こんばんは。
魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。
趣味の映画深読み。
今日の映画はこちらです。
「素晴らしきかな、人生」 2016年
~あらすじ~
ウィル・スミス演じる主人公ハワードは
友人と立ち上げた
広告代理店で成功をおさめ
仕事も家庭も順風満帆
意気揚々と人生を送っていた。
しかし
6歳の娘を病気で失う
という出来事があってから
すっかり意気消沈
抜け殻のような状態に…。
同僚たちはそんな彼を放っておけず
また会社経営の危機もあり
なんとか彼を元のハワードに戻すべく
奇抜な策を打ち立てる。
以下 ネタバレあります。
ハワードが意気揚々
社員たちの前でもよく語っていたのが
「愛」 「時間」 「死」
という3つの言葉。
「愛 時間 死。
この3つが
地球上の人間1人1人をつないでいる。
全ての人間が
愛を渇望し 時間を惜しみ
そして 死を恐れている。」
ハワードが仕事で大成功をおさめたのも
この3つを大切に想い
その繋がりを大事にしていたから。
でも 人間は
1度心から信じたものに裏切られると
その信頼は今度は逆に
強い恨みや憎しみに変わってしまう。
娘の死という出来事で
ハワードはずっと信じていた
「愛 時間 死」を
自分を奈落の底に突き落としたもの
として恨み 憎むようになったのだ。
そんな喪失感にはまった
ハワードを立ち直らせ
経営危機に陥った会社を再建すべく
同僚たちが考えたある奇策とは?
それは
ハワードが現実に向き合えるよう
舞台俳優3人が
「愛」「時間」「死」の概念に扮し
コミュニケーションを取る
という計画だった。
これは最初
ハワードと会社救済のための策だった。
でも 実は 同僚3人もそれぞれ
目の前に
「愛」「時間」「死」に関する現実的な問題があり
対象の概念(の人物)とタッグを組み
自分自身と向き合っていくことになる。
このお話は ザックリ言うと
信頼 → 裏切り → 復活再生
の物語
と私は見ました。
また ハワードや同僚たちが
どのように目の前にある問題と向き合い
自分自身の気持ちを整理し
新たな行動をしていくかを綴った
癒しのお話 でもあると思う。
私もカードというツールを使い
自分の心魂と対話をして
自分を癒すカードリーディングをしているけれど
3つの概念はカードと同じだな
と感じたの。
私が相手にするのは
カードという物質だけど
3人の
「愛」「時間」「死」の概念のように
本人に向けて
強い想いで語りかけてきたり
時には激情するほど
感情むき出しで向かってくるように感じる
そこは同じなのよね。
どちらも根本にあるのは
「本人の幸せを願う想い」
に違いなくて。
3つの概念の人物と
ハワードたちのやりとりを見ていて
「カードとやり取りしている状態と同じだなぁ」
と感じた場面がいくつもあったのです。
私はそういう見方だったけれど
実際に 大切な人を亡くしたり
心から信じていたものに
想定外のことで裏切られたり
そういう経験は現実にもあることで
この映画を観る時
該当する登場人物に
そのまま自分を重ねる人もいるんじゃないかな。
嘆き 失望 心の傷 泣く
とても深い悲しみを味わったのですね
思い切り泣きたかった
でも 自分を責めて 責めすぎて
泣けなかったのかもしれませんね
心はあなたに泣いて欲しいって言ってます
1人になる時間も必要です
涙は癒しと元気をもたらしてくれると信じましょう
喪失の記憶 痛み 気持ちの抱擁
心が痛むようなショックな出来事があった
のかもしれませんね その経験は大切です
今までにも同じ様なことがあり
ずっと後悔や自責の念にかられていたのなら
そのパターンを変えるチャンスだから☆
まず その痛みにじっくり寄添って感じ
その後は 振り返って自分を責めないで
今すぐはわからなくても 時が経ち
この経験を別の意味で捉えられる日が
きっときますよ
過去の思い 束縛 罪悪感 解放
人に傷つけられた ひどいことされた
または逆に 人を傷つけてしまった など
過去にショックなことがあったのでは?
今もなお その思いに自分を縛りつけ
自分や相手を責めていませんか?
辛く悲しいままの自分で居続けることも
過去を終わらせ笑顔の楽しい自分でいることも
どちらも自由に選べます
まずは心の痛みをしっかり感じて癒しましょう
あなたは過去を人生の糧に出来ますよ