今月初め 私 誕生日だったのだけど
先日 27歳の娘がお祝いに来てくれたのね。
 
 
実はだいぶ前から
そのお店の前を通るたび
気になっていた「靴屋さん」があって。
 
 
でも  1人ではちょっと入りにくくて
娘にもその話はしていたので
一緒に行ってみることにしたの。
 
 
 
その靴屋さんは商店街にあるような
なんだか懐かしい~と感じる外観のお店。
 
 
あちこちに見えるポップがすべて手書きで 
どうやら年季の入った方のもの
 
というのも通り過ぎざまに気になっていたのね。
 
 
 
まず 娘と店頭に並んでいる靴を見ていたら
 
「中にも色々あるから見てね」と
 
(御年70代くらいかな)と思われる
ご主人が店内に案内してくださった。
 
 
 
お店の中に入ってみて 
 
ビックリ!!!
 
 
とにかく店内 た~~~くさんの靴!!!
 
 
靴が積み重なっている棚もある。
 
 
どれもショッピングモールなどでは見たことがない
珍しいデザインだったり
こんな色あるんだ!変わってる~
と思う個性的な靴ばかり!!!
 
 
娘も同じように思ったようで
 
(なんか  この靴屋さん  すごいぞ)
 
と目配せし合い
所狭しと置いてあるたくさんの靴を
ゆっくり見せていただいた。
 
 
 
「うちに来る人はね
 量販店では気に入った靴が見つからない人」
 
 
そうおっしゃるご主人
私が手に取った靴について
 
「それは目で選ぶ靴
 見た目綺麗だけど
 半年履いたら生地がくたくたになっちゃうよ」
 
「それは昭和の靴
 デザインはいいけれど履いてると疲れるね」
 
などなど
 
(自分のお店の商品なのに
 そんなにダメ出ししていいんですか)
 
という言葉の数々。
 
 
でも ある1つの靴を私が手に取った時
 
「それは10年はもつ 今 買うべき靴
 もう製造していないからね それだけ」と。
 
 
履いてみると めっちゃ履きやすい!
 
 
他にも私が気になった靴は何種類かシリーズがあり
各靴の色や履き心地について
ご主人のこだわりや理念と思えるお話も織り交ぜながら
詳しく説明してくださった。
 
 
 
通常 私も 娘も こういう買物の時
店員さんに声を掛けられたくないタイプ。
 
 
なのだけど
ご主人のお話は的を得ていて納得出来
専門的な知識を私たちにもわかりやすく教えてくださって
話していたら どんどん楽しくなってきた。
 
 
「この道 50年だからね」
 
その笑顔もとってもチャーミングで。
 
 
 
そして ご主人が
 
「ちょっとこの靴 履いてごらん」
 
と私の前に置いたのは気になったシリーズの
23.5センチの靴。
 
 
私が普段買う靴は24センチなのだけど
履いてみると ピッタリ!
 
 
「え? どうして?!」
 
驚いていると
さっき私が何足か試し履きしている時に
足の形を見ていたのだそう。
 
 
「大きさで『自分は〇センチ』って決めてしまうでしょ
 でも 靴によって みんな違うからね
 24の人でも この靴は23.5を勧める
 自分の足に合うことが大事だよ」と。
 
 
こんなこと 教えてくださった靴屋さんは初めて!
 
 
他にも
 
「これは若い人には勧めるけど 
 年配の人には勧めない」
 
「~~という考えだったら
 この靴はいいけれどね」
 
など さっきダメ出ししていた靴も
「私には合わない」という意味で
他に合う人がいる とのことのよう。
 
 
「この店にある靴は僕が自分で選んだ靴
 だから 全部いい物に違いない」
 
という言葉にご主人の確固たる誇りを感じました。
 
 
 
なんでも買い付けの際は
 
(この靴はあの人に合いそうだな)
 
とお客様の顔を思い浮かべながら選び 仕入れるそう。
 
 
ご主人はおっしゃらなかったけれど
 
「その人に合う 歩きやすい 良い靴を履いてほしい」
 
という思いが駄々洩れでいらっしゃいました。
 
 
 
