日常に戻り、この数日、あなたの調子はいかがですか?気持ちが憂鬱で、何も考える意欲がないようでいて、それでいて、人の視線、思いにだけは、どんどんと感度は上がる一方で...
なにこれ!?って感じることがあります。
不安症、パニック障害の人が陥る、憂鬱状態でよく起こることです。
一つの症状です。
●私の憂鬱状態
自他ともに、関心がなくなっても、それはそれで苦しいのですが、この関心のアンバランスさは、何とも言えない不快な状態です。
私は当時、これに相当に悩まされました。
それまでは自分の感じ方、考えにとことん、とらわれていた自分だったのに、憂鬱になると、形勢逆転。
自分への関心がとことん薄れる反面、無関心だった他人への関心が突如芽生え、勝手に強まっていく感覚は恐怖です。
自分で自分の見方をコントロールできないって、ちょっと怖ろしいです。体験したことのない人にはわからないかも。
まるで今までと違った色眼鏡をかけさせられたかのように、勝手に、思い、考えが進んでいく恐怖ったらないです。
●自分の居場所を確保できない怖さ
昔、SFスリラーで「ゼイリブ(They Live」という映画がありました。
まさにその世界。↓(あえて日本語字幕なしにしてあります)知らぬ間に操られている感覚。
ともかく勝手にコントロールできない世界に放り出され、その人たちの中で生きていかなくてはならない恐怖。
もともと場違い感覚なところがいつもあったので、相当にきつい。
ときおり自分に戻ってきても、今度はそこは自分を放棄したかのような無色な自暴自棄な世界。
どこへ身を置いたらよいのやら...
この憂鬱な状態を脱するには...さんざん考えました、試しもしましたが、一番良かったのは...
戦わないこと。
つまり、この状態をどうにかしようとしないことでした。コントロールしたい欲求が高まる状態なのですが、あえてそこをキャッチするのではなく
「今はそんな時間(状態)なのね」と、やっておく。
何かジャッジして良し悪しを判断すると苦しみは生まれます。たしかに、今までなかったことが起これば、マイナスなジャッジをしてしまうのが常ですが、それは「起きた」んです。
その起きたことを、ただ出来事、一つの「体験」としてだけ受け取ってみる。
●「過ぎるのを待つ」が克服のためのポイント
それを受けたのは「私」ではありますが、「出来事側」からしたら、それは「ただ起きた」という解釈。
そう...それは「起きた」のね。
「現象を体験している」と発想を変えて受け取ってみる。
そしてその嵐が去るのを待つにとどめる。
過ぎるのを待つのです。
結局何も起こらないのですから。
そう、何も起こらない。
ちゃんと「自分」はここにいる。
この認識とともに、しばらく待つ。
やり過ごすことが、こうした憂鬱感からの脱出へと繋がっていきます。
今のあなたなら、それができます!
レッツトライ!
以上、「【憂鬱】な時は、安定をあえて放棄する」でした。
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