10月11日、愛知県犬山市の名鉄犬山ホテル内有楽園で開催された
如庵「茶」会にお茶の先生方のお伴として参加して参りました。
国宝茶室如庵に年に1度だけ入れるという結構有名な「お茶会」。
会記にも「如庵茶会」って書いてあるんですが…。
濃茶→薄茶→番茶→点心と一応順番通りに回りました。
まず待合の前のベンチでしばらく待つ。
んで、書院入口控えの間で待つ(ここから基本正座)。
入ったらやっとそこが待合で、掛け軸などを拝見(狭い)。
それからお茶をいただく席に入ると、お点前がない…!?
いきなり陰点てしたお茶を袴を着た人達がバケツリレーでお茶出し。
飲み終わると早速前のほうに並べられた名物道具を「道具屋さん」が説明する。
そいから如庵の内部を見学し、説明をお聞きする。
ちょっと変わった作りのお茶室でした。
これは外からの写真です。
この後、新しい書院に移動して薄茶席があるのですが、
そこでもお点前なし。
お茶飲んで道具の拝見のみ。
えーっと
これって「お茶会」ですか~?
待つのはまあどこの大寄せ茶会でも仕方ないと思う。
しかし、正座で待たされて席入りしたらいきなり陰点てのお茶。
それと道具屋さんの説明。
お茶さえ出しておけば「茶会」か?
どこに茶人がおるんじゃ~い。
茶の心がどこにあるんじゃ~い。
如庵「茶会」なんて言ったら織田有楽齋が泣くでほんまに。
来年から「国宝如庵見学とお道具拝見会(抹茶付き)」に変えるように。
それからちょっと消化不良もあったので、すぐ近くの国宝犬山城へ。
いやーこれは素晴らしいお城です。
天守そのものはご覧のように小さいのですが、
この向こうは木曽川に面した崖です。
まさに天然の要塞。
中の急な階段を上って最上階に上がれば、360度の絶景!
むちゃくちゃ気持ちいい~♪
パノラマ写真でないのが残念です。
ってことで終わりよければすべてよし、ってわけでもないが、
ちょっと溜飲を下げて帰途についたのでした。
如庵茶会に喝!