今回の記事は、パニック障害と診断されて、間もない方に書いています。
まず休養と言われることも多いパニック障害ですが、休養って?と思う人も少なくありません。
仕事をしていれば辞めるわけにもいかず、子育てをしている方であれば、子育てを誰かに任せるわけにもいかず…
ここで言う休養は寝て治すということでは当然ありません。
パニック障害の人にとっての休養は…正直…ありません。
もちろんボサッとしてないで、回復への努力をせよ!と言いたいのでもありません。
この休養という言葉が邪魔をして回復を遅らせている方は少なくありません。
●まずは日常生活の改善から
休養ではなく、乱れた睡眠、食生活があれば、それを整えることが先決です。
睡眠時間にリズムが整っていない、食生活が偏っていないか。
そこには、スマフォの見過ぎや、外食、コンビニ弁当、惣菜パンなどで済ませていないか、よく確認しましょう。
これらの改善、生活リズムの改善は何より優先されることです。
あなたの身体は何から作られているのか。
食事であり、睡眠です。この2つの乱れを整えることは大切なのです。
ベストは求めなくても、今よりベターな改善を日々おこたらずに。
そして、いよいよ、どうするのか?
●治った先のビジョンは
まずは自分がこれを治そうとするのは、なぜなのか?
もちろん辛さをどうにかしたいから!と、なるわけですが、それではいけません。
治った後のこと。何を思い描いているでしょうか?ここが白紙だと、少々長丁場な回復への道が絶たれてしまいます。
あなたはパニック障害になって、友達付き合いや、会社を辞めてしまったりと、何かと不便な思いをしてきたはずです。
治すことの意味は、あなたの不便さの解消であり、自己実現の妨げになっているパニック障害を克服することで、それを叶えることです。
苦しみの解放ではなく、その先の叶えたい何かをハッキリさせましょう。小さなことでいいのです。多ければ多いだけ、モチベーションも上がります。
●現状のあらいだし作業
そして次に問題をハッキリさせましょう。これは原因を考えることではありません。
現状はどうなっているのか。
それに対して何を思い(考え)そしてその思い
に引きずられて、どんな気持ちでいるのか。
その思い、感情によって、以前とは違う、どんな行動をしているのか。
これら自分の一連の流れを紙に書いてみましょう。
それによって、何をどうしたらいいのか、ハッキリしてきます。
「あなた自身の今」の仕組みが見えてきます。
ここまできて、はじめて、何をこの先していく必要があるのか。今足りていないことは何なのかが具体的に見えてきます。
原因ばかりを考えても、先ほどの治った先のこと、そしてこれら書き出し作業をなくして回復はありません。
ここが非常にボヤけている人が多いですから、回復に必須な作業であることをどうか忘れないで下さいね。
●そして実況中継
ここまでハッキリしたら、やるべき事の基本である、私がブログで書いている「実況中継」を学び実行してください。練習あるのみです。
その方法についてはブログのテーマにあります、「実況中継について」という記事をよく読んで実行しましょう。
パニック障害になっての第一歩は、こうした土台作りが大切です。
いっけん、当たり前のシンプルな事を手抜きはしないでくださいね。
私はここの部分を手抜きして、原因探しばかりに時間をかけ、症状を消すことに必死になっていました。
結果、慢性化し10年以上苦しみました。
ビジョンなくして、行き先整わず。
まずは今回の記事をしっかり読み込んでいただき、早めに実行してくださいね。早ければ早いだけ回復も早まりますから。
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