昨日は、胸椎と腰椎についてでした。



指圧の練習をしていると

筋肉や関節のことをどうしても考え勝ちですが、

身体の中には、“臓器”があることも

しっかりと頭に入れておいて下さいね。



特に、胸椎や腰椎の先には

胃や腸があります。



腰から押されるということは

胃や腸は圧迫されるんです。



ですから、腰の筋肉が硬かったから

力一杯押しました!


というのは、

筋肉には目が行っているけれども

その先にある内臓のことは

全然考えいていないことになります。



解剖の教科書を見る時には

練習した所の筋肉や骨だけではなく

内臓や血管、神経、リンパなど

その場所になにがあるのかを

すべて知るようにすると

患者さんの身体がより理解出来ますよ。


先ずは、昨日のノートを読み返して下さいね。




今日は、胸椎についてです。


腰椎を考える時には、

ユニットとして考えることを

お話ししました。



胸椎も同じで、

胸椎は12番から7番に向けてが

下部胸椎としてのユニットです。



胸椎の7番は、肩甲骨の最下部にあたります。



胸椎と肩甲骨はセットです。

まら、胸椎と肋骨もセットです。



ここでは、指圧をして行くに当たって、

まずは、腰椎とのユニットで考えるので

胸椎の7番までとします。



胸椎の12番から7番に掛けては

背骨が後弯をしていきます。



この後弯を意識して指圧をしてみて下さい。


腰椎は前腕していましたが、

胸椎は反対に後弯しています。



この違いを指圧しながら感じてみることです。



そして、もうひとつ。

胸椎には肋骨がついています。


そのために、腰椎の動きとは大きく違います。



まずは、その動きの違いも

頭で理解するのでは無く

指圧をしながら感じ取ってみて下さい。


そして、練習後には

自分の言葉でノートに書いてみて下さいね。

今日の練習を始める前に

昨日書いたノートを読み返しましょう。



そこには、昨日の練習で自分が感じ取った感触が

自分の言葉で書かれていると思います。



昨日自分の手で感じ取った感触を、

手にも思い出させてみましょう。



●筋肉はどのように感じましたか?

●マッサージの感触は、相手の身体に 

 どのように伝わって行きましたか?



これらのことを良く思いだして、

解剖の教科書を開いてみましょう。



腰椎の部分と、筋肉について

書かれている部分をざっと読み返します。



昨日の感触がちゃんと手に残っていれば、

教科書の解剖図から読み取れることが

変わっていることに気が付くと思います。



小さな発見や、小さな疑問があるのではないですか?



