仙台の今、俺たちの感じたもの、そして初のライブツアー 2 | Relationのブログ

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仙台駅から10数キロの七ヶ浜。海岸近くに到着すると最初に俺が思ったのは、建築中の家が多いことだった。 地震の影響で途中で建てるのを中止してしまったのだろうか?と思った。



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しかし、それは間違いだった。強烈な津波によって建物はコンクリートの基礎の部分以外すべて流されてしまったのである。

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浜辺近くの植林や、津波注意の立て看板、コンクリート製の手すりなど、津波の力で簡単に折れてしまっていた。津波の力がどれだけすごかったのかが改めて分かった。


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家は門だけが残っているところ、フローリングが一部残っているところがあり、まさにここで生活していたことがリアルに感じられた。震災後、一時戻って来た地元の人々が、流れていた私物を持ち主の玄関においてあげていたところもいくつかあった。


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ここから数キロ離れた仙台港にコンテナ置き場があって、流れ着いたコンテナ(中身がぎっしり詰まったものもあった)が浜辺にいくつもあった。まだ回収できていないコンテナは半分ぐらいまで砂で埋まっていた。


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津波の3階建てのマンションの高さにまで襲ったという。ガソリンスタンドが営業していたのだが、そこも建家すべてが津波に浸って、事務所も流されてしまったのだという。でも、そこの店員さんは地元の人たちの為に4月末には営業再開したんだって。自分の家も流されて仮設住宅に住んでるのに。本当にご苦労様です。


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津波の高さは予想以上に高くて、昔からの言い伝えで津波の避難場所になってる海に近い丘が、波に飲まれてしまって、流されてしまった人もいるらしい。海から少し離れて高いところにも丘があって、そこにいけば大丈夫だったみたい。被害にあった場所とその丘の上の住宅街はほんと僅かな距離の差だった。
普段生活していたらそんなことに気付かないくらいほんとに僅かな差だった。


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そのマンションはもう水浸しで全員が避難所に移っているようだった。
車も何十台もボロボロになって一カ所に集められていた。どうやったらこんなにベコベコになるんだと思うぐらいの壊れぐらいだった。水の力で車がへこんでしまうなんて想像できない。


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写真にもあるように木やポールもあれない折れ方をしている。地震の40分後ぐらいに一度海から強烈な津波がやってきたらしい。おそらくその後、強烈な引き波によって反対方向に力がかかったのであろう。
残念なことにこの海岸にも多くの流された人がたまって浮かんでいたという。本当にご冥福をお祈りするのみです。



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