昨日は、

確認は、

●“前提”を立てて、

  ○○を確認するために、△△を診る


●確認は繰り返すことが大事ですよ。


とお伝えしました。



今日は、マッサージや指圧のドーゼを

確認することの大切さのお話しです。



マッサージや指圧は、揉みほぐす強さを調節します。


この調節の際にも、“確認”がとても大切になるんです。



コリをほぐす時には、

●コリに対して適切な強さがあります。


それともう一つ、

●患者さん本人の感覚がもっとも適切だと

 感じる強さがあります。



この2つが違うことを確認しておくことが

とても大切なんですね。



この2つの違いは、

コリに対して適切な強さとは、

コリをほぐすために必要な

マッサージや指圧の強さの事です。



対象が“コリ”なので、

コリの状態によって、痛く感じたり

弱く感じたりして、

本人が求めているマッサージや指圧の

気持ちよさや効いている感じとは

違う場合があるんです。



必ずしも、本人が効いているという強さが、

コリに対してちょうど良い強さでは無いんですね。



ですから、ドーゼの確認をするときにも

目的をコリにとって最適にするのか?

患者さんの感覚にとって最適にするのか?

によって、確認の仕方も変わってくるんです。



実際に確認で聞いていく言葉には

同じような言葉があります。



施術者:「このくらいの強さで、気持ちいいですか?」(^_^)


患者さん:『気持ち良いです~~』



このような会話でも、目的が違うので、

●コリに対しての最適さの場合には、

ほぐれていなければ、さらに強めにしたり、

揉み方や場所を変えて行きます。


●患者さんの感覚の最適さを求めるなら、

この強さでこのままマッサージや指圧をして大丈夫です。



このように、確認する目的によって

同じ質問、同じ答えでも、判断する内容は変わりますので、

頭に浮かべながら確認をしてみて下さいね。





整体・指圧では、常に“確認”の連続です。



症状の確認

硬さの確認

歪みの確認

痛みの確認

・・・


ひとつひとつの“確認”の繰り返しです。



この“確認”を繰り返すことで、

様々な事が明確に分かり、

施術方針もよい確実なものになり

マッサージの強さにも影響し

結果にも繋がります。



この“確認”ですが、

単に診れば良いわけではありません。



正確に言うと、

『○○の確認のために、△△を診る』です。


この、○○に何が入るかは

自分で見つけ出さなければいけません。



例えば、先ほど上げた中で、

「症状の確認」となると、

「症状の確認のために、最もツライ所を聞く」

ことになります。



この辺は、当たり前ですよね?


で、大切なのはここからで、

確認は繰り返していくことで

精度が上がります。



「症状の確認のために、最もツライ所を聞く」

の後には、

「最もツライ所の確認のために、痛みの度合を聞く」

といったことになります。



これは、“前提”があるんですね。



症状だけを聞いても、最初は何が原因か分かりません。

ですから、痛みの度合や場所、動作の痛みがあるか、

キッカケは何か? いつからか?

などを聞いていきます。


これらを聞いていくのは、

原因の選択肢を減らしていくためです。



“前提”というのは、可能性を仮説として思い浮かべています。



仮説は、「○○かもしれない。」ということで、

まだハッキリとしていません。



仮説を確信に変えるには、

様々な事実を確認していくことが必要になるんです。



だから確認は繰り返し行う事が大事なんですね。



“前提”を立てて、

○○を確認するために、△△を診る



これは様々な場面で役に立ちます。



簡単で当たり前の事ですが、

これを繰り返すだけで、

指圧やマッサージは飛躍的に上手くなります。



明日は、指圧やマッサージの“確認”お話をしていきます。









昨日は

『バランスとは、不均衡の中での均衡のこと』の説明で、

左はリンゴ5kgで右はスイカ5kgのように、

左右に色や形や見た目の違いはあっても、

重力のバランスが取れていれば

整体としてはまずはバランスが取れた事にします。



と説明をしました。



バランスを取るには、他にも方法があって、

天秤の支点を“ずらす”ということもできます。



小学校の理科の実験みたいですね~
(^_^)



例えば、
片側に2人乗れるシーソーを思い出して下さい。



後席 前席           前席 後席
---------------------
          ▲



50kgの人が左右の後ろの席に座っていれば、
左右でバランスが取れますよね?


右側の人が前席に移ると、左側の方が重くなって左に傾きます。

              Bさん  
              -----
Aさん  ---------
-----    ▲




整体でいうとこれはNGです。

症状が発生する原因になります。


で、この時にバランスを取る方法は、

支点を左にずらせばバランスは取れます。


              Bさん  
              -----
Aさん  ---------
-----   ▲

こんな感じ


他にも、

①Bさんが、最初のように後ろ席に戻るか、

②Bさんの後ろ席に、釣り合いの取れる重さを載せるか、

③支点を釣り合いの取れるところに移動するかです。



簡単に言うと、この3つを駆使すれば、

だいたいバランスは取れます。



バランスという話しから、

バランスの取り方について話しを拡げていきましたが、

バランスを取るにも様々な方法があって、

最も最適な事を選び出すことが大切になるんですよ。





ちょっと難しい話をしてみると、

『バランスとは、不均衡の中での均衡のこと』です。


分かりづらいですよね?