手に感触が残っていればいるほど

教科書から読み取れることは増えます。



ノートに書かれている自分の言葉は、

教科書に載っている図にあるような

“人の身体”を実際に触って得た経験です。



教科書はあくまでも資料です。

昨日の練習は人の身体を触っています。



でも、骨を目で見ることはできません。


しかし、確実に自分で触った身体の奥には

教科書に載っている筋肉や骨があるんです。



この目に見えないものを感じ取るために

手の感触と教科書との照らし合わせを

毎回の練習後、練習前にやってみてください。



自分の経験が忘れがたい実力になって

身についてきます。

昨日は、

 ①ゆっくり圧を入れて

 ②入れた圧をそのまま持続して

 ③ゆっくり圧を抜く

 ④放置時間



これが大切で、まずは一定の時間で行う

という話をしました。



まずは、腰から始めてみましょう。



両母指で腰椎の5番の横から

両側を上のほうに上がっていきます。

$relacl8のブログ

このときに意識して欲しいのが、


① コリを感じ取ること

② 圧が身体に伝わっていくこと



この2つを意識しながら、

一定のリズムで

指圧をしてください。



①コリを感じ取ること


マッサージや指圧の初級編は

コリを確実にほぐすことです。


そのためには、コリが分からなければいけません。



マッサージや指圧をしながらも

常に身体にあるコリは感じ取ることが大切です。



最初は気が付かなかったコリでも

施術を進めて行くウチに表面化するコリもあります。



そして、コリを感じ取る感覚を養うことが

触診の精度も上がるようになります。



実際にマッサージや指圧をしていくと

コリはほぐれていくのですが

コリがある感覚を掴んでいなければ

コリがほぐれたかどうかも分かりません。




これでは、せっかく自分がコリをほぐしても

成果が掴めないんです。



コリは確実に触って分かるようにしてください。



そのためにも、施術中は常に

コリに意識は向けておいて下さい。



② 圧が身体に伝わっていくこと


患者さんは、マッサージや指圧で

常に身体に刺激を受けています。



この刺激が伝わっていく感覚を

常に意識して持つことが

コリの発見にも繋がるし

身体の変化を感じ取ることにも繋がります。



マッサージや指圧による刺激は

目では分かりづらいです。



実際に刺激自体は目には見えませんから

手で感じ取れる感覚で

刺激を把握するしかありません。



では、腰の場合は具体的には

① コリを感じ取ること

② 圧が身体に伝わっていくこと

は何かというと、



刺激で、腰椎に前腕が出来てくることと

周囲の筋肉や靱帯が動いていることを

感じ取るようにしてみて下さい。



ゆっくり一定のリズムで指圧をしながら、

筋肉や靱帯が動き、

腰椎が動いていくのを感じ取るのです。



そして、自分が感じ取ったことを

ノートに書き出してみて下さい。



このときのイメージは、

自分の言葉で構いません。



まずはやってみましょう。


昨日は、腰椎をマッサージするときには

腰椎が作っている前腕を意識して

練習をすると良いというお話しでした。



ここで、ちょっと基本に返って、

指圧の基本です。



このブログで書いているのは、

マッサージの中でも“指圧”について書いています。



指圧の基本は、


 ①ゆっくり圧を入れて

 ②入れた圧をそのまま持続して

 ③ゆっくり圧を抜く



ここまでが教科書通りで、

私はもうひとつ大事にしていて、


 ④放置時間


です。


それぞれの説明はまたしますが、

まずは、この①~④までを

一定の時間で行う事を意識してみて下さい。



それぞればバラバラになったり

1回目の①と

2回目の①の時間がずれていると

お客様には大きな違和感が生まれます。



違和感は、身体を緊張させるので

せっかくマッサージ・指圧しても

ほぐすはずのことが、逆に硬くなります。



まずは、


 ①ゆっくり圧を入れて

 ②入れた圧をそのまま持続して

 ③ゆっくり圧を抜く


 ④放置時間


を一定の時間で行う事。


これを“腰”で初めてみてください。


今日からは、パーツの練習を部位別に

ひとつひとつお話をしていきます。


今日は、【 腰 】


“腰”がどこだか正確にわからないこと多いと思います。

背骨には“腰椎”と名称がついているので

その部分を“腰”としていると思います。



私の場合は、

仙骨孔の2番から、胸椎10番までを

“腰のユニット”として考えています。



前回、前々回にお話をしましたが、

カラダは全部繋がっているんですね。



だから、本来はパーツだけで考えてはダメなのですが、

練習はパーツですることも大事です。



それでも外せないのが、ユニットです。



機能的に言えば、

仙骨と腰椎と胸椎には大きな違いがあります。



胸椎には肋骨が付いていますし、

仙骨は、4つの骨が融合した大きな固まりです。



しかし、仙骨と腰椎と胸椎は直接繋がっているので

同時に働きます。


そのために、このユニットとして考えます。



細部は、また後でお話しをするとして。



“腰”です。

腰椎は前弯といって、前側に反っています。

この前弯が正常についていることが大切なんですね。



そのために、腰椎部分をマッサージするときには

この前弯をちゃんとつくようにすることが大切。



前弯は、用地委の3番が頂点になっていて、

胸椎に掛けては浅くなってきます。



胸椎の12番から10番までは

今度は後弯にすすんでいきます。



この前弯、後弯の変化を指で感じ取りながら

練習をしてみて下さい。



必ず感じ取れると思います。



まずはここまで。


※※※※

「パーツの練習」では、部位ごとに話をしていますが

練習をする時にはその部位だけでは無く

できれば全身を練習して下さいね。



それと、上半身をする時には肩甲骨周り

背部・下半身を練習する時には骨盤周り

を必ずマッサージしてあげて下さい。



一番バランスを崩しやすい部分です。
昨日は、パーツの練習についてでした。



●カラダは全部繋がっているので

 全体を見る目(鳥の目)と、

 部分を見る目(アリの目)の

 両方が大切ですよ。


という話しと、



●先ずは、マッサージして触ってみる。
 
 次に触った感触を忘れないうちに

 本などで調べてみる。



という2つの話をしました。



“感触”については、

ノートを書く大切さとともにお伝えしました。



このノートに書いてある

自分の言葉で書いた“感触”を

本などで調べて、手の感覚に残す。

ことがとても大切なんです。



人は忘れやすいように出来ているんですね。



これは、記憶をずっと覚えておくと

不都合が出てくるからなんです。



痛みをずっと覚えていると

臆病になってできる動きを制限してしまいます。



これではできないことが起きてくるので

不都合が起きてくるんです。



嫌な記憶は人を萎縮させます。



だから、忘れることも大切なのが人なのです。



でも、練習したことは覚えておきたいですよね?

覚えるためには、

●何回も繰り返し行う事と、

●一つの事を幾通りもの方法で覚えることです。



マッサージで手に残った感触は

それだけでは感触に過ぎません。


イメージだけです。



でも、その感触を自分の言葉にすることで

手の感触が文字で残ります。



さらに、解剖の本などの図と合わせれば

イメージ映像になって残ります。


 ●感触

 ●言葉

 ●図


この3つで合わせて覚えれば

忘れづらくなります。



毎回の練習の度にこれを繰り返すことで

記憶はどんどん定着するんです。



そして、さらにいままで見えなかったこと、

感じていなかったことが感じるようになります。



すると、今までの感触に

症状との組み合わせ。

動きとの組み合わせ

問診との組み合わせ

視診との組み合わせ

・・・・


などなど。


経験を積めば積む程

様々なことと結びついて

忘れないどころか

洗練されたものになります。



その第一歩を

 ●感触

 ●言葉

 ●図

から初めてみると良いですよ。









マッサージは全身にしていきますが

初心者のときには、

パーツずつで練習をしていきましょう。



ただ、カラダを診る上で大前提なのは、

【カラダは全て繋がっている】

ことです。



ですから、本来は練習も全身を考えなければいけません。



全身を考えるためには、

部分部分を詳しく知らなければいけませんから

そのために、パーツずつの練習をします。



考え方でも練習でも

全身という大きな目で診ることと

部分という細部に注目する目で診ることの

両方が出来る様になることが

最終的には必要です。



「鳥の目、アリの目」と言ったりします。



カラダを診ていると、

症状にばかり目が行ってしまい

全身をみることを忘れることがありますが

注意して下さいね。




では、パーツの練習ですが、

まずは、マッサージしてみましょう!



皮膚や筋肉やら骨やらありますが、

まずは触ってみることが先です。



そして、触った感触をしっかりと持って

解剖の本を見てみて下さい。



感触を感覚だけで無く

本に載っている図のイメージも合わせるんです。



これを、ず~~~っと続けていると、

骨の形や筋肉が見えてきます。



ホントですよ。



一度ではもちろん難しいですから、

毎回の練習で得た感触をしっかりと意識において

忘れないうちに、本の図や骨の模型などで

形や大きさ、深さなど照らし合わせていきましょう。



これは積み重ねでしかありません。





昨日は、【リズム】について

呼吸のことと共にお話ししました。




整体の考え方でマッサージをしていくと

なかなかほぐれない所があります。



また、マッサージをしていて

ちっとも患者さんがリラックスしないな?

と感じることもあります。



そのときに、【リズム】を変えてみるのも良いんです。



【リズム】は、一定のスピードだけでなく

一息ついてもらうタイミング

持続圧で刺激を一定の時間受けてもらったり

2つのリズムを交互に行ったりと

患者さんの呼吸だけではなく

身体の状態によって変えていくのも良いんです。



とりわけ気を付けて欲しいのは、

● 一押し一押しの間隔と

● 一押しの持続時間です。



そこに、昨日お話をした、「呼吸」

も合わせていくと

患者さんはやがてリラックスをして

ドーゼを受け取りやすい状態になっていきます。

昨日までは、

ノートを取ることで

経験が生きてくるというお話をしました。



今日は、またドーゼについての話しです。


ドーゼとは“刺激量”のことです。

マッサージは、お客様の身体に刺激を与えることで

なんらかの反応を与えて

身体が回復をしていくキッカケをつくるものです。



身体は、その日の状態によって

受け取る反応がかわります。



そのために、同じドーゼの量でも

すごく痛い時と,気持ちの良い時があります。



お客様の身体の状況によって変わる受け取りやすさを

少しでも受け取りやすくするコツがあります。



その一つが、【リズム】です。


【リズム】とは、早さや間隔、休憩の組み合わせです。



例えば、患者さんは呼吸をしています。

この呼吸のリズムに合わせていくことで

患者さんと施術者のリズムが合い

ドーゼ(刺激量)が受け取りやすくなります。



呼吸とマッサージのリズムがあうと

ドーゼが受け取りやすいんです。



また、その逆で、

患者さんの呼吸のリズムが悪い時には、

施術者が正常なリズムでマッサージをすることで

患者さんの呼吸が自然とマッサージのリズムと合ってきて

呼吸が整うこともあります。




呼吸だけではなく

一定のリズムは、患者さんのリラックスを生みます。




人の身体は通常緊張感に包まれています。

そのために、マッサージの最初の一手目は

どうしても反応が強くなります。



しかし、リズムを合わせることで

緊張感を取り除いていくので、

ドーゼが浸透していくのです。



ちょうど、お風呂に入った時の感覚です。



湯船に入った直後が一番刺激がありますよね?


「うわぁ~~~

気持ち良い~~~~」



な感じで。



それが慣れてくると、

温かさが身体の奥にまでどんどん伝わってきます。

それがまたジワァ~っと気持ち良くなります。



マッサージにも同じような効果があるんです。



また、明日につづけますね。