パニック発作に向き合う勇気 | パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

10年以上、パニック障害と嘔吐恐怖で苦しんだ私が、薬無しで自力克服したお話。あきらめないで!ちゃんと治そう!! 



発作症状が出そうになった時に、どうにかしようとすると、発作症状はますます大きくなります。

でも、どうにかしようとすることは、なかなか避けられたものではありませんよね。
私も当時は、頭では分かっていても、身体が言うことを聞かず、ついには、どうにかしようと必死な自分がいました。

そんな発作が出そうな時は、まさにパニック発作症状の行く末を監視している状態にあります。当然、小さな不快にも気付きやすくなるので、結局はいくら戦っても、発作症状は約束されたように出てきてしまうものです。

予期不安の時にどうにかできればいいのですが、はじめのうちは、そこだけにアプローチするのではなく、むしろ発作症状がバンバン出ている時の対応を変えていくことも同時に目指していきましょう。

おそらくほとんどの人が発作症状になってからでは遅いと、予期不安の段階でどうにかしなくては?と思っていると思いますが、ここは今までの発想の転換をしてください。

発作症状がバンバンな時の、対応を変えていくことにも比重を置いてください。それが変わってくると、予期不安に対する向き合い方、不安症状の程度に変化が出てきます。

予期不安の段階で、以前よりあまり関心を持たず、そのままにしておくことができるようになると、その後の大きな発作症状には繋がらなくなってきます。たとえ発作症状に見舞われても、その時々の対応がうまくなっているので、乗りこなし、身のこなしがうまくなってきます。

いっけん難しそうな発作症状への対応。訓練が必要ですが、やればちゃんとできるようになってきます。焦らないで下さいね。

さて、その方法としては、あらためて言うまでもなく、今までのブログでも何度も説明してきました、実況中継という方法をとっていきます。(ブログのテーマ記事の中に実況中継についてという記事が100以上あります。読んでみて下さいね。きっとお役に立ちますよ)

その時の自分の状態を言葉にしていくことです。これは監視モードだった自分を、観察モードにチェンジしていくことを意味します。

それでも、はじめのうちは当然ですが、発作症状は変わらず出てしまいます。そんな時は慌てているので、頭も真っ白、なす術がないと思い込み、発作の渦に飲み込まれていくので、そんな時に逃避行動に出ている自分、どうにかしようとしている自分を言葉にする実況中継をうまくできないかもしれません。

でも心持ちだけでも、実況中継にフォーカスしましょう。うまくできないのは当たり前です。訓練として継続していきましょう。
必ず、フッとできる時が断続的にやってきます。

1回や2回、10回、20回やったからといって、その場でどうにかなるものでは決してありません。でも毎回のパニック発作症状で、こうした訓練を重ねていくと、いざ発作症状になった時の対応が変わってきます。

例えば慌てて水を飲もうとしたり、なにかをして気を紛らわそうとすることが少なくなります。すこし、間をもって発作症状に対応できるようになってくるんです。

反射的な逃避行動は神経の興奮を誘いますので、少しでも発作症状と間を持つことができるようになると、自然と神経の弾力性を取り戻すことができるようになってくるのです。

引いて自分の状態を見ることができるようになると、慌てていながらも、慌てぶりを客観視できるようになってきます。発作症状に飲み込まれていくということが少なくなります。

もちろん、そんな状態になってもすぐには発作症状は鎮まりません。でもそんな状態にあっても、「やることが遂行できる、やらない、行かないが、やってみたらできた、行ってみたら行けた、そんな状態であっても」という風に変わっていきます。まずはここを目指しましょう。

私の方法だけにあらず、ほかのどんなセラピーでも、その場で即効的に発作症状を消す方法はありません。パニック障害という病態の性質上それは不可能なことなのです。
ここを探し求めていても時間は刻々と進んでいくだけです。

大切なのは、予期不安の時だけではなく、発作症状真っ只中の時の対応の仕方を訓練していくのです。訓練ですから、はじめからうまくいかないのは当たり前です。そこで焦って短絡的にやめるようなことがあったら、もったいないです。

ブログに書かれていることは、今の自分には難しい!と思う方も大勢いるかと思いますが、取り組んでみてください。
やってみないと分からないことは沢山あります。今は理解できない、納得できないことがあっても、とりあえず形から入ってみてください。

私もそうやって試行錯誤して、少しずつ回復への、マトを絞ってきたのです。はじめからど真中を当てようとしても当たらないものです。外しを何度も体験していく中で、真ん中を射抜くことができるようになります。

予期不安の時だけではなく、パニック発作のど真ん中にいてさえも、観察!

うまくできなくても、観察!の一言で、直面の一歩を!



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