パニック障害や嘔吐恐怖症などになると、人の目がやけに気になるようになります。
自分の素行、評価が気になってしまって、振る舞いがおかしなものになってしまう。
過去、私にもそんな事がしょっちゅうありました。
●喫茶店での出来事
喫茶店で本を読んでいる。
少し経つと周囲の人の様子に気が持っていかれる時があった。
すると次第に斜め後ろの人の目線が気にかかるようになる。
はい!スイッチ入った!
その人を正面から見ているわけではないのに。ただ目の隅っこにボンヤリと頭の輪郭が見え隠れしているだけなのに。
気になる目線…である。(主観)
実際に見てもいないのに、こちらを見ている気がしてくるのはなぜだろう。
意識では、誰も見ちゃいないよ!
後追いで、そんな考えが浮かんでくるのだけれども、スイッチが入ってしまうと、もう居ても立っても居られないのだ。
そんな目線を感じるやいなや、読んでいた本が慌ただしくめくられていく。ある程度のスピードでパッパと読み進めているかのように。
たいして読めてもいないのに。
●自意識過剰すぎる!
斜め後ろの人は、自分の本の読み方をどんな風に思っているのだろうか。遅い読み方だとか思ってるんじゃないだろうか…と思っているのだ(とっても痛い主観)
「それって本当?」
そんな時、冷静にツッコミを入れたくなるわけですが、だからといって、なかなかめくるスピードは変わらない。
(でも、それって本当?っていうツッコミは入れていました)
きっと自分の無能さ(これも主観)を悟られたくない、無能だと評価されたくない…そんな観念が、人に見られている感に気付くや否や、そんなこうありたい、あるべきだ行動をしてしまう。
きっと見透かされたくないのだ。(誰も知らない人を見透かすことに自分の時間使う暇人はいない)
その当時は自分でも疲れるぐらい自意識過剰人間でした。
自分じゃない…のだ、その時間は。
相手に成りきってる。(その人はそうじゃないのに)それをやればやるだけ、苦しくなっているのに、どうしても他人目線に自分を合わせてしまう、トホホな自分。
無知だと評価されるのをひどく嫌っているのか、周囲に人がいると、ともかく何か自分に対する評価が気になってくるのだ。
ただ、これ自分の主観であることは間違いない。劣等感からくる自作自演なのだ。そのスタンスで物事を受け取って、自分の振る舞いが、ぎこちなくなり、勝手に苦しくなるのだから。
コーヒーをつまらせ、むせた時、私は見てしまった。
気になる斜め後ろの人は、本を開いたままコクリコクリと寝ていたのだ。
そんなもんです。
人の主観なんて。
安っぽい自意識過剰。
そんな事を繰り返し、やがて、
…んなこと、どうでもいいわ!
めんどくさっ!
読みたいのは誰だ!
俺だ!
になり、今に至ります。
どうにかなります。
そんな自意識捨てちゃおう。
今のあなたなら、それができます!
レッツトライ!
以上、「安っぽい自意識過剰」でした。
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