定休日を利用して「飛鳥アートプロジェクト」に行ってきました。
明日香村周辺のいくつかの施設に展示される(現代)アートの展示会。
まず向かったのは奈良県立万葉文化館。
ここでは「絹谷幸二・希望 飛鳥からの風」展と
プロジェクトとは直接関係ない堂本印象と東丘社の企画展をやってました。
絹谷作品・・・
無茶苦茶失礼を承知で言うと、
ピカソと岡本太郎とジミー大西を混ぜたみたい…。
それよりおどろいたのが万葉文化館です。
こーんな田舎にこーんな立派なホール作って、
中ではたーくさんの人が働いている。
善いか悪いかは別にどこからともなく「補助金」の匂いがするぅ~。
次に「ASUKA COLOR12」って展示を川原寺跡で観ました。
色とりどりの幡と藁の三角錐はきれい。
船と朱雀・古墳のオブジェはちょっと…しょぼい。
それから国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区へ。
こちらでは「ASUKA・タイムトラベル」という複数の作家さんたちによる展示。
まず目に入るのが淀川テクニックさんの「飛鳥タワー」
ま、いっか。
藤田りよさんの「トイレdeアート」ってのが、なんだか可愛い♪
そしてさらに石舞台古墳に移動して、一番期待していた
霧の彫刻「霧立つASUKA…息吹く古代の夢」へ。
これについてはYouTubeの映像
がよく分かります。
夕暮れ時、午後5時スタートの分を狙って行ったので、
期待していた幻想的な感じがすごく良かった。
あまり寒くもなく微風のコンディションも幸い。
これって風があるとかなり難しいインスタレーションだと思うな…。
見に行く人は快晴でなくとも微風の日を選んで行きましょう。
帰りに主催者の一人NAPのN氏にばったり会ってお話を聞くと、
今年は「映像コテンパンダン展」、「HANARART」、と今回の
「飛鳥アートプロジェクト」という、ほんとなら年にひとつのイベントを
3つも固めてやってしまってかなりお疲れのご様子でした。
でもまあ奈良からこんなふうなアートの風が吹くなんて
これまでほとんどなかったんだからとっても良いことではないですか、
などと現代アート門外漢のぼくは励ましにもならない言葉を掛け
夕闇迫る明日香を後にしたのでした。