●あなたが喫茶店にいって見るべきものは、他人の顔ではない。自分の顔をまず見るべきです。
他人のしかめっ面は気分が悪いものですが、すでに、自分がしかめっ面して気分を害しているのかもしれない。
そんな気分で他人を見たら、誰だってしかめっ面しているように見えてくるものだ。
●外食しようとして、頼んだものを食べようとした時、自分の喉元、胃の具合を確認すべきではない。
あなたが確認するべきは、頼んだ食べ物の色であり、匂いである。頼んだものに対する印象があなたの身体に表現されるだけなので、あなたの喉元や胃には何ら異常はない。
●スーパーに並んだ時に、「こんなところで…になったらどうしよう」を頭の中で思い巡らすべきだはない。
あなたが思うべきは、この食材をどう料理しようかということ。そもそも、なぜ、これらを買ったのか。
どこにあなたはいるのか。スーパーだ。
ただ「それ」だけ。「みる」ことが求められている。それはただ「それ」なだけです。
起きそうなことは、いまだに起きてはいない。
昨日も起きてはいないし、そして明日もそれは起きない。それらは、あなたが毎日のように、頭の中で起こしているだけです。
●電車に乗る時、あなたはドアの近くに立つべきではない。
毎回そうやって、万が一を考え、脱出できるようにしていてはいけない。脱出が前提になっている以上、脱出しなきゃならないことが起きるのだから。
●美容院に行って、あなたは鏡に映る自分ではなく、背後に映る誰かを気にすべきではない。
そんなことより、あなたの髪型が、取り返しのつかない髪型になっていないか確認した方がいいのではないか?
●何か起きたとき、あなたは原因探しをしてはいけない。探せばそれらしい事は見つかってしまうから。
風邪気味だからかな。
疲れが溜まっているからかな。
食べ過ぎたからかな。
それが今度は怖くなる。
風邪の季節は外に出られなくなり
疲れを感じれば発作が出る。
食べ過ぎを怖れ、少食になり痩せていく惨めな自分にやり切れなさを感じることになる。
どれもあなたが原因探しをしたからだ。
あなたの物語には誰も介入できない。
誰も助けることができないということだ。
●朝起きて、考えることが現実になったことはない。そして、考えることはロクでもないことと決まっている。
血圧も血糖値も上がってない、ぼんやりした中で、テンション上がることなど人は考えられない。
朝起きた時に考えたことは、単なる妄想だ。シャワーでも浴びて目を覚ましてから考えてみるといい。全然違うから。いや、そんな事より朝食を取ることが先決だ。
人には安全、安心でありたいという欲求があります。そのためにはコントロールできる状態にしておかなくてはならない。コントロールできないとなれは戦うことになるけれど、そもそも戦う?誰と?
現実はあなたが考えるより、やさしい。
今のあなたなら、それができます!
レッツトライ!
以上、「パニック障害になると現実と妄想の区別ができなくなる」でした。
------------------------------------
カウンセリング予約については、こちらへ
http://www.relax-in-now.com/心理カウンセリング料金予約/