左から、澁澤龍彦、土方巽、瀧口修造、細江英公、三好豊一郎

東北を舞台に舞踏家の土方巽を撮った写真集『鎌鼬』で

芸術選奨文部大臣賞を取った細江英公氏が

賞金をはたいて土方巽はじめ関係者を招いて

赤坂プリンスホテルのレストランでお礼の宴を開いたときの記念写真。

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今年、ジャクソン・ポロックを観たことから「具体」に興味を持ちました。

「具体」を主導していたのは吉原治良。

田中一光は吉原にポスターを認められて感動したそうです。

「具体」が活躍していたころ、同じく前衛芸術をけん引していたのは

読売アンデパンダン展。

その台風の目のひとつは「ハイレッド・センター」。

メンバーは高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之。

頭文字の高・赤・中を英訳してハイレッド・センターです。

赤瀬川氏といえば最近では「老人力」で有名な方。

ぼくは学生のころ「超芸術トマソン」にはまりました。

大好きな南伸坊さんの師匠でもありますね(違ったかな?)。

で、国立国際美術館の図録を読んでいたら

彼らが暗黒舞踏の土方巽と親交があったという。

ネットで土方巽を調べていたら、

細江氏がポートレイトについて話す動画が見つかり

これまた学生時代に耽読していた澁澤龍彦氏が登場。

四谷シモンさんが澁澤氏について語る動画にも泣けました。

なんかもう知ってる人達がどんどん登場して繋がってる。

というか60年~70年代に活躍したアングラ(とは言えない人もいるが)

の人達ってみんなやっぱり繋がってるんですよね。

この調子ではもうすぐ民藝のメンバーがつながってくるかもしんない(笑)

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んで、昨日(10/24)は大阪グランキューブ(大阪国際会議場)であった

リビング&デザインに行ってきました。
主たる目的はこれ。

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中村外二工務店の現当主義明氏の講演。

はやり当代随一の数寄屋建築家だけあって交遊範囲が広い。

思いだせるだけでも吉村順三にはじまり白井晟一、磯崎新などぞろぞろ…。

白井晟一はこの前行ったばかりの松濤美術館の設計者。

おまけに色んなものを混ぜて塗りこめる手法については

倉俣史朗のスターピースのアイデアに繋がったから

本当なら分け前が欲しい、とか(笑)。

高松次郎はパリの展示で無茶しよった、とか。

ぼくにとっては書物の上の知識でしかない巨匠たちと生身の交流がある。

それだけでもすごい。

ためになるお話でした。

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10階の窓から撮った景色。

松江泰治っぽく撮れてるかしら?(んなわきゃないわな)

せっかく中之島に来たんだからgrafで昼食。

そいからてくてく歩いて野田方面に向かう途中見上げた空。

見事にビルがスカイスクレイパーしてます。

ビルのエッジが空を切り裂いている感じが大好き。

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歩きまわってちょっと疲れました。