そうこうしていたら おばあちゃまがご来店。
 
足に不具合があるようで すぐにご主人が診察。
 
 
靴紐の結び方を説明し 中敷きで対処されていて
 
「紐の結び方が悪かったんだね
   足のここが痛かったんだけど これで大丈夫」
 
とおばあちゃま。
 

いつもこんな風に何か問題があった時は
すぐにご主人が対応してくださるそうです。

 
ご主人との会話の様子から「常連さん」と思われ
お聞きすると
 
「とにかくこのお店の靴は履きやすいの!
 もう30年以上 通ってるのよ」と。
 
 
ちょうど私が購入しようとしていた
同じシリーズの靴をお召しで
 
「おそろいですね~」
 
なんて言って話が弾んだ。
 
 
 
おばあちゃまは母世代で
(80代には全く見えなかったけれど!)
かつてはブティックの店長さんだったのだとか。
 
 
「実家がテーラーで
 母はドレメを卒業して婦人服も縫ってました」
 
と私が言うと ドレメもご存知で
おばあちゃまも別の洋裁学校を卒業されていて
洋服談義でひと盛り上がり。
 
 
その日の私の服装や
持っていた母の形見のバッグをほめてくださり
生地や持ち手の部分をしみじみと触りながら
 
「昔はこういういいものがあったんだよねえ
 これはぜひ娘さんに残してあげないとね」って。
 
 
私はそんなに”いいもの”という認識がなかったのだけれど
確かに古い物なのに どこも壊れたりほつれたりしていない。
 
 
おばあちゃまの言葉で

このバック いっそう大切に使おう

この靴屋さんの靴も同じなんだろうな

と思ったのでした。
 
 

 
その間に娘はご主人と色々な話をしたらしく
おばあちゃまも一緒に4人で話した時は
 
「ねえ!このお店 入りにくいよね!」
 
なぁんて 私がひっそり思っていたことを
おばあちゃまがズバリ!言っちゃったりして
とにかく楽しいひと時だった。
 
 
おばあちゃまの暴露で
ご主人も同い年の80代半ばとお聞きして

「ひえ〜まったく見えなーーーい!」

とお二人の若々しさにまた驚いたりもして 笑
 

 

水色の個性的な靴

 

 

「誕生日のお祝いに♡」
と娘がプレゼントしてくれた靴。

 

 

水色の靴、快適で軽量なデザイン

 


デザイン的には同シリーズの別の靴の方が一見気に入ったのだけど

履いて横から見た時のこの「Vカット」に心が惹かれたのと

履く時のスッキリ感が違ったんだよね。


 

デザインが気に入った靴は履く時にどうもひっかかりを感じて。

 

 

靴屋で試着する水色の個性的な靴

 

 
それから 何より この軽さ!
 

プラス かかと部分を踏めば
サンダルのように履けるという2way仕様。
 

購入する前は両足 靴を履いて
店内を歩き回るのがオキマリだそうで
私が歩いている間
 
「それ履いて歩いてたら るんるんしちゃうよ~♬」
 
なんて ご主人のキュートな言葉にも大笑い。
 
 
 
付き添いだったはずの娘も一目ぼれした靴があり
それもご主人の解説付きでお買い上げ。
 
 
「また来てほしいからね」
 
と2足ともたっぷりお勉強していただいちゃった。
 
 
それでなくても お安いのに!
 
 
 
結局 1時間も滞在していて
帰り道が途中まで一緒だったおばあちゃまとも
またひとしきりおしゃべり。
 
 
「いやあ~楽しかったね♬」

「こんなに楽しい買物は初めてかも!」
 
 
買物に行っても無言で完結してしまう昨今
新鮮で 忘れかけの懐かしさも感じる体験だったな。



帰ってからも 娘と
靴のこと ご主人のこと おばあちゃまのこと

「素敵だったね」

としばらく話してました。


 
そうそう
お客様から「ずっと元気でいてー!」と言われるご主人
夕方はプールに行くのが日課だそうで

「10時~16時は店 開けてるよ」
「どうしても という時は電話してね」

とのことですよ。
 

 

東武アーバンライン「鎌ヶ谷」駅
西口から出て右へ 徒歩約2分
ボンシューズ
℡  047-443-1975

 


「号外ネット ピックアップ千葉!」さんより拝借しました
 
 
 

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