今が一番安全 | パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

10年以上、パニック障害と嘔吐恐怖で苦しんだ私が、薬無しで自力克服したお話。あきらめないで!ちゃんと治そう!! 

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「~になったらどうしよう」はパニック障害、嘔吐恐怖症の人にとって毎日のように自分に呪文のように言い続けている言葉ですよね。
その呪文を言っているときって、当然起きてはほしくないことばかりをイメージしています。
そして実際に、今起きているかのようなイメージや身体の感覚を味わうことができます。そうなると、どんどん「今この時間」が見えなくなります。

●「今はまだです」
吐いたらどうしよう...今はまだ吐いていない。
倒れたらどうしよう...今はまだ倒れていない。
恥をかいたらどうしよう...今はまだ恥をかいていない。
嫌われたらどうしよう...今はまだ嫌われていない。
こんな「どうしよう」を繰り返しているときは、「そもそも」の今に気付けていません。
そもそも歯を磨いている時間。
そもそも洗濯物を干している時間。
そもそも手を洗っている時間。
そもそも本を読んでいる時間。
そもそも...やっていたことに気付けていますか?
「~になったらどうしよう」の中身はあなた自身の「妄想」であって、今、目の前の事実ではありません。
もしかしたら、実際にこのあと、そうなるのかもしれません。
でも、今はまだそれは起きていません。
極端な例ですが、一秒、一秒、私たちは死に向かっています。
避けることのできない死。
誰もがあまり向き合いたくないことでもあります。
それでも...湧いてくる不安、そして漠然とした妄想...
死んだらどうしよう...
今はまだその時ではありません。
今はまだ~していない。
これが「今」です。
だから、常に「今」こうして心配している間というのは、実は一番安全、安心な時なのです。
「今」が一番、心穏やかでいられる時間なのです。
「今」を常に心がけた生き方に、余計は心配事は入りません。
「今」を妄想の時間にするのではなく、「そもそもの今」に意識を切り替えていきましょう。
「今は、まだそれはきていない」
「そもそも、何をしているんだっけ?」
「あ!歯を磨いている時間なんだよね」
こんな自己問答を癖にしてみると、やがて自分が今という時間から、ズレていっていることに気付くようになってきますよ。だんだん自分自身の妄想を軌道修正していくことが早くなっていきます。
そうすれば、あなたが今を意識した生活がしやすくなり、とらわれが減り、建設的な思考と行動が、以前よりできるようになってきます。
毎日淡々とこうした対話を自分自身と繰り返してみてくださいね。

今のあなたなら、それができます!
レッツトライ!
 
以上、「今が一番安全」でした。
 
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