説明をしていきますね。



バランスとは、釣り合いの取れていることで間違いないのですが、

あることは対称でも、対称で無い事もあるんです。



例えば、

天秤があって、左右両方に5kgずつ載っているとしますよね?

載っている物は何でも良くて、5kgであればバランスは取れているんです。

左にはリンゴが20個で5kg、右にはスイカ1個で5kgでも良いんです。

バランスは取れているけれども、その中身は違いますよね?



これでも、バランスは取れているんです。

対称なのは5kgという重さだけで、見た目や形や色などは違います。



これが、整体の施術でもだまされやすいんです。

特に、見た目にだまされやすい。



私が整体で大切にしているのは、

重力のバランスです。



ですから、左右の形が対称なことを一番に目指してはいないんです。



左右対称な身体は、見た目キレイですよね?

これは、理想の形です。


その理想に近づくためには順序があって、

筋肉の対称

骨格の対称

使い方の対称

意識の対称

動きの対称

などなど、様々な対称が必要になります。



でも、実際にこれらを全部対称にするって無理です。



特に整体にとって大切なのは、

痛みを取ることだったり、動きを良くする事を第一に考えますから、

見た目や形の対称差は後回しになるんですね。



なので、先ほどのリンゴとスイカのように、

左右に違いはあっても、重力のバランスが取れていれば

整体としてはまずはバランスが取れた事にします。

これで第一段階をクリアです。



ここをクリアしてから、

じゃぁ、見た目も同じようになっていったら良いだろうから、

次はそこに向けた施術をしていきましょう!

となります。



最初に言っていた、

『バランスとは、不均衡の中の均衡』とはこういう意味です。



バランスを取るには、他にも方法があって、

天秤の視点を“ずらす”ということもできます。


これは、明日お話ししましょう。。。






上背部を実際にマッサージしていきます。


先ずは、垂直に指圧をしてみましょう。

方向性の基本は垂直方向に圧を入れることです。

   A↓

   ○○○
  ○   ○ B↓
 ○     ○
○   ●   ○


コリの真上から圧が入れば、垂直圧で効きます。


しかし、背部にある脊柱起立筋は盛り上がっている筋肉なので、

真上から押すとすべりやすい筋肉です。


また、真上から寄りも、斜めの位置から指圧する方が

効く場合もあります。


斜めから指圧する時には、コリに対しての垂直圧になるので、

ハタ目からは斜めに押しているように見えます。



ここの調節が上背部の指圧では難しい所です。



垂直圧というと、ベッドや地面に対しての垂直と考え勝ちですが、

実際には“コリ”に対しての垂直なので、

ハタ目から見ていると、斜めに押していたり

横から押しているように見えますが、

ちゃんと垂直圧になっているのです。



垂直圧かどうかの目安は、筋肉の形を把握しておくことが大切です。



筋肉に触れることが出来たら、コリがどこにあるのかを探します。

そして、コリに対しての垂直圧を入れていくことが大切です。


最初は難しく感じるかも知れませんが、

実際に患者さんに聞きながら圧を入れてみると、

ベッドに対して垂直に入れている圧よりも、

少し斜めくらいの方が効いているという反応が返ってきます。



なんども練習の時に聞いて確かめながら取り組んでみてくださいね。


上背部を指圧していく時の注意点は

方向性をきめ細かく変えていくことと

深さを意識出来ることです。



方向性には、『効く』方向が必ずあるんですが、

その差は僅かな差でしかありません。



端から見ても分かりません。

感覚でも、ミリ単位の方向の調整が必要になります。


そのくらいシビアに感じ取ることができると、

上背部のコリのほぐれ方は格段に変わります。


このためには、まずは『意識を変える』ことが大切です。



シビアにみる。きめ細かくみる。といっても、

自分の感覚ですから、「やったつもりに」なりやすいんです。



例えば、個人個人で持っているモノ差しの違いと思って下さい。


1cm単位の定規と、1mm単位の定規では計測の正確さは違います。


これと同じように、細かく見る幅が、1cm単位と1mm単位では、

コリに向ける意識が変わるんです。



マッサージや指圧では1mm単位が当たり前です。

レベルが上がれば、もっと意識を集中することで

よりきめ細かい方向性を意識することが出来ます。



上背部の中でも、特に肩甲骨と脊柱の間は

脊柱起立筋や菱形筋のコリが強い所です。


コリはわかっても、正しい方向性は難しい所です。


確実に効く方向性を見つけていくためには、

ミリ単位の方向性の調節が必要になります。


まずは、意識からミリ単位で見る!というように

変えて見ることが大切になりますよ。



今日からは、上半身の施術です。

先ずは、上背部です。

上背部とは、胸椎の8番から頭部に掛けてを指しています。



胸椎の8番から頚椎7番までの脊柱のかたわらを

背部から東部に向かって指圧をしていきます。


脊柱に近い所から肩甲骨に向かって、

第1線、第2線、第3線となります。


左の上半身から初めて行きます。



背部は、自覚症状が出ていない方も多いのですが、

肩コリや首のコリ、頭痛や腕の疲れを訴えている方には

とても重要なポイントなので、

この背部をしっかりと指圧によってほぐせるかどうかで

施術後の予後は大きく変わります。



背中をマッサージされることの少ない方は、

くすぐったく感じる事もありますので

注意をして下さいね。



ここでも、“聞く”ことをしっかりとしていれば

くすぐったいことや、コリがほぐしきれないことを

防ぐことはできます。



上背部の筋肉の大きさは下半身と違って小さい筋肉なので

こりの大きさや幅も小さいことが多いです。



そのために、触診の感覚を下半身の大きい筋肉と同じようにもっていると

上背部のコリを捉えることはできづらくなります。



また、胸椎の8番は肩甲骨の両側の下角を結んだ線の高さですが、

コリ具合によって肩甲骨の位置が変わるため、

注意しなければいけません。



コリ具合のよって、肩甲骨が上方に動いていたり、

外側に引っ張られていたりします。



この時には、下角を結んだ線が胸椎の8番にならない事もあります。

触診をする時には、必ず先輩の確認を取りながら行わないと、

しっかり練習をしても間違っていることになります。



今日は注意点を多く書いてきましたので、

明日からは実際に指圧をしていくときの注意点を

書いていきますね。



今日は、足裏の話しでもちょっと番外編



足の裏は刺激に強くて、

初心者がマッサージで押してみても

あまり効かないことが多いんです。



何度も何度も繰り返し教えていくことで

徐々に効いてくることが多いです。


初心者のウチは、効かせるまえに

自分の指がまいってしまうこともあります。



そのため、

初心者のウチは、足裏を効かせるまで繰り返し

練習をしていくことで自分の指を鍛えられます。



足裏は、強い刺激に耐えられるだけでは無くて、

角度が合っていないと“効く”ことも無いので

単に強くマッサージをすれば良いわけではありません。



考えられることはちゃんと守って、

足の裏を徹底的にマッサージをすることで

しっかりと自分の指を鍛えて下さいね。



最初は指の関節がいたくなり、

ほとんど感覚が無いような状態になりますが、

そこを乗り切ると、指先の感覚まで鋭くなりますので

ぜひ頑張って足の裏をマッサージして下さいね。
昨日は、足裏には3つのアーチがあるというお話をしました。

私は、重力が身体二度のように作用しているのか?

を治療に活かしているので、

重心位置が身体のどこにあるのか?

を、確実に見つけることが

治療の目安になっています。



足の裏で言うと、


体重が内側に掛かっているか?外側か?

体重が足の指の方に掛かっているか?踵側か?



最初は、こういったことで身体の重心位置のズレを知り

治して行きます。



足裏をマッサージするときには

体重がどこに掛かっているのかを気にしてみて下さい。



体重がどこにのっているかで

足裏に作られているアーチにかかる負担の土台が変わります。



体重が掛かっている側が硬くなりやすいんです。



足裏のマッサージをするときには

ぜひ気に留めながら施術してみて下さい。


昨日までは,スネの指圧でした。

今日は、足の裏です。



足の裏にはたくさんのツボがあって、

内臓の反射区があるといわれています。



私の考え方は、

身体に掛かる重力をどのように効率よく保つか?

を元に考えているので

足の反射区は最初からは気にしません。



足の裏には、全身の体重が掛かります。

その為に、クッションの代わりをするアーチが

3箇所あります。


①親指の付け根から内側を通って踵まで

②足根骨の内側から外側

③小指の付け根から外側を通って踵まで



この3つのアーチが上手く働くことで

体重を効率よく支えることができます。


その為には、

足の指の隙間や、足根骨のつながりで作られる関節が

スムーズに動くことが大切になります。



患者さんにはあまり自覚が無いのですが、

指と指が開きづらくなっている方は

多くいらっしゃいます。



まずは、足の裏を内側のライン

真ん中のライン、外側のラインにわけて

中足骨の間を開くようにして

まんべんなくマッサージをしていきます。



これをするだけでも、

足のアーチは回復して

軽さが出てきます。



明日は、足裏の話しの続きをします。