◎スポンジ理論2.0!
コンディショニング・トレーナー大森です。
以前『スポンジ理論』についてのブログを書きました。
スポンジ理論は、とある先生が言っていた造語で、筋肉の性質を表したものです。
今回は、そのスポンジ理論の発展版を思いついた、というお話です。
名付けて【スポンジ理論2.0】!
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冒頭のリンクに書かれている「スポンジ理論」は、
筋肉にはスポンジのような性質があり、
固い筋肉を柔らかくするためには、一度「筋収縮」をしてから、ストレッチをすると柔軟性が上がる、
というものです。
新しいスポンジを柔らかくするとき、水につけたらます「ギュッと縮め」ますよね?
そしてそれが「広がる」時に、水がスポンジに吸い込まれ、スポンジ全体が柔らかくなってきます。
一度縮めることで筋肉の中に血流がスムーズになり柔軟性が上がる、
「縮め、戻し」を繰り返すことで、さらに柔軟性が高まる。
まさに「スポンジ」のような性質です。
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そして、今回「2.0」の発展なのですが、その「裏返し」です。
新しいスポンジを、小さく「縮め」ようにも、
初めは固くて縮めきれない、つまり小さくなりきれないものです。
何度か伸び縮みをさせ、柔らかくなった状態で小さくするのは簡単です。
つまり、筋収縮をする際にも「柔軟性が必要」ということです。
固い筋肉は「伸びにくい」というイメージがあるかと思いますが、
同時に「縮む」ことも不得手です。
トレーニングで筋肉に刺激を与える時にも、
ヨガのポーズで身体をより〝引き寄せる〟時にも、
またダンスなどでダイナミックなパフォーマンスを発揮する時にも、
筋肉をより縮んだ状態まで収縮することは重要です。
筋肉が「伸びない」だけでなく「縮まない」も、柔軟性が足りない証拠なので、
伸び・縮み、どちらもしなやかに行なえるイメージを持って筋肉を鍛えましょう。
…書いてみると、何か当たり前な感じもしなくもないですが。(~_~;)
モノゴトをひっくり返すと新たな発見があるというか、
灯台下暗しというか、
そんな新鮮な感覚があったので「2.0」にしてみました。
トレーニング、ストレッチの際の参考にしていただければ幸いです。(^_^;)
[追記]以前にちゃんと「縮むことも柔軟性」というブログを書いていました!(^◇^;)
文章だけだとあまり違いが分かりませんが、大森のイメージでは以前は、
主動的に縮める(筋収縮させる)という意味での縮めるであり、
今回は他動的に(筋収縮ナシに、縮んだ状態になる)という意味を持っていました。
「縮める」よりも「縮まる」方が、柔軟性(可動域)は広がります。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
皆様がより健康で快適にいられますように。
大森 剛 / OMORI TAKESHI