続きです
息子の粗相でご近所の方々に謝罪をし
息子が傷つけたり破損した物を弁償
お許しもいただき 一件落着
形は無事に終わったことでした。
その後ずっと
それらを思い出すことなく時は過ぎました。
あの時
ご近所の方々に頭を下げた私は確かに
「申し訳ありませんでした」
という思いでした。
ですが
私の心には
他にこんな思いもあったのです。
「いつも よその人に迷惑をかけないよう
私は気を遣って暮らしているのに
なぜ こんな事が起こるの
これまでの人生
ほめられることが多かったのに
息子がこんなことをしでかして
近所の人に一体どう思われているか
息子がしたことはどれもわざとじゃない
たまたまが重なったこと
でも なんで いつも息子なの
私がしたことじゃないのに
頭を下げて人に謝罪するなんて…」
怒り
恥ずかしさ
悔しさ
屈辱
そんなどうしようもない思いがいっぱい!
だけど その思いをぶつける場所もない
だって 悪いのは息子で
その責任は保護者である私にあるんだから
とにかく まずは
現実的な対処をしなければ
親として謝罪・弁償しなければいけない
息子にきちんと注意して
今後このようなことが起こらないようにしなければ
しつけが出来てない親って言われないよう
私がもっとしっかりしなきゃダメだ
こうして私の中の
「怒り 恥ずかしさ 悔しさ 屈辱」は
現実的な対処の下に追いやられ
その後も
「思い出したくないこと」と処理して
心の奥に埋もれてしまったのでしょう。
でも
謝罪をした時も
一件落着してからも
私は人に嫌われてしまったんじゃないか
と怖かった
息子がしたことが広まって
近所の人たちに後ろ指差されるんじゃないか
とびくびくしていた
実際には言われることはなかったのに
「ダメな親」
って声が耳にまとわりついていた
そして 1番重かった思いは
それらの源にあった
「哀しみ」
哀しくて 哀しくて
苦しくて 辛くて
たまらなかったのに
誰にも弱音を吐けず
1人の時も泣けなかった
いい親・いい隣人でいるために
頑張ってこらえていた
とにかく現実的な”形”の対処をして
平気な顔してたけれど
本当はあの時
とっても とっても 哀しかった
親として 隣人として
しかるべき対処は出来たけれど
自分自身の気持ちに対しては
対処出来てなかった
…ということも
今さらながら
謝罪の記憶を思い返して
やっと 認められたこと
当時の私は
その”哀しみ”を認めてなかったし
見ないよう気づかないようにしてたから
だって
落ち込んだり 泣いたりしてたら
いい親・いい人なんて出来ない
そう思い込んでいたから
つづく
怖れ 不安 対する勇気
「怖い」と思うのは相手が見えていないからでは?
「反対されている」という思いも確証がありますか?
まず 敵・反対者と思っている相手を見定めましょう
疑惑の色眼鏡をはずして 一歩踏み込んで
心から思いを話してみたり その人を見てみましょう
恐れや不安を心から退ければ
あなたの気持ちや状況 なにかが変わるでしょう
気落ち 悲嘆 あきらめ 心の整理
哀しみに浸ることが大切な時もあります
今は少し じっと
自分の気持ちに寄添いましょう
あきらめや見送り 動けないと言う気持ち
どれも×ではありません
どんな感情も○として 大切に味わった後に
気持ちも整理されてくるでしょう
戦う 責める 立ち向かう
ずっとがんばってきましたね
誰かに負けないように 自分を守るために
身構えて 緊張を保ち よく戦いました
外に向けて戦ってきたと思うかもしれませんが
自分の気持ちと戦ってきた部分もありますね
もう敵はいません
自分も人も責めようとしなくて大丈夫
これからは力を抜いてリラックスしていきましょう
~ たまゆら占いより ~