最近、「ライフスタイルモデル」っていう言葉があるようですね。そんなモデルさんのハイセンスな本もよく出ているようですね。
憧れと同時に、自分の身の丈に合わないと、ガッカリ感が交錯しながらも、人の生き方、生活には誰もが関心があるところだと思います。
武田百合子さんという方を知っていますか?
この方の本である「富士日記」という、文字通り、富士の麓に住まいをもつ、武田さんの日々のありふれた生活を描いた内容です。
私はこの本を偶然知り、時を置いて読み、飽きては売り払い、また買って…な本なんです。こんな本は滅多にあるもんじゃありません。
誰もが自分の人生の岐路や、ストレスフルな生活を送っていると、自分を見失いがちになりますよね。そんな時、他人の生き方や生活ぶりに関心が向きやすいもの。
趣味の範囲内でそれをあさっている分には、楽しくても、やがて理想をそこに求めてしまうと、さらに自分を追い込んでしまうことも…
何か、せき立てられるかのように求めていたら、ハイセンスな生活ぶりより、ちょっと「平凡な毎日の生活」を丁寧にやることを意識した方がいいかもしれませんよ。
足りてない何かではなく、すでにあるものを意識して…生活の中の雑事に「所作の美しさ」を見つけ出す方が賢明です。
そんなわけで武田百合子さんの本を今回はご紹介。
これって読んでると、「ただの日記?」って感じの本なのですが、読了する頃には、また読みたくなります。
非常に泥臭く、生々しい、それでいて読んでいるうちに、「うん、生きるってこれでいいんだ!」と活力さえ湧いてきます。「毎日の平凡」がとても大切であり、平凡を生きることが、まずは大切ということがよくわかります。
分厚い本ですが、頭を使う本ではありません。淡々と読み進めていけばいいだけです。物足りなくても安心。上巻、中巻、下巻とありますから(苦笑)
関心のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。関心がなくても、こうした本って、年齢を重ねていくうちに、読んでみたくなる本ですから、忘れないうちに買っておき、本棚に所蔵しておくのも手かと思いますよ。
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あなたに起きていることは、私にも過去起きたことでもあります。でも完全克服できました。体験者として、あなたの回復のお手伝いをさせてください。体験者だからこそわかる、克服のためのコツをお話します。
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