こんにちは。
中村悦久です。
みなさんは、
何かを変えたい…
もしくは、
何かにもっと関わりたい。
そう思ったことはありますか?
僕はつい最近ありました。
それは、
先月末に、妻が初めて手術をしたときです。
僕は長年、
東洋医学(はり・灸・骨接ぎ)を通して、
様々な人のカラダや心のサポートをしてきたのですが、
いざ妻が手術をするとなったとき、
「妻に何かしてあげられることはないだろうか?」と
夫として、
施術者として、
本当に悩みました。
出来ることなら変わってあげたいし、
それができないのなら手術に立ち会いたい。
妻のカラダにどんなことがされるのか?
手術はどんなものなのか?
リスクは?
術後の経過は?
などなど、
医療に携わっていただけに、
いろんな不安や疑問で頭の中がいっぱいでした。
しかしです。
手術を受けるのは妻なのです。
カラダを交換することはもちろん、
代わりに手術を受ける……
なんてことは出来ません。
そして、残念ながら、
僕自身が手術をすることも出来ません。
(もちろん立ち会うこともです)
こればかりは、
変えようのない、
動かしようのない、
事実です。
しかし、
人というのは、
この変えられないもの、
関われないものに対して、
どうにかならないものかと、
悩み、苦しむのです。
頭では分かっている、
理解しているつもりでも、
気持ちでは納得していません。
思考と感情が分離してしまい、
僕の場合は、「手術をする」ということを
客観的に捉えることが出来ず、
もやもやしてしまいました。
そんな自己不一致感を抱えると、
不安になり、悩み、苦しむようになるんです。
『人は自分のことしか変えられない』
そもそも、
人は「自分のこと」しか、
変えることも、関わることも出来ません。
しかし、
変えられないものを変えようとしたり、
関われないものに関わろうとしたとき、
「どうして出来ないのか?」と悩み苦しみます。
そこには、
自分には変えられないものであることを、
関われないものであることを理解し、
「出来ること」
「出来ないこと」
その区別がついていないからなんです。
区別がつかないから、
変えられない、関われない、
ということを受け入れることが出来ずに、
悩み苦しむのです。
自分に
「出来ること」
「出来ないこと」
を区別するには、
「自分の領域」
というものを知ることです。
それにより、
どこまでが変えられることで、
どこまでが関われることなのかの区別出来ます。
区別が出来れば、
変えられない、
関われないことで
悩み苦しむこともなくなります。
自分には、
変えられない、関われないのであれば、
他に何が出来るのだろうか?
自分が変えられることとは?
関われることとは何か?
そんな視点を、
発想を持つ為にも、
「自分の領域」を知り、
区別するってことが必要なんです。
僕の場合の「自分の領域」とは、
「妻の手術」と「僕自身の不安」を区別する。
僕が関われるのは、
「手術に立ち会うこと」
「入院~術後のケア」だということ。
「手術自体はお任せするしかない」こと。
それを、きちんと理解することだったんです。
「自分の領域」を理解し、
自分で変えられること、
自分が関われることにのみ向き合う。
そのおかげで、
妻の手術も無事に終わり、
今は退院することが出来ました。
妻の手術がきっかけで、
僕自身が「自分の領域」を知る貴重な体験になりました。
みなさんも、
悩んでいることで、
「自分の領域」を知りたいのであれば、
ぜひコーチングセッションへいらしてください。
お待ちしております。
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