お茶事のお稽古 | リラックスブログ

リラックスブログ

リラックスリビングのショップ内外で起こる事を、気ままにのほほ~んと綴るブログです。


昨日、お茶事のお稽古がありました。

嬉しいことに亭主を仰せつかったので、持てる限りの道具を使って

気合いを入れて準備いたしました。

以前にもご紹介したかもしれませんが、お茶事というのは

懐石料理を含めた正式なおもてなしの席です。

お客様は先生の娘さんとその生徒さん計4名で、こちらもお客様のお稽古。

まずはお客様を寄付(控室)にお通しし、

香煎を差し上げてから、腰掛待合でお待ちいただく。

亭主のぼくが蹲踞で身を清めてから迎え付けに出、

お客様にも蹲踞を使って戴いて茶席に席入りします。

スタッフのリラックスブログ

床に飾らせていただいたのは、たった一つ持っている「無事是貴人」のお軸。

これらの軸や釜、風炉などをお客様が拝見し着席したら、

亭主がご挨拶し、さっそく懐石料理が始まります。

飯・汁・向付から始まり、お酒・汁替え、煮物・焼き物・箸洗・八寸などなど

ほぼ日本料理屋さんでいただく懐石コースと同じ内容を

亭主とお客様の間でちょっと手の込んだやりとりをしながら

召し上がっていただきます。

最後に季節の和菓子をお召し上がりいただき、

亭主が炭を入れた(炭点前)ところで中立。

お軸を花に替えて準備ができたら銅鑼を鳴らし、再度席入りしていただきます。

スタッフのリラックスブログ

今回使わせて戴いたのは家宝(笑)の倉俣史朗アクリル花器です。

普段は花を生けずに花器そのものを飾ったりしているのですが、

やっぱり花が入ると一層素敵です。

そしてようやく普通に見かける「お茶」のお点前が始まります。

風炉釜は先生にご用意いただいた石州好糸目独楽形。

あわせた水指はアラビア・パラティッシのスープチューリンです。
スタッフのリラックスブログ

他にも香合にイッタラのキャニスターや

生まれて初めて購入した茶道具の越前塗り棗、

粉引の茶碗、グスタフスベリ・フリーベリのボウル、

自作の茶杓、笹蔓手金更紗の袱紗、

蓋置きはイッタラのキビに花を入れ、

黒文字に遊中川の鹿柄楊枝を揃えました。

どれもいわゆる立派な茶道具ではありませんが、

自分のセンスで見立てた道具を

お稽古とはいえ正式な茶事で使わせて戴いて

もう楽しくって楽しくって幸せ~~♪

肝心のお点前ですが、先生の娘さんはとてもくだけた方で、

弟さん(ご住職)がぼくと同じ歳なので、本当のお姉さんみたいで、

いろいろと楽しくお話しながら、点前を直していただきながら、

終始楽しく茶事は終わったのでした。

ご参加のお客様もモダンな見立てをご理解いただいて、

お楽しみいただけたようでした。

あ~楽しかった~~ きゃぁ~

大人の遊びとしてこんなに楽しいことは他にはないのでは…。

先生が「やみつきになりますよ。」とおっしゃっておられたのもうなずける。

しかし、これをやるには裏方さんに4~5人は絶対必要だもんなぁ。

う~ん~。

でもいつかはお店の2階にある茶室で小さな茶会をしたいな、

と、改めて思った次第です。