10月16日(日)は大和郡山慈光院の1年で1番大きなイベント、石州忌でした。
慈光院の開山玉舟和尚と、石州流開祖片桐貞昌のご命日が近いことから、
毎年、10月の第3日曜日に開催される毎歳忌です。
日本中から石州流茶道をなさっている方々が集まる盛大な法要。
なので、普段にない五色幕がしつらえられていたり、
書院の床にも特別大事なお軸が掛けられていたりします。
ちなみにこのお軸は「黄龍門下振臂直」と書いてあり、
玉舟和尚から片桐石州への印可状とのこと。
そして一番大事な法要は方丈(本堂)で取り行われます。
真ん中に移っている台子(棚みたいの)を使って
水戸何陋会の宗匠が仏様に供えるお茶を点てられ、
並行して慈光院の和尚様が回向し、
最後は参会者皆で般若心経を唱えます。
ちょーっと場所取り悪くってお点前の手元が見えませんでした。
おまけに板敷に正座で辛い (>_<)
それでも仏様への献茶点前は最も格式の高いお点前で
めったに見られるものではありません。
勉強になります。
で、法要が終わると解散し、それぞれ濃茶席、薄茶席、点心席へ。
もちろんここでもちゃんとしたお点前があってお茶がふるまわれます。
同じ石州流とはいえ各流派でお点前にずいぶん違いがあり、
とーってもおもしろい♪
袱紗のさばき方から茶入れの拭き方、茶杓の清め方、
ぜーんぶ違う(笑)。
ま、これも家元制度(千家など)とは違う茶道の面白さですね。
お茶にどっぷり漬かった一日でした。
如庵会と比べるのもなんだけど、
これがちゃんとした茶会ってもんじゃないんでしょうか…?
・・・・・・
それにしても最近お茶にからんだ記事が多いなぁ。
11月になってもお茶ネタがいくつかありそうだし…。
ま、いっか