パニック発作時の逃避行動は、やがて悪化必至なり | パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

10年以上、パニック障害と嘔吐恐怖で苦しんだ私が、薬無しで自力克服したお話。あきらめないで!ちゃんと治そう!! 

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あなたは今や、昔よりさらに行動範囲が狭くなり、できないことが増えているかもしれませんね。なぜなのか考えた事がありますか?

今回はちょっと長い記事です。ご了承ください。


部屋に引きこもって何ヶ月ですか? 家にいれば安心と思いきや、今や安心だったはずの家すら、落ち着かない場所になってはいませんか?


好きだったお店にいかなくなって、何年ですか?

大好きだった旅行も、子供との公園でのお遊びも...行かなくなって、やらなくなって、どのぐらいの月日が経過しているでしょう。


自分への不甲斐なさと、周囲の人、自分のかわいい子供に対しての罪悪感なども苦しいですよね。

言うまでもなく大切な時間は取り戻せないんです。


周囲の人も変わり、自分のかわいい子供も成長していく。自分だけ取り残されている感じは、とても空しいものです。あなたはいかがですか?


パニック障害が怖いのは、実は正しい方法を取らない限り、時間だけが経過するだけで治らないということです。医者は死ぬ病ではないから、上手くつきあっていきなさいと言います。

そんな無責任な答えってありますか?


はっきり言います。今のあなたの状態、そうなってしまった大きな原因は、「逃避行動」にあります。またの名を回避行動。今回の記事は、その困った行動をいかに行わずして、本来の立ち位置へと自分を取り戻していくかについてお話しますね。



●思い起こしてください


発作症状に襲われるやいなや、あわてて、その場から立ち去ったことが、あなたにもあるでしょう。


予期不安でも同じです。予期不安が強くなれば、やめておこう...となるでしょう。


それらは、逃避行動、回避行動なのです。

そしてそれこそが、生活の質を低下させ、できないことを増やしてしまった大きな要因。

今のあなたです。


●どうすりゃいいのさ


まず心がけてほしいんです。

一つのルールをここで提示しますよ。


それは、どんなに心身が嵐の状態になろうとも、

反射的に「逃げない」こと。


その場を立ち去ったり、やる前から回避することをやめること。(結果は期待したものにはならないかもしれませんが、はじめのうちはそれでいいのです)


●反射的に「逃げない」とは?


状態をそのままに、とりあえずと言いますか、あえてそこに「とどまる」ということ。

その場で嵐が鎮まるのを待つということです。


思い起こしてください。


発作症状の兆しを察知するやいなや、「うわっ、やばい!」と同時に、スタートダッシュしてませんか?


ちなみに私は相当早かったですよぉ。

私の場合は身体の中心を、何かうねるような気持ち悪さを感じるんですよ。

そりゃあ、逃げるわ!でしょ?


満員電車の中を出口めざして、平静を装いながらまっしぐら。


デパートのエスカレータなんて一段抜かしで、飛ぶように階下へ。


エレベータのボタンはトリプル同時押し。


一番酷いときは、車の助手席から飛び降りる。(もちろん止まる寸前の徐行状態ね・汗)


逃げるのだけは早かった。というより、速かった。(漢字の違いでニュアンスを感じてください)


そんなことを年がら年中やって、その場をしのいできたものですから、できないことがいつの間にか増えてしまいました。


あなたが逃避行動、回避行動してしまうのは当然なんです。ムリもない。「だよねぇ~」なんです…が…


●でも、あえて...


でも、私の体験からあえて言います。

これから先もそんな対応をしている限り、治るどころか、慢性化していく一方です。


ごめんなさい、嘘じゃありません。病気の性質上、心のからくり上、そうなっていくものなのです。


私はそれを阻止したい。方法があるのですからお伝えしたい。しかもシンプルな方法です。


●とはいうものの


シンプルほど難しいものはないんですよねぇ。

そこをどう伝えるかが、プロの腕の見せ所?

今まで、他の記事でもたくさん言ってきました。

カウンセリングでも、繰り返しお話することです。


でも、シンプルだからこそ、よくわからない、忘れることが多いため、繰り返し記事にしているのです。


それは逃げ癖、回避癖を付けないために、「意識」すること。


意識して自分の状態に「気付く」ことに専心せよ!です。


例)


うわっ!やばい!

(おお、きたねぇ、ほら、ほれ逃げるぞ、逃げようとしているよね)


思わず早歩きしてその場から離れる。

(おいおい、早いぞ!ちょっーと待て、待て、待て待てよぉ、ゆっくり逃げてみよう)


ちょっと速度を落としたら...

(やばいのはわかっている!、でもあえて!あえてだっ! 今度は止まってみよう!)


しばし電柱...のように。

(10秒ほど経過...)


たまらず、「やっぱムリ~」となり走る。


文章が下手でごめんなさい。

わかるように書こうとすると、筆が止まります。

あなたの想像力を加味して何度か読みなおしてみてくださいね。。


●こんなところからでいい


どうですか?結局は逃げるんですけどね(汗)

でも、逃げ方がいつもと違うでしょ?

(いつもと違う!がポイント)


今までのフルアクセルではなく、時々、ブレーキを踏むことが大切なんです。


アクセルをゆるめてみる。ついでに少々ブレーキも踏んでみる。そしてついには10秒だけでもブレーキを踏み続けてみる。



これが大切なんです。

反射的にフルアクセルを踏んで、その場から逃避していた状態との違いを理解していってもらいたいんです。


こうした事を日々繰り返していきます。

するとどうなるか。


「あれ?今まですぐにその場から逃げていた私が、あわてながらもその場に居られるようになっているぞ...」とか。


「ん?意外に症状って、そのままにしておいても、すごいことになるわけじゃないのかも...」とか。


そして、あれもこれもと、人に頼んでやってもらってきたことも、自分でやれることが増えてきたりもします。


逆に、自分が誰かにやってあげたかったことが、できるようになったり...とか。(小さなお子さんを抱えている方は願ってもないことかもしれませんね)


予期不安をやり過ごすことがうまくなるので、約束することが苦にならなくなったり...とか。


とか、とか...が多くなります。


自分が思っていたほどでもないんだな...という思いが強くなってくると、これもあれもトライしてみようかなという気持ちにもなるもんです。


地味~な練習ですが、私もこんな感じでやってきたのです。


あなたも、そうなりたくないですか?


逃避、回避行動は避けられない状況下であっても、そして結局はその場から離れることになっても、反応ではなく、対応でそれらに応じることができるようになってきます。


反応から対応。

主観的から客観的に自分を見る目が変化。

監視から、観察者への転換。


最後に難しい言葉、三行を放ってしまいましたが、カウンセリングを受けている人へのメッセージです。受けている人は今さら首をひねってもらっては困りますよ。大丈夫ですか?


カウンセリングを受けていない人は、最後の三行のくだりは、よくわからないかもしれませんが、ブログを丁寧に読みこなしてきている人はピンとくるはず。


それほど大事なキーワードです。

メモっ!


私のカウンセリングは、学校の授業だと思って気楽に受けてみてください。カウンセリングなんて…と抵抗がある人が多いようですが、実際に受けてみると、たいしたことはない(苦笑)


あなたの深層心理を探ろうとか、急に説教しだすとかはありませんから!


電話で話すのが苦手で...これを機会に克服してみましょう。


あなたの抱えてきた疑問にも、答える時間を設けています。安心して受けてみてください。


2018年もまだ始まったばかり。今年こそ!と思ったあなたのご予約をお待ちしていますよ。



今のあなたなら、それができます!

レッツトライ!ウインクチョキ

 

以上、「パニック発作時の逃避行動は、やがて悪化必至なり」でした。

 

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