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両親の老いについて 

また私が面した老いについて綴っています。

 

 

 

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老いを生きる 目次

 

 

 

家族で外食するのは好きだけど

1人の時は家で食べるのが好きな父。

 

 

2017年に母が入院してから

2020年末に亡くなってからはさらに

料理に挑戦するようになりました。

 

 

まずは「ご飯を炊く」ことと

「味噌汁を作る」ことから始めてね。

 

 

夕食のおかずは

二世帯で住んでいる義姉が作ってくれるので

自分で用意するのは朝食と昼食。

 

 

 

私が実家に行った時は

祖母や母がよく作っていた料理や

私が作り慣れていて

父が出来そうなものを

 

「一緒に作ってみる?」

 

と誘い 

一緒に台所に立つようになりました。

 

 

 

「皮むいて」

「こう切って」

「こんな風に炒めて」

「調味料はこのくらい」

 

などと実際に段取りを1つ1つこなして

マカロニサラダ 肉じゃが 卵丼は

父1人で出来るようになりました。

 

 

 

 

シチューやカレーは

まだもうちょっとかな。

 

 

 

 

現在85歳の父。

 

 

手慣れてないから

食材を切りそろえるだけで

かなりの時間がかかってしまい

覚えも動きも年々鈍くなってきて

疲れちゃうみたい。

 

 

 

それでも 最近は

なにかしら新しいメニューで

なるべく簡単に1人で出来そうなものを

一緒に作るようにしています。

 

 

アズキ缶をお湯で溶いて煮ただけの

なんちゃっておしるこ とかね。

 

 

 

 

この間作ったのはフレンチトースト

 

 

 

 

食パンを半分に切って

 

 

 

 

卵液(卵+牛乳+砂糖少々)に浸して

 

 

 

 

フライパンで片面焼いて

とろけるチーズをのせてもう片面

 

 

 

 

ちょっと焦げちゃったけれど

グラニュー糖をかけて

甘~く美味しく出来ました♡

 

 

 

 

食パンはジャムをつけるだけ

だった父も

 

「ちょっと手間かけるとすごく美味しい!」

 

とこれは気に入り

2日連続で作ったので

きっと覚えられたでしょう。

 

 

 

 

 

先日 祖父の三十三回忌の法要があったのだけど

 

(おじいちゃんはこってりもの

 ハンバーグとかスパゲティとかグラタンとか

 私たちが好きだったもの 好きだったなぁ)

 

なんて思い出して。

 

 

 

 

母も

 

「おじいちゃんもおばあちゃんも

 子供たちと同じ料理が好きだから

 別におかず作らなくていいし助かるわ~」

 

って言ってたっけ。

 

 

祖母も母も

一から手間暇かけて すべて手作りで

毎日美味しい料理を作ってくれました。

 

 

 

 

この間 父が

 

「『長ねぎのぬた』が食べたい」

 

と言ってね。

 

 

祖母がよく作っていたそうなのだけど

私は食べた覚えがなく…

 

ネットでレシピを見て作ってみた。

 

 

 

「そうそうこんな味だった 懐かしい」

 

と。

 

 

たぶん 父が子供の頃に

祖母がよく作っていたんじゃないかな。


 

 

私がたまに行った時に作る料理は

毎度忘れちゃうみたいで

 

「こんなの初めて食べた!」

 

と毎回新鮮に驚き

食べた感想もほぼ同じ。

 

 

喜んでくれているから

それはそれでいいのだけれど 笑

 

 

 

深~くしみこんだ懐かしの味は

きっと忘れないものなんでしょうね。