昨日、お茶の同輩のお誘いで、「京おどり」を観に行ってきました。
そのことは後で書くとして、
せっかく京都に行くんだから、と、貧乏性のぼくはまたまた予定詰め込み。
朝一番に京都国立博物館でやっている「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」へ。
同じ京博で昨年11月に観た「細川家の至宝(永青文庫)」に感激したので
再度「文庫」に期待して行きました。
結論から言うと「はらほろひれはれ・・・」
京博のホームページにあるとおり国宝8件・重文60件の展示ですが、
そのほとんどは「御堂関白記」などの書画。
たしかに歴史的あるいは考古学的な重要性は高い、にちがいない。
んが、これらを観て「おもしろい!」と思える人は
いったいどれくらいいるのであろうか…?
和歌のかな字の色紙とかならまだしも
美術・工芸品というより記録・資料だもんなぁ。
元を取るために一所懸命観ましたけど、ちょっと疲労。
それから北村美術館へ行こうと出町の方へ移動し、
事前に調べていた西角ってお店で昼食。
グジの上にエンドウ豆のペーストが乗っかった若草むしが旨かった♪
ちょうど近くに豆餅で有名な出町ふたばがあったので、
おみやげを買うつもりで並びました。
すんごい行列。
それから北村美術館に移動。
今ちょうど春の四君子苑の特別公開中です。
拝観料はちょっと割高な気がするのですが、四君子苑は観たい。
結論、「むちゃくちゃ素晴らしい~~♪」。
ここに住みたい~~。
新旧数寄屋の巨匠、北村捨次郎と吉田五十八の競演。
お茶する人にはたまりません。
庭もすごく美しい。
ずーーっとここにいたい、と思いましたがそうもいかず、
次は京都府京都文化博物館でやっている芹沢銈介展へ。
ぼくはどちらかというと芹沢銈介は民藝・工芸の作家・職人と思っていましたが、
かなり認識が誤っていたことに気付きました。
あきらかにデザイナーあるいはアーティスト。
文字を変形した意匠の独創的で美しいことといったらない。
あれもこれも欲しいなぁ…といってもかなわないので、
とりあえずハンカチだけで我慢してます。
そして友人達と待ち合わせ、本題の「京おどり」へ。
いやまあなんといいましょうか、「よろしおすなぁ~」。
美しい着物に身を飾った芸妓さん舞妓さんの乱舞。
鯛やヒラメの舞い踊り、って言っちゃ失礼ですが、
なんつーかEXILEっつーか宝塚っつーか、
思いっきり非現実なところがとーっても楽しい♪
まあ世の中にはこういう方々を夜な夜なお茶屋に呼んで
遊んでいらっしゃる方もいらっしゃるのでしょうが、
今のところ(というか経済的には一生無理)そういう遊びには無縁なので、
ちょっとそのエッセンスを楽しめただけで十分です。
そしてお決まりのように酒宴へとなだれ込んでゆくのであった…。
(ぼくは車だったのでノンアルです。)