汚染水の矛盾 | Relationship座間

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汚染水浄化装置、27日再開…福島第一

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000221-yom-sci

福島第一原子力発電所の汚染水処理の切り札と期待される浄化装置「アルプス」について、東京電力は試験運転を27日に再開する方針を決めた。

三つある処理ラインのうちまず1系統を動かし、残る2系統も10月と11月に順次、始動させる。順調に進めば本格運転に移行し、「貯蔵タンクの汚染水を来年度中にすべて浄化」という目標に向けて前進する。

アルプスは、汚染水に含まれる放射性物質の大半を取り除く装置。3月に試験運転を始めたが、薬剤による腐食で処理槽に穴が開くなどのトラブルが発生。東電はその後、運転を止めて修復していた。

タンクの汚染水は毎日400トンずつ増え、現在は約35万トン。最大で1日500トンを処理するアルプスに加え、政府が150億円をかけて高機能の浄化装置を導入するほか、東電も装置の増設を計画している。.


以上転載

現在、地下のタンクには、44万トンの汚染水が保管されている。専門家の評価では、作業用トンネル内にさらに1万5000トンがある。地下汚染水の量は毎日400トン増大している。土壌から汚染水が染み出てくるためだ。

とあるように…


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現在一日に400トンの汚染水ができております。
ALPSが稼動すると
一日に(最大で)500トンを処理するとのことなので
既に溜まっている分の処理能力は一日に100トンということになります。
その既に溜まっている44万トン分を順調に処理しても4400日がかかるわけですので、
12年以上かかることになります。
たとえ地下水が全てブロックされてゼロになって、
一日500トンの処理能力すべてをその44万トンにあてても2.4年かかる計算になります。

「貯蔵タンクの汚染水を来年度中にすべて浄化」という根拠はいったい何なのでしょう。

5W1Hで説明していただきたいところですが、いったいどこの方が計算したのでしょうか??

文章をよく読んでみると?

あくまでも「目標」ということなんですね。

(どうやら数学ではなく国語の問題だったようです)

もちろんこのような汚染水の浄化システムの運用とメンテにはとてつもない作業員の
被曝が伴うことになります。実際に元作業員の方の話を聞くに、そこが一番の問題だと感じております。

さて

このような状況ですが

東電、27日申請=柏崎刈羽原発の安全審査―新潟県、ベントは「地元了解」条件(時事通信) - Y!ニュース


泉田知事になにかアクションがあったようですね。

詳細な情報が知りたいところですが

田中龍作ジャーナルより↓

http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007943

背景に何があったのだろうか? 新潟県の泉田裕彦知事がきょう午後、柏崎刈羽原発6、7号機をめぐり東電が原子力規制委員会に提出する安全審査申請を条件付きで容認することを明らかにした。
 安全審査申請は再稼働の前提となる。原子力規制委員会(田中俊一委員長)が新規制基準に適合していると判断し、地元(新潟県、柏崎市、刈羽村)が合意すれば、東電は柏崎刈羽原発6、7号機を再稼働できる。
 泉田知事はきのう(25日)午後、新規制基準の条件となるベントフィルター設置の要望書を提出に新潟県庁を訪れた東電の廣瀬直己社長と面談した。
 面談から3時間後に行われた ぶら下がり記者会見 で泉田知事は「(廣瀬社長の説明では)なるほどとは思えない」などとして東電の安全対策に不信感をにじませていた。
 「(東電への)回答はここ一日、二日のうちにするのか?」とする記者団からの質問に対しても、「先ずは担当部局と相談してから」と答えた。すぐには行かない、としか受け取れなかった。
 急展開の背景に何があったのだろうか? 思い至るのは、5日に新潟県庁で持たれたメディア懇談会だ。「第2の佐藤栄佐久氏(前福島県知事)になると思ったことはないか?」と筆者が質問しところ、 泉田知事は「ありますね」と答えた。「黒塗りの車にビタっとつけられた時は気持ちが悪かった」と話した。
 東電のプルサーマル計画に反対していた佐藤栄佐久・前福島県知事は、実弟の不正土地取引の疑いをめぐる収賄罪で東京地検に逮捕、起訴された。収賄金額はゼロ円という奇妙キテレツな汚職事件だった。国策捜査のはしりである。
検察庁は福島原発事故で住民を死傷させたとして告訴されていた東電経営陣や政府高官を全員不起訴にした。工場が事故を起こすなどした時はすぐに家宅捜索に入り、会社幹部を逮捕する検察庁なのだが、原子力ムラには手が出せないようだ。
 その検察庁が「泉田知事をターゲットにした」との記事が『サンデー毎日』(10月6日号)に掲載された。同誌は地検特捜部関係者のコメントとして次のように書いている――
 「地検上層部からの指示で泉田知事を徹底的に洗っています。立件できれば御の字だが、できなくても何らかの圧力を感じさせることで、原発再稼働に軌道修正させる助けになりたい考えではないか」。
 昨夜の段階では「規制基準をクリアしても安全は確保できない」とまで話していた泉田知事が一転、容認した背景には「何らかの圧力」があったのだろうか。
 泉田知事の容認を受け、東電は明日(27日)、柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた安全審査申請書を原子力規制庁に提出する。

以上転載

いろいろと怖いことがおこっている状況のようですね。
原子力村というよりは原子力マフィアという雰囲気です。
過去にも…
(ベトナム戦争に反対した)ケネディ大統領の暗殺しかり
(アメリカからの脱却を狙った)田中角栄のロッキード事件

政府は国の為の政府であり、国民のためではない…ととある国会議員さんも言っておりましたが、

世の中には表に出ない思想や事実がいろいろとあることにはみなさん既にお気づきでしょう。

(文章 稲垣圭介)