メンターコーチングレポ〜気づきと変化①〜
”父の背中”と”罪悪感”
メンターセッション2回目でのことです。
僕は加藤さんから、
「”個が強く”その為、共振共鳴が苦手だよね」
そう云われました。
そして、その根っこにあるのは”父親”のことだと…
セッションでは、
・人の成長において14歳からは”父の背中を見て育つ”
・父とオス同士ぶつかり合いながら自我が芽生えていく
と聞きました。
しかし、僕は小学2年の時に両親が離婚し、”父の背中”を見ることも、オス同士ぶつかり合うこともなく育ってきた…
そのせいか、僕は加藤さんに何処かで”父”を見ていたところがありました。
その父と年始早々に妻と3人で食事をする機会があり、改めて父のことを“観る”ということをしました。
僕が今まで”父親”に持っていたイメージは”遊び人”。
金遣いにだらしなく、良く酒を飲んで遊んでいる…
そんなイメージを持っていたのですが、
今の父は仕事では、都内大手タクシー会社で長年研修教官として新人ドライバーを育てている。
一営業所のタクシードライバーから本社勤めの研修教官にまでなったこと。
また家族3人で行ったお店では、お酒を飲んだ時に見られた気性の荒さはなく、とても落ち着いている。
気さくで人当たりも良く、周囲の人に自然と話しかけ、打ち解け、そして場を賑やかにしている。
そんな周囲への気配り気遣い。
周囲の人と繋がることや人を育てること。
仕事への取り組み方、責任の持ち方、お酒に飲まれないなどなど…
こうやって改めて父のことを観て、また妻からの助言もあって、加藤さんが云う”大人”ってこういうことなんだなと思いました。
”遊び人”から”大人”へ
何が父を成長させたのかを考えてみて気づいたのは、
父は自分が過去に犯した罪をまだ忘れずにずっと持ち続けている…
と云うことです。
父は遊ぶ金欲しさに職場から他人のお金を盗んでいました。
業務上横領…それが僕が2歳の頃に発覚し、逮捕されました。
当時、ニュースで流れたこともあり地元ではそのことを知らない人はいないという状態。
しかも青森の片田舎ということもあり、家族は針のむしろというか村八分というか…
父は自分がしたことで家族や周りに迷惑をかけたことに対してずっと罪悪感として持ち続けてきた。
以前の僕の目には過度なまでに自己卑下しているように見えましたが、加藤さんが話されていたことを踏まえて考えてみると…
それはずっと”自分のことを許さずにいた”と云うことなんじゃないかと思いました。
その罪悪感が父を”遊び人”から”大人”へと成長させた。
自分がしてしまったことを決して許さずにいる。
加藤さんが云われていることを、父は離婚して青森から単身東京に出て、ずっと罪悪感を持ち続けながら生きてきた。
それを父の背中に見ることが出来ました。
そして、僕の中でも一つの変化が起きました。
②へ続きます…
※思考のチェック